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テーマ:生涯学習(293)
カテゴリ:広く・深く・学ぶ
神社建築は素晴らしい 【懸魚 けぎょ】 懸魚と書いて”けぎょ”と読むそうです。 神社・仏閣の屋根に取り付けられた妻(つま)飾りだそうです。 魚をなんで屋根に掛けるのかと、誰しも思いますが、大昔、中国・雲南省で火事除 けとして屋根の妻面に取り付けてあったものが、仏教の普及に伴い、中国から韓国 や日本に伝わって今日に至ってる。 大歳神社の懸魚
中国・雲南省では今でも破風板に魚をつるす風習がのこっているそうですが、 詳しいことに興味をお持ちの方は[懸魚とは何?]のHPを開いてご覧ください。
御本殿や拝殿の妻面で、破風に取り付けられるので、同じ大原・大歳神社の御本殿 の設置写真を掲載してみました。
大歳神社・御本殿・懸魚 いろいろな資料でも、目立つと言えば目立つ存在ながら、意外にも見過ごしている (見過ごされている)建築物だと解説しております。 もともと魚から水を連想して火事除けとしての意味合いがあったとありますが、鯱な ども同じ意味合いから屋根にとりつけられたらしい。 7,8世紀頃の仏教伝来以来、それに付随して建築文化がもたらした建築様式の 変遷はめまぐるしいものがあり、神社も神明造、大社造などに加えて、屋根に反り がある春日造、流造、日吉(ひえ)造、八幡造などが普及したとあります。 懸魚はそれら仏教伝来後に普及した屋根の妻飾りとしてどこでも見られる存在に なったと思われます。 どうぞ神社御参詣の際は、正面だけではなくて横の屋根面などもご覧ください。 様々なデザインの懸魚が見られるので驚かれることでしょう。 御本殿は、春日造など妻面が真正面に来るので、御本殿にまで足を運ばれますと 屋根下破風に取り付けらた懸魚を見ることが出来ます。 が良く見えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月12日 10時13分56秒
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