ヒガンバナの仲間「キツネノカミソリ」の開花を見届けました。
昨年9月、初めてこの花に出合い、奇妙な名前の「キツネノカミソリ」だと分かりました。名前の由来はその葉っぱがカミソリに似ているからとありましたが、花の咲くときしかこの植物を見ないので確かめようがありませんが・・・
今朝は、ともかく昨年であった場所での開花を見届けたかった。
☆ 定点観測的な場所の「キツネノカミソリ」の花
地面に葉っぱが見られないのが特徴です。
これから花が咲く茎とつぼみ
これも地面に葉っぱは見られない。
昨年に比べて株数が少ないのは今が8月だからだろう?。
陽光さんさんと輝いていて、山際などに多いとされているこの花から考えると
珍しいのかもしれない。
予測通り咲いていたので、そこからさらに川上へ向かった。
☆ 同じ土手の上流側に1か所開花していた。昨年は見なかったものの背が低く
個体が少ないので見逃したのかもしれない。
☆ 武庫川の土手を川下へ引き返した。
このはオミナエシの仲間「オトコエシ」(男郎花)の群生地であったが、土手上の
草地を刈り取ってしまったので、今年は「オトコエシ」の花は、あきらめかけてい
るが念のため自転車をゆっくり走らせた。
なんと驚いたことに、瀬戸橋までの間で、3か所「キツネノカミソリ」の開花を
見つけて写真に収めた。
桜の木の下に見たキツネのカミソリの群れ
群れと言っても他の花に比べれば少ないが...
どんな花か拡大してみました。
あまり反り返りがないのでヒガンバナの仲間と言ってもエッとなるだろうが
お仲間です。
☆ 大原の山際、田んぼの岸でも咲いていた。
写真は出しませんが、ここは今のところ飛び飛びに咲いてました。
勝手な推測が許されるならば、モグラ対策として飛び飛びに移植してこれから
の自然拡大をねがったのかもしれません。
この花の特徴:
茎はヒガンバナと同じで、花は朱色ながら反り返りが少ない。
但し、同じヒガンバナ科なので、花の咲くときは葉がないので、その点分かりやすい。
種子で広がらず、人間の手による球根の移植などでしか広がらないこの花が、この長い川の土手などで咲いていても
草が繁茂していて除去されない場合、探すのは困難です。
今年は今日自転車で通った地域はほとんど草刈り済みだったので、「キツネノカミソリ」を発見できたと理解しております。
山際に多くみられるとの定説に対して、開けたところも2か所となったのであまりこだわることもないかもしれない。
わざわざ探し回ることはしませんが、普段利用する地域の草地などはこれから注意して歩きたい。
キツネノカミソリとは:
1. 科 名 ヒガンバナ科ヒガンバナ属 多年草
2. 学 名
3. 別 名 ハナドキニハミズハドキニハハナミズ(花時には葉見ず葉時には花見ず)、狐の剃刀
4. 原 産 アジア
5. 花 期 6月~9月
6. 環 境 山野
7. 同 族 オオキツネノカミソリは雄しべが長く突き出ているのが見わけのポイン
トだそうだ。