昨日4日(火)の日記風のブログ記事で、「ヤツデ」の写真を載せました。
終了後念のためネット検索を重ねましたところ、それまでに見落としていた面白い話に出合いました。驚いたが真相。
ブログ名 {tumu-tumu ツムラの掲示板}
記事の名前 「冬咲く花 ヤツデの開花の不思議」
お時間があり、興味をお持ちの方はクリックしてご覧ください。
ヤツデの開花状況の経時変化が示されており、納得しました。
要点は:
1. 同じ木の花粉を受粉することを避けて、他のヤツデの樹木の花粉で受粉する
ために雄しべが木から落ちた後、雌しべを持つ種本来の受粉部分が成長す
る。(雌性期)
2. 受粉を成功させるために、特別に甘い蜜を造りその特別製の密で動物たちを
誘う。
3. 集まる動物
ハナアブ、オオハナアブ、ミツバチ、オオクロバエ、キンバエ
4. 最初の開花時・・・雄しべは受粉可能・・・雄性期
私の昨日の写真に現れる状態
(1個、1個の花は、花弁と雄しべと幼い実(真ん中の丸い部分)で出来てい
る? らしい)
この時は、花弁と受粉に適していない幼い種(真ん中の丸い部分か)がある。
5. 私の写真はここまで。
6. その次の段階で、雄しべが役割を終了後落下する。
7. 種が成長して受粉可能期に入ると(雌性期)、この段階で特別製の甘い蜜で
動物を 誘い、他のヤツデの木の花粉を受け取り受粉する。
その時期としては年末ごろらしい。
その時、花びらなし、雄しべなしで、果実に受粉状態に発達した雌しべが整って
いる。
8. 近親婚を避ける為であろう。
9. 果実が出来あがると小鳥に食べてもらい、あちこちに種を落としてもらい発芽に
成功する仕組み
10.受粉できない果実も見られるらしい。
・・・・・・
概要以上の考え方が示されておりました。
我が家は、幸い八つ手の株が庭で大きく育ち、花が沢山咲いておりますので、これから年末にかけて観察を重ねて上記の興味あふれる内容を見つめてみたいと思います。
何故ヤツデがここまで手の込んだことをせざるを得なかったか、素人には分かりませんが面白いですね。
尚、これ以外のネット情報でも、ヤツデの不思議な受粉形態に関してレポ-トがありますが、やや違った見方もありました。
開花後の雄しべの落下現象に関する見方に異論がある感じでした。
私は、すべての事が驚きの連続ですから、静かに年末年始の間このヤツデの花の変化を写真にして眺めてみたいものです。