1本のフランス菊から話が始まった。
城山運動公園下のバス停は、例年、これから「オオキンケイギク」の株が大きく育ち派手に咲いてきます。
今年はこの辺りのオオキンケイギクはまだ咲き初めでおとなしい。
5月9日(水)その草むらにバラバラながら数本、フランス菊が咲いていた。上の写真がそれです。
私 「フランス菊が咲きだしたよ」
妻 「カモミ-ルと違う?」
私、えっ、カモミ-ルって何? 名前だけ知ってるぞ。無限大に多いキク科の花かな
何しろ口で検討会を行っても勝てない運命にある男性族としては、ここは無言の行が一番か。
慎重だった背景には、タンポポ、コオニタビラコなどタビラコ類、オオジバシリなど野草のキク科について知るに及んで、あまりにも多いキク科については”分かっている”なんてとても言えそうに無いからです。
暫くたって市内へ所用で出かける度にこの白いキク科の花を見る機会が増えてきた。その1例です。
大原・大歳神社横で見た花
一応ネット検索もしてみましたが、フランス菊が正解らしかったので、比較する相手の「カモミ-ル」の写真すら見ませんでした。
5月29日(火)ついに正統派のフランス菊の植え込みに出合いました。
フランス菊
横から撮影しておればよかったと反省ですが。
ここはJR新三田駅前の武庫川縁にある500mほどの花壇(少なくともある年までは、三田市か国の武庫川の管理者が運営する花壇でした)
オオキンケイギク、ルドベキア、フランス菊などがきれいに植え込まれておりました。
その名残で、今も時期が来るとそれぞれの花が咲きます。
従って、この花はフランス菊だと言ってもいいと思う。
(草むらに金属でできた立て看板にそれぞれ花の写真付きです)
桜の列が巨木に育ち、かつての花壇もその葉陰に入りましたが、約500mの間、フランスギクは列になり、群れを成して咲いておりました。
日の当たる道路側はオオキンケイギクの列にとられているので目立ちませんが。
そこで、今夜、ネット検索で改めてカモミ-ルの花を見ました
カモミ-ルの花
ウイキペディアからお借りしました。
花弁でなくて真ん中の部分を見ると、カモミ-ルの方が極端に盛り上がっておりますね。
素人はこの辺で違いを認識できそう。
また一つ勉強しちゃった。
フランス菊だけでも世界に70種もあるとか、カモミ-ルもその種類が多そうです。
尚、この武庫川の川べりへ来て、かつてこの道路をジョギングで毎朝走り、オオキンケイギクの花を横に見ながら通り過ぎましたが、その頃よりか今の方がオオキンケイギクは沢山咲いております。
オオキンケイギク
この写真の右端の先までオオキンケイギクの花の列は続いております。
また、武庫川の河原にも沢山咲いております。
私の目から見ると、フランスギクの花もチラチラ見えております。
フランスギクとは;
1. 科 名 キク科フランスギク属
2.
ウイキペディアの紹介分の一部
北アフリカからアジアにかけての温帯地方で約70種分布。
日本では、フランスギク l.vulgare が帰化植物として道端で咲いている。
・・・
冒頭の5月9日に出合った1本は、まさに道端に咲いている帰化植物としてのフランスギクだろう。