あやめの一族
6月頃までの花の中で、あやめの一族が占める割合が大きいと思う。
開花の順序に従って、ジャ-マンアイリス、ダッチアイリス、イチハツ、あやめ、キショウブ、カキツバタ、花菖蒲、ノハナショウブ などが知られている。
ネット検索などでは、ジャ-マンアイリスとダッチアイリスは、別のグル-プになっているように思いますが:
個人的な思い入れでこれらを大きな意味でアヤメグル-プとしてその整理を試みたい。
その45 ジャ-マンアイリス
なんたってその花が大きくて、派手に咲くので目立ちます。
この花の色もいろいろあるので、各人お好みの花がありそうです。
ジャ-マンアイリス(ドイツ文目)とは
1. 科 名 アヤメ科アヤメ属
2. 学 名 Ilis geranica
3. 原産地 地中海沿岸
4. 特 徴 (1)根、茎
(2)ブラシ状の毛がある
(3)真ん中の2枚の花弁が立つ。
5. 別 名 ドイツ文目
6. 花 期 4月~5月
7. 乾いた土に生える。
その46 ダッチアイリス
あやめ一族の区分をあまり知らなかった頃、このダッチアイリスを"あやめ"と思った時代もありました。
今では、すっきりした風情が好ましいあやめ族だと思っております。
しかしながら、派手さが無いのでジャ-マンアイリスに比べますと栽培されている場所が少ないように思います。
ダッチアイリスとは:
1. 科 名 アヤメ科あやめ属
2. 学 名 Iris holandica
3. 原産地 地中海沿岸
4. 特 徴 球根から育つ。
ジャ-マンアイリスと異なり、花にブラシ状の毛が無い。
5. 別 名 オランダ文目。オランダアヤメ
6. 花 期 4月~5月
7. 乾いた土に生える。
その47 一初(イチハツ)
この広い葉っぱが、アヤメとの区分けに役立ちそうです。
日本系のアヤメ類の中で一番初めに咲くので、イチハツの名前が与えられたとか。
その見分け方の代表は、葉の幅が広いことにあるらしい。
花は、あやめに非常によく似ているとおもいますが、これもネット検索等による写真を拝見してのことです。
HP「花の季節 300」さんから写真をお借りします。
http://www.hana300.com/ichiha1.html
出来るだけ早い機会に、自分の目でこの花とその葉の広さを確かめてみたい。
イチハツ(一初)とは:
1. 科 名 アヤメ科アヤメ属
2. 学 名 Iris Teclorum
3. 原産地 中国
4. 花 期 4月~5月
5. 乾いた土の上で育つ。
6. 特 徴 葉っぱの幅が広い。
その48 キショウブ
決めつけていいかどうか、分かりませんが、市内2か所で出合った例は、沼外池でしたので、湿地や池の水を好んで咲くタイプでしょうか。
和風のアヤメ類といった感じで、普通の大きさの花ですが、この黄色の花びらが綺麗です。
広野の池で群生しておりその花数の多さで、注目を浴びております。
キショウブとは:
1. 科 名 アヤメ科あやめ属
2. 学 名 Iris pseudacorus
3. 原産地 不明ですが、明治中期に渡来して、やはり湿地名で群生している。
4. 花 期
5.
6.
その49 文目(アヤメ)
あやめ一族の代表名だから、その花もよく知っていると思いがちだが、実はその実物をじっと鑑賞する機会があまりない。
私としては、これがアヤメだろうと思われる花に出合えたら、穴が開くほど観察して、「アヤメ」と表現しているが、断固アヤメと言い切るのにはもう少し時間が入りそうだ。
ジャ-マンアイリスは、どこでも見られるが、このアヤメは、個人の庭園や畑の縁などだから踏み込んでみる機会が少ない。
或いは専門業者が、あやめの改良品を大々的に販売しているかもしれませんね。
兎も角現段階では、撮影出来た写真をみて、アヤメだろうと思うことにしました。
文目とは
1. 科 名 アヤメ科あやめ属
2. 学 名 Iris sanguinea
3. 原産地
4. 別 名 菖蒲(アヤメと読む)、但し、菖蒲は別にあるので厄介だ。
5.
6. 花 期 4月~5月
7 「文目」は剣形の葉がきちんと並んで映える様子からの命名とか。
文目、筋道、模様などの意
8. 乾いた土に上で育つ。