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テーマ:生涯学習(293)
カテゴリ:広く・深く・学ぶ
☆ 懸魚って、こんな形で「火封じのおまじない」です。 懸魚の見本 大歳神社の懸魚
さて、過日、懸魚について植えの写真など、三田市大原の大歳神社を例にして見て頂き ました。 そのご、12,13日と大原の家庭菜園へ通ううちに、この友が丘と大原の間にある 3つの農業用溜池の内、最下流の大きな溜池の縁にある祠が目に付きました。 トタン屋根の祠 22年も友が丘に住んでいるので、そこに祠があることは知っていたのですが、 すっかり忘れておりました。 今回気が付いて、ふと目を遣り、びっくり。 この祠も【流造】の祠です。 流造は、日本の神社で一番多い建築様式らしいが、妻面から眺めると屋根の先端 は、表側が長くて、そこに祭壇などが設置されております。 注連縄を張っているところには、「木鼻」らしい彫物も見られます。
懸魚らしい飾り
から守る【火封じ】の飾りとして,干し魚を屋根下に飾る風習が日本にも伝わった。 池の縁の祠は、水が溜まってほしい、大水にならないように・・・など水に関する神様として 尊崇を集めてきたと思われますが、その祠にも"形ばかり"であっても、ちゃんと懸魚が 吊り下げられている。 今もちゃんと注連縄が張られているので、ご信仰は今も続いていると思われます。 神様・仏様と向き合っている我々の心について、まだまだ1%も分かっておりませんが、 何千年も前に感じた人間の"火封じ",火事除けのおまじないが三田の片隅で今も生き続 けている。 本当に不思議です。
お寺さんのお地蔵様の祠についている懸魚の紹介です。 三田市・一乗寺地蔵尊の祠
地蔵尊の懸魚 拡大図 ご覧のように、ちゃんと破風に懸魚ありました。 今日ただいまの姿ですが、お花が飾られ厚い信仰が伺われます。 何故懸魚が・・・? 推測することも楽しいですが、ここは単純に、アッ、こんな祠にも 懸魚がり下げられて居るんだ。
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