第5回 No.21~No.25
No.21 日本か西洋か、タンポポの花の見分け方
タンポポの花 2012-06-04 撮影
撮影の折は気が付かなかったのですが、写真実右下隅の実? その周りの総苞片が反っていると頃からこの花はセイヨウタンポポでしょうか。
ニホンタンポポの花の裏
総苞片が反り返っておりません。
セイヨウタンポポの花の裏
総苞片がかえっている
この見方を教えてくれた方が、花の外側の総苞片がめくれているかめくれてないで見分けられる...と言って、このめくれているのがセイヨウの物か、日本か忘れた!となって大笑いした事でした。
総苞片が外側にめくれるのがセイヨウタンポポでした。
但し、交雑の多い品種らしいので素人は楽しみに徹するのが安全運転だ。
※ アカミ(キレハ)タンポポ(帰化植物)・・・これも多いらしい。
No.22 セイヨウヒキヨモギ ゴマノハグサ科
【】
私の見たところでは、武庫川縁の川岸や堤防上の道路際に密集して咲いている
株が小さくて、枝が分岐しないせいか、目立たないがその発生本数は驚異的な数と言えるはずです。
こんな綺麗で可愛いお花ですが、何しろ数が多い。
セイヨウヒキヨモギとは:
1. 科 名 ゴマノハグサ科
2. 学 名 parentucellia viscosa Caruel
3. 別 名
4. 原産地 ヨ-ロッパ西部 1973年船橋市で発見。
5. 花 期
6. 同 類 在来の「ヒキヨモギ」
7. 環 境 川岸や道路端にあると教えられましたが、武庫川一周5kmの道端にも
沢山見られて驚きました。
No.23 ハルシャギク
同属にオオキンケイギクとキンケイギクがあって、昨年同様誤って表現してしまい、専門家からご指摘を受けましたが、ただの「ハルシャギク」です。
牧野富太郎博士の著書によりますと、ハルシャというのは「ペルシャ」のことらしいが、北アメリカ原産であることは変わりがないようです。
三田市内では2,3か所,細々と咲いておりました。
オオキンケイギクの如く爆発的に増殖することはもう無さそうです。
参考:オオキンケイギクの花
ハルシャギクとは:
1. 科 名 キク科
2. 学 名 Coreopsis tinctria Nutt
3. 別 名 ジャノメギク 言いえて妙で、ぴったりの別名でしょう。
4. 原産地 北アメリカ 1年生草本
5. 花 期 夏~秋
6. 草 丈 60~120cm
No.24 ヤサカフウロ
最初、三田市大原荘園の個人宅のプランタ-、ついでその近くの川除御霊神社の
参道右の藪際で発見した時は、場所を特定して騒がないほうが無難だと思いましたが、今ではこの友が丘、中央町のあちこちに見られますし、ついにはその株を我が家も貰い受けてプランタ-で、数株を育成している次第です。
つまり保護というか守る必要性がほとんどない帰化植物であると分かりました
小さな花ですが可愛い花です。
一番の難点は、なんだと思いますか ⇒ 爆発的に増えることだそうです。
次に、非常によく似た花に、「ヒメフウロ」があり、伊吹山と徳島県・剣山に自生とありますが、逸出しているかもしれません・・・そんな話です。
ヤサカフウロとは:
1. 科 名 フウロソウ科フウロソウ属
2. 学 名
3. 別 名
4. 原産地 ヨ-ロッパ
5. 花 期 5月~8月
6. 草 丈
7. 同 類 ヒメフウロ、タチフウロ、ジャコウオランダフウロ、アメリカフウロなど
No.25 アメリカフウロ 6月中旬の写真です
小さな花で、私の勝手な想像では観賞用としての価値は非常に低そうです。
但し、繁殖力が旺盛なよであり、この植物がフウロソウと気が付いて、辺りを見回してみるとその辺の休耕地では一面がこのアメリカフウロソウでした。
オオキンケイギクなどの大型の花は目立ちますが、このアメリカフウロソウは
目立たない。
実際現場にてこの植物に接してみますと、お花があるのかなあと思ったこともありました。
よく見るとこんな花でした。
おそらく三田中の空地や田んぼの岸、休耕地にはこのアメリカフウロソウが
蔓延していると思われます。
季節が違いますが、ゲンノショウコもフウロソウ科フウロソウ属であり、同属ですから似ているのは当たり前ですね。
10月初旬の花で、家庭菜園の水場危機の木の下で咲いておりました。
アメリカフウロソウとは:
1. 科 名 フウロソウ科フウロソウ属 越年生草本
2. 学 名 Geranium carolinianum
3. 別 名
4. 原産地 北アメリカ
5. 花 期 5月~6月
6. 草 丈 40cm