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テーマ:生涯学習(293)
カテゴリ:広く・深く・学ぶ
御香宮神社(ごこうぐう,ごこうのみや) 驚きました! 3月3日(木)、この三田市友が丘「ふれあい」の企画でバス旅行がありました。 京都・伏見の近鉄の桃山御陵前駅近くの割烹【十二屋】で昼食のスケジュ-ルに対し て、バスの到着が早過ぎた為、30~40分 時間待ちとなりこの御香宮神社境内におりま した。 (どうやら、割烹十二屋で昼食の場合、このような時間待ちはある程度の頻度で おきているらしい?) 我々にとって、御香宮神社ってどんなお宮さんか? 読み方すらわからないので、駐車場管理のおじさんに質問をさせてもらったら、きつい 感じのご返事で 「ごこうぐう」 との事だった。 妻と二人で、知らんなあと語り合ったことでした。 1) 創建・修造 貞観4年(西暦862年)と古いが、豊臣秀吉公、徳川家康公がこの神 社の維持発展に寄与して以降、今日の姿が定まったものと思われます。 2) 日本一の安産の神様 3) 庭で湧き出る?お水の匂いが良いところから御香宮の名前を時の天皇から頂い たとの説もあるらしいが、幕末薩摩藩の屯所があった場所としてもしられているら しい。
おおぶりの狛犬さんがお出迎え。 堂々たるその風情 注文主の意気込みが感じられました。 狛犬 吽形 口が閉じられている姿 文化13丙子9(台座の刻印 9の後判読できず ひのえ)、最初の文化13は西暦 1816年で徳川幕府は家斉将軍の 治政の頃にこの狛犬が設置されたらしい。 尻尾の形
唖然としました。 割拝殿と呼ばれている拝殿には彩色の彫物があり、 ☆ 斗?・蟇股・木鼻 これからご紹介できる彫物などは、和歌山の国主 徳川頼宣公が寄進した「割拝殿」 関連です (御本殿の彩色彫り物なども素晴らしいことが予測されましたが、時間その他で、写真 撮影が出来ませんでした。 御祈祷を受ける方も多かったし、安産の神様とかで赤ちゃん連れの記念撮影もあ り、カメラを持ってうろうろできませんでした。) 私の偏見でしょうが、神社、仏閣って地味な存在であると思い込み過ぎたきらい がありましたが、 蟇股や斗?、木鼻、その他様様な所に彩色が施されている姿 に接して、驚きを禁じえませんでした。 (1)蟇股 (横たわる2本の柱の間にあって上部の重みを支える人字形束から年代 を経て彫り物にまで発展・・・おもに日本で) かえるまた
(2) 斗? (支える肘木とその上で上部の柱を支える升状の木製品) 斗? 斗?とは、升(ますの形をした受け皿)と肘木の組み合わせによる軒の支えの ことで、写真は斗(ます)が、肘木の上に3個並んでますね。 (小さな祠堂も斗?が組み込まれておりますので、驚きますよ) (3)木鼻 木鼻 この写真について、自信がありませんが、多分木鼻だと思います。 我々の祖先の心のりどころとして、何故、このように彩色を施しているのか。 大いに、また、ますます興味が湧いてきました。 ☆ 【割拝殿】 検索の結果、この拝殿は【割拝殿】であるとの表現が見られました。 真ん中に通路がある姿を意味しているのではないでしょうか。 そこに多数の彩色された斗?、蟇股、木鼻が見られるます。
☆ 通路の上の彩色された彫物 残念ながらこの部分の名称は分かりません 【彫物】 ☆ 唐破風元の彩色された彫り物
【唐破風】とは、この神社の場合、屋根のどの部署を指すのか自信がありませんが、 私が撮影した彩色された屋根の下の姿から、これも唐破風であり、元の意味はこれ からの勉強課題。 ☆ 境内で面白い物見~つけた。 二つの石灯篭に取り付けられた石段 灯篭に取り付けられた石段 ☆ 絵馬堂
☆ 帰宅後、インタ-ネット検索で知りました。 (1)元の伏見城から移築した表門とそこに施された【蟇股】の彫刻は、文化的に大変 貴重な価値を 持っているらしくて、検索したインタネット上の資料にもほとんど全 て見られます。 (2)後日チャンスがあれば是非写真を撮影したいものですが、通用門から入って、 ご本殿と拝殿、その周りを巡る我々は、表門は「眺めて通る」・・・が実情でした。 (3)この表門の蟇股にしても、元々、彩色されていた?と感じられますが観光客に とってはなかなか分かりにくいかんじがしますが、拝殿や御本殿の彩色された 彫物などは興味がわきやすいので、この事をもっとPRされたらいいなと思いま した。 ☆ 締めくくりとして 三田市の神社の写真撮影を重ねるのも同じ理由からですが、神社・仏閣の造営にかくも 心な祖先たちの気持ちを、少しでも多く理解できれば幸いであります。
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最終更新日
2011年03月10日 15時51分46秒
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