No.66~70
No.66 アメリカコナギ 帰化植物
名前の通り、アメリカからの帰化植物で水田で見られました。
稲作と共に日本へ入ってきた「コナギ」は在来の扱いでした。
2012-07-29 撮影
このように写真にし、ブログに載せることには神経を使います。
農家の方に、アメリカコナギ、コナギ、オモダカなどの水草について、その取扱いを尋ねました。
その広がり方があまりにもひどいときには農薬を掛けて駆除するが、三田米の産地として知られる当地の皆さんは、多少の水草はそのまま・・・でした。
田んぼで群生しているアメリカコナギ
2012-07-29
この水田のも農家の方にお断りして撮影させてもらいました。
昔は、人間が入り手で引き抜いてはまとめて泥の中に埋めましたが、今ではそのまま放置する生産の仕方が通常と思われます。
アメリカコナギとは:
1. 科 名 ミズアオイ科 1年生草本
2. 学 名 HeterantheraLimosa Wild.
3. 別 名
4. 原産地 北アメリカ
5. 花 期
6. 特 徴 夏に葉腋から花茎を出し、鞘状の苞葉の基部に咲く6弁花
No.67 オミナエシ
私が知る限りでは、三田の市内にはオミナエシの野生の生育は見られません。
園芸店に苗が売られているので、購入して育てた株の花がこれです。
例えば武庫川の広大な土手上の草原などでオミナエシを育成することをご検討願えないでしょうか。
三田市や武庫川の管理当局に希望します。
また、オトコエシも三田市内の野原では見たことがありません。
オミナエシもオトコエシも市内のどこかに野生で存在しているはずですが、普段気軽に散歩できる武庫川べりが最適だとおもいます。
花の部分
オミナエシとは:
1. 科 名 オミナエシ科
2. 学 名
3. 別 名 オミナメシ
4. 原産地 東アジア
5. 花 期 7月~10月
6. 特 徴 摘心すると草丈が抑えられ、花つきもよくなるどうです。
No.68 アキノタムラソウ
茎の上部に長さ10から20cmの花穂をつけ、長い筒状で青紫色の唇形の花がさく。
最初大原の谷川の縁で見つけたが、時期の深まりと共に至る所の岸で見られた。
小さな花ですから、こうして沢山撮影してみました。
2012-08-11
大原界隈を散歩されるとこの花に接することはかなり容易です。
お楽しみください。
アキノタムラソウとは:
1. 科 名 シソ科アキギリ族 多年草
2 学 名
3 別 名
4. 原産地 日本、中国、朝鮮半島
5. 花 期 7月~11月
6. 特 徴
7. 環 境 山地、野原、あぜみち。
No.69 スベリヒユ
2012-08-11
家庭菜園には、露草、オオイヌノフグリ、ホトケノザなどの他、この滑り莧、
アメリカアゼナ、トキワハゼ、ハキダメギク、メヒシバ、オヒシバ、ミゾカクシなど
雑草で、このブログの有力メンバ-が勢揃いですが、畑のお仲間は誰一人
関心がありませんよ。
大変繁殖力旺盛な雑草です、畑の厄介物です。
我々がお借りしている家庭菜園でもNo.1か2か、
除去しても、抜き去っても次から次へと生えてきます。オヒシバやメヒシバなどと異なり、姿勢が低いので耕作者の注意をあまりひきません。
黙々と除去するのがこの草です。
東北や沖縄では食料にもなっているとか、東南アジアでも食料のレパ-トリ-。
ハナスベリヒユもお仲間です。
ハナスベリヒユです、ご存知だと思います。
スベリヒユとは:
1. 科 名 スベリヒユ科スベリヒユ属 1年草
2. 学 名
3. 別 名 滑り莧(すべりひゆ) ヒユの仲間でうっかり踏んだらすべりそう。
4. 原産地 温帯から熱帯にかけて広く分布。
5. 花 期 7月~9月
6. 草 丈 5~ 30cm
7. 特 徴
No.70 クサネム
合歓の木の葉に似ていて、草なので「クサネム」と命名されたらしい。
2012-08-12 川除の休耕田にて、道路沿いの景観
ここだけしか見られませんし、普段馴染みがないのでこの植物の正体はわかりません。
クサネムの群生ぶり
このクサネムは、在来の物かもしれませんが、かなり似た物に、「アメリカツノクサネム」があるそうです。
熱帯アメリカ原産であり、日本では一部で見られるらしい。
上の写真が在来か帰化植物かは、今の所不明です。
クサネムとは:
1. 科 名 マメ科
2. 学 名
3. 別 名
4. 原産地 日本
このクサネムの生えている田んぼは水稲の植わっている田んぼのかなり広い部分が休耕田になっていて、そこにはイグサやタデ類、コナギなども繁茂していた。
出現の時期にずれがあるので、何とも言えないが、上の写真でも分かり頂けるようにクサネムも沢山繁茂しておりました。
ただ、花の部分がはっきりしなかったので、これ以上は観察出来ておりません