No.86~90
No.86 コナギ
アメリカコナギと言う同属に対して、こちらは在来品というか、我が国にコメ作が導入された頃から、ともに移入されたらしい。
食用としても利用されて来た歴史がある。
2012-09-05撮影
ハ-ト型の葉でアメリカコナギと区別できるらしいが、花も地味な感じがする。
アメリカコナギの花
2012-07-31 こちらの方が早く開花しました。
今は稲作にとって大きな被害が出ない程度に除去を免れている。
ハ-ト型の葉の集まり。この程度の繁殖は放置されていた。
コナギとは:
1. 科 名 ミズアオイ科ミズアオイ属
2. 学 名
3. 別 名 ツバキバ、ツバキグサ、ナギ、イモグサ、ササナギ、ミズナギ、
トリノシタ、ハ-トグサ
4. 原 産 水稲と共に自然帰化植物であるらしい。今では在来扱い。
5. 花 期 8月末~10月頃
6.
No.87 ガガイモ
気が付いてみたら大変な繁殖ぶりで驚かされた。
青野川の土手に設置されている金網フェンスに絡みついていて、最初の発見は白い花だった。
花に毛が生えていて驚かされた。
こんな真っ白な綿毛の覆われた花も見られました。
ガガイモ
こんな感じで蔓がよく伸びる。
葉が「がが」(スッポン)に似ていて、地下に芋がある所からの命名らしい。
ガガイモとは:
1. 科 名 ガガイモ科ガガイモ属 多年草(つる性)
2. 学 名
3. 別 名 ラマ
4. 原 産 日本、朝鮮半島、中国
5. 花 期 8月
6. 特 徴 花の内側には細かな白い毛が密生しており、反り返る。
7. 環 境 野原、里山の道端
No.88 アレチヌスビトハギ 帰化植物
敢て誤解を恐れずに言えば、この野草の花のシ-ズンが来たら武庫川の土手上
の道の両側などこの「ひっつき虫」の花が咲き乱れます。
ヌスビトハギは雑木林や丘陵地の道端どのあるの対して、こちらは明るい荒地に
のびのびと育つ。
この花の段階はなかなか可愛いと思います。
大原の大手の病院の中庭でもこの花を見つけましたが、病院に相応しいと錯覚が
起きかねないくらいこの花は可愛いところが見られます。
「ひっつき虫」にならなければ良いのに。
アレチヌスビトはの群生
この花がやがて実となると豆になり、「ひっつき虫」となります。
アレチヌスビトハギとは:
1. 科 名 マメ科
2. 学 名 Desmodium paniculatum DC.
3. 別 名
4. 原 産 北アメリカ
5. 花 期 夏
6. 特 徴
7. 環 境 明るい荒地、道端
No.89 ネナシカズラ
この野草に出合うたびに、気持ちの悪さを感じる。
広い範囲、葛など野草の上を覆って、ネット状のこの野草が伸びているが、文字通り根っこがないそうだ。
何と形容してよいのか、野草に覆いかぶさる。
この花の形(総状)で、アメリカネナシカズラ(固まる)と区別できるそうだ。
こんな感じでものすごく沢山の花が咲き、その種があちこちの飛ぶとその広がりも
恐ろしいことになるのではないか。
生まれた時は根っこから育つが、ある時からその辺の野草の幹に取り付き、そこへ管を通して栄養を吸い取るようになると、自分の根っこは退化してなくなるそうです。
武庫川の土手のあちこちに沢山広がっているので、その内問題になるのではない
か。推測ですが。
ネナシカズラとは:
1. 科 名 ヒルガオ科(ネナシカズラ科)ネナシカズラ属
2. 学 名
3. 別 名
4. 原 産 在来
5. 花 期 8月~10月
6. 特 徴 根無し、葉なし、宿主の無い種子は枯れていくらしい。
No.90 大葉草藤(オオバクサフジ)
ナンテンハギをはじめ、一見似ている花が多くて、たどり着くのが大変でした。
クサフジに対して、大葉である所からの命名か。
開花の時期は異なりますが、マメ科ソラマメ属には、このオオバクサフジをはじめ
クサフジ、ナンテンハギなど合計11種の仲間があるそうだ。
武庫川の土手上で川側の斜面に生えておりました。多分あちこちに生えていることだと思いますが、野草が繁茂した中ですから出合えるのが偶然の産物です。
大葉草藤とは;
1. 科 名 マメ科ソラマメ属
2. 学 名
3. 別 名
4. 原 産
5. 花 期 8月~10月
6. 特 徴
7. 環 境 山野、低山、原野、草原