野辺に見る春のきざし
二日とと晴天の日が続かない昨今の明け暮れで、畑の作業がなかなか軌道に乗らない。何方もお困りでしょうね。
3月30日(金)やっと出来そうになったので自転車で出かけました。
今年は関西へ"春一番は来ない"と言われておりますが、この日の午後、強烈な突風交じりの風が吹き荒れました。
作業は、イチゴの二畝にマルチフィルムを掛けて、イチゴの株の位置に穴を明け、そこから
イチゴの株を引き出す作業で、夕方3時過ぎに終わりました。
5月の中旬から6月にかけて太陽の精気をいっぱいに取り込んだイチゴが食べられます。
さて、家へ持ち帰る野菜を収穫して、畑の横を流れている用水の小川へ降りて、野菜を洗いながら岸辺を見たら、水仙の株が2,3群れ、なんとまあ元気に咲いていること!
水仙の花
1mあまり農道から小川に降りて、分葱(わけぎ)を洗っているとき気が付きました。
よく晴れた午後、空気と共に綺麗でした。
ご近所のお宅の田んぼの岸ですが、ご家庭の土とともに移動した、いわゆる"捨て作り"の花だと思います。
私の畑仲間もあまり関心がないので、私が庭用にその株の一部をもらったり、写真を撮影するそんな土手の風情です。
たとえ誰に見られてなくても、懸命に、元気に咲くのが野の花の宿命でしょうか。
この花の近くには蕗の株もあるので、その気になって眺めてみました。
さっそく2,3蕗の薹が出ておりました。
蕗の薹(フキノトウ)
音もなく、静かに春を告げるフキノトウ
この前にも見てもらいましたが、このあたり一帯だけでなく、どこも「オオイヌノフグリ」が咲き、「ヒメオドリコウ」もその付近に多くの花が見られます。
いずれも欧州からの渡来植物らしいのですが、この先どこまで広がっていくのでしょうか。
皆様のご自宅や道路、田んぼの周辺も今頃はきっとこれらの花が多いことでしょう
その野草のある岸辺で、ポツン、ポツンと咲いているのが、このタンポポです。
タンポポ
こんな感じで、オオイヌノフグリやヒメオドリコソウの花に野辺を占められている中
かなり黄色が目立ちます。
西洋タンポポでは無くて、日本古来のタンポポだと勝手に決めているのですが、どうでしょうか。
500余りさかのぼった先にあるため池から出る水が音をたてて流れております小川の水辺も沢山の種類の野草が花芽の準備で大童の事だと思いますし、今年こそ
この小川の水辺の花を丹念に撮影したいと身構えている所です。