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三田のいのしし 見て歩き日記

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2011年03月09日
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テーマ:生涯学習(293)
カテゴリ:広く・深く・学ぶ

御香宮神社(ごこうぐう,ごこうのみや) 驚きました!

3月3日(木)、この三田市友が丘「ふれあい」の企画でバス旅行がありました。

京都・伏見の近鉄の桃山御陵前駅近くの割烹【十二屋】で昼食のスケジュ-ルに対し

て、バスの到着が早過ぎた為、30~40分 時間待ちとなりこの御香宮神社境内におりま

した。

   (どうやら、割烹十二屋で昼食の場合、このような時間待ちはある程度の頻度で

    おきているらしい?)

我々にとって、御香宮神社ってどんなお宮さんか?

読み方すらわからないので、駐車場管理のおじさんに質問をさせてもらったら、きつい

感じのご返事で 「ごこうぐう」 との事だった。

妻と二人で、知らんなあと語り合ったことでした。

  1) 創建・修造 貞観4年(西暦862年)と古いが、豊臣秀吉公、徳川家康公がこの神

     社の維持発展に寄与して以降、今日の姿が定まったものと思われます。

   2) 日本一の安産の神様

   3) 庭で湧き出る?お水の匂いが良いところから御香宮の名前を時の天皇から頂い

     たとの説もあるらしいが、幕末薩摩藩の屯所があった場所としてもしられているら

     しい。 


☆ 最初の出会い 狛犬さん達が拝殿入り口前でお出迎えでした。

  おおぶりの狛犬さんがお出迎え。 

  堂々たるその風情 注文主の意気込みが感じられました。

 狛犬-阿形
狛犬 阿形 口を開いている姿

 狛犬-吽形狛犬 吽形 口が閉じられている姿
 拝殿入り口に向かって左側に控えている。

   文化13丙子9(台座の刻印 9の後判読できず ひのえ)、最初の文化13は西暦

   1816年で徳川幕府は家斉将軍の 治政の頃にこの狛犬が設置されたらしい。

   しっぽ尻尾の形
この尻尾の紋、形なども年代とか作者などの目安になるらしい


   左右の狛犬を通り抜けるとすぐに拝殿があり、その建て方と沢山の蟇股や斗?などに

   唖然としました。

 拝殿と呼ばれている拝殿には彩色の彫物がありびっくり

☆ 斗?・蟇股・木鼻 

   これからご紹介できる彫物などは、和歌山の国主 徳川頼宣公が寄進した「割拝殿」

   関連です

   (御本殿の彩色彫り物なども素晴らしいことが予測されましたが、時間その他で、写真

   撮影が出来ませんでした。

   御祈祷を受ける方も多かったし、安産の神様とかで赤ちゃん連れの記念撮影もあ

   り、カメラを持ってうろうろできませんでした。)

   私の偏見でしょうが、神社、仏閣って地味な存在であると思い込み過ぎたきらい

   がありましたが、 蟇股や斗?、木鼻、その他様様な所に彩色が施されている姿

   に接して、驚きを禁じえませんでした。

 (1)蟇股 (横たわる2本の柱の間にあって上部の重みを支える人字形束から年代

        を経て彫り物にまで発展・・・おもに日本で) かえるまた
   
   彩色蟇股-1蟇股-1

   彩色蟇股-2
蟇股-2

蟇股-全景
    こんな並び方でした蟇股とその上に斗?が・・・


  (2) 斗? (支える肘木とその上で上部の柱を支える升状の木製品)

     況><BR>  <input type=斗?
     3個升(ます)が並んでいて、「平三斗」と呼ばれるものでしょうか

     斗?とは、升(ますの形をした受け皿)と肘木の組み合わせによる軒の支えの

      ことで、写真は斗(ます)が、肘木の上に3個並んでますね。

      (小さな祠堂も斗?が組み込まれておりますので、驚きますよ)

  (3)木鼻 
    (横たわっている柱の先端、つまり、はな(端)から きはな→木鼻の熟語へ)

    彩色木鼻木鼻 

    この写真について、自信がありませんが、多分木鼻だと思います。
  
  (1)~(3)凄いですね。

  我々の祖先の心のりどころとして、何故、このように彩色を施しているのか。

   大いに、また、ますます興味が湧いてきました。

☆ 【割拝殿】

   検索の結果、この拝殿は【割拝殿】であるとの表現が見られました。

   真ん中に通路がある姿を意味しているのではないでしょうか。

    そこに多数の彩色された斗?、蟇股、木鼻が見られるます。

 

☆ 通路の上の彩色された彫物 残念ながらこの部分の名称は分かりません

    通路上の彫物【彫物】

☆ 唐破風元の彩色された彫り物

   唐破風 彫り物

  【唐破風】とは、この神社の場合、屋根のどの部署を指すのか自信がありませんが、

   私が撮影した彩色された屋根の下の姿から、これも唐破風であり、元の意味はこれ

   からの勉強課題。  

☆ 境内で面白い物見~つけた。

   二つの石灯篭に取り付けられた石段

   石段灯篭に取り付けられた石段
  こんな石段は初めて見ました。びっくり

☆ 絵馬堂

  

☆ 帰宅後、インタ-ネット検索で知りました。

  (1)元の伏見城から移築した表門とそこに施された【蟇股】の彫刻は、文化的に大変

     貴重な価値を 持っているらしくて、検索したインタネット上の資料にもほとんど全

     て見られます。

  (2)後日チャンスがあれば是非写真を撮影したいものですが、通用門から入って、

     ご本殿と拝殿、その周りを巡る我々は、表門は「眺めて通る」・・・が実情でした。

  (3)この表門の蟇股にしても、元々、彩色されていた?と感じられますが観光客に

     とってはなかなか分かりにくいかんじがしますが、拝殿や御本殿の彩色された

     彫物などは興味がわきやすいので、この事をもっとPRされたらいいなと思いま

     した。

☆ 締めくくりとして

三田市の神社の写真撮影を重ねるのも同じ理由からですが、神社・仏閣の造営にかくも

心な祖先たちの気持ちを、少しでも多く理解できれば幸いであります。

 

    

 

 

 

 

 






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最終更新日  2011年03月10日 15時51分46秒
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