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三田のいのしし 見て歩き日記

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2012年12月10日
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カテゴリ:花と園芸

タイトル480
No.71~75


No.71 ナツズイセン
ヒガンバナの仲間なのに「ナツズイセン」の名前がついているので話題になります。
丘のナツズイセン


今年最初に目にした草原のナツズイセン 2012-08-17
ナツズイセン

昨年、大原交差点前の田んぼの岸で初めてこの花を見た時の印象を今でも忘れること
ができません。
しかしながら、その後県立有馬富士公園の20,000株をはじめ市内の各地で普通に咲い
ておりますので、今では気軽に鑑賞しております。

ナツズイセンとは:
1. 科 名 ヒガンバナ科ヒガンバナ属 多年草
2. 学 名 
3. 別 名 夏水仙
4. 原産地 中国
5. 花 期 8月~9月
6. 草 丈 50~70cm
7. 環 境 山野 

No.72 セリ(芹)
子供の頃からお馴染みの野草なのに意外にもふれる機会が少ない花です。
セリの花(正)
一つ一つの花をさらにマクロでみると素晴らしく綺麗な花らしい。
ネット検索の中で、この花の様々な姿を正確かつ綺麗に撮影されて、HPに組んで
おられるのを拝見しました。
田んぼの水の中、雑草に完全に埋もれたこの花をどうしたらあのように綺麗に写せるか、しかも花の裏側も。驚きました。


雑草の中のセリの花と葉
雑草の中のセリと葉
花は元にあるものは柄が短く、横に広がっているものは柄が長い。
そんな花の付き方が特色であり、散形花序と呼ばれているとか。

散形花序とか傘形花序と呼ばれる花のつき方をしているらしい。
ネット検索によると、セリ科に属する花は、かなり数が多いようだし、私自身がこの
花を見たのが大原の田んぼの中で、イ草やアメリカコナギ、コナギ、オモダカ、
タカ
サブロウなどの群生する中で見たに過ぎないので、あれこれ言及は出来ません。

独自に群生して開花したらさぞ綺麗でしょうね。

セリとは:
1. 科 名 セリ科セリ属 多年草
2. 学 名 
3. 別 名 芹
4. 原産地 アジア
5. 花 期 7月~8月
6. 草 丈 20~50cm
7. 環 境 湿地、きれいな流水の中


No.73 メヒシバ
メヒシバ
どこにでもあるのに、野菜などと共にあるので写真の撮影が難しい。
そこでこの電信柱の根元のメヒシバを撮影したのみで、畑での生育の姿を写していないのは残念です。

田畑の雑草として大変なじみが深いし、子供の頃からの付き合いです。
茎が伸びて地面に接した所から根を下ろして育つ厄介者です。
家庭菜園などで経験を持ってない方にはご理解いただけないが、したたかです。

花は小粒とありますが、私も知りません。

メヒシバとは:
1. 科 名 イネ科メヒシバ属 1年草
2. 学 名
3. 別 名 メシバ、雌日芝
4. 原産地 日本、全世界の温帯
5. 花 期 7月~11月
6. 草 丈 30~90cm
7. 環 境 田んぼ、道端、荒地


No.74 オヒシバ
足で踏んづけたら草もこうなるみたいですが、中には立ち上がっている
例もありました。
オヒシバ
2012-08-15 撮影

オヒシバの集まり
オヒシバの群生
2012-08-19 撮影

オヒシバは、メヒシバより強健であるところからの命名とされております。

家庭菜園での体験から言えば、メヒシバは野菜の茎などの絡みつくいやらしいさがあ
るのに対して、オヒシバは低い位置で、大きく育つだけですからクワで根元を切り取ればよいので、この二つの中ではオヒシバがまだ扱いやすい。
工場などの敷地でこれが繁殖したら、その駆除には手を焼くでしょうね。              
体験から引き抜くのには根が強くて力がいるが、田畑でクワがあれば根元から切り取れるので、かなり容易だと思うから・・・

オヒシバとは:
1. 科 名 イネ科オヒシバ属
2. 学 名
3. 別 名 雄日芝、チカラグサ、ワイヤ-グラス
4. 原産地 日本、北アメリカ~西アジア、インド
5. 花 期 8月~10月
6. 草 丈 20~50cm
7. 環 境 野原、道端、畑地  

No.75 センニンソウ
毒をもった草がこんなに綺麗なのが不思議です

センニンソウ一輪0819
2012-08-19 撮影

センニンソウ・全

完成間近の仙人のひげ
完成間近の仙人のヒゲ
2012-10-26 撮影
大原の谷川の縁に咲いておりましたが、どうやら強風で吹き飛ばされたらしくて、この段階の種子が見えなくなりました。
他の地域のセンニンソウは、出合いが不十分で仙人のヒゲの完成姿は来年の宿題となりました。

下井沢のあるお宅の垣根や鉄橋際、農道と武庫川の間の荒地、武庫川の土手上、大原のあるお宅の垣根、谷川べりに2か所、武庫川の川岸などで見てきました。


最初、武庫川の川岸で出合い、この花の美しさに参った。
現在では、市内の至る所に咲いていることが分かり、普通の気持ちで接しており
ますが、綺麗な印象は変わりません。

別名が「馬食わず」ウマクワズとあるが、馬や牛はこの草に出合っても食べない。
子供の頃、親の指示で牛馬の飼料として草刈をさせられましたし、この草は除くよう
指示を受けました。
牛馬は本能的にこの草を避ける気配を子供ながらに知り、あまり神経は使いませんで
したが、出合ったら刈り草の中から除去したと思います。

「センニンソウ」命名の由来が、この花の開花後、実から白いひげが出来でそれが仙人のヒゲに似ているところからとされておりますが、今年は途中までの追跡で終わりました。(2012-10-26の写真)

センニンソウとは:
1. 科 名 キンポウゲ科センニンソウ属
2. 学 名 
3. 別 名 ウマクワズ(馬食わず)、仙人草、
4. 原産地 日本、中国、朝鮮
5. 花 期 8月~9月
6  草 丈 つる性
7. 環 境 野原
 

今回はメヒシバ(雌日芝)、オヒシバ(雄日芝)と言う人間にとって歓迎しない野草の話になりましたが、自然界から見て存在理由のない草もないはずです。
私がその魅力を知らないだけだと思います。
せめてその花だけでも綺麗であってほしい。

センニンソウなど毒を持っていても綺麗で、人目を引く野草が多いのですから。
ブログ管理人独白

 






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最終更新日  2012年12月11日 06時28分49秒
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