No.91~95
No.91 ミゾソバ 溝蕎麦
昨年秋、福島大池付近の湿地でこの花を見ました。
今年、こうして野草の観察を始めてこの花の事を知るにつけ様々な川、湿地など自然の残る所には、この花が咲いておりました。
溝の中、湿地の例
マムシが多い川の中、長靴を履いて入りました。
ウシノヒタイの別名の元になった葉の例
牛の額と言うか、顔そのもののにそっくりですね。
「ウシノヒタイ」の別名通り、この葉の形が分かりやすかったこと。
「マムシのすみか(住み家)でくれぐれもご注意を」・・・やはり怖かった。
谷川にも多いが、人家の側,田の縁などにも咲くのでつい近寄った。
ミゾソバとは:
1. 科 名 タデ科タデ属
2. 学 名
3. 別 名 ウシノヒタイ
4. 原産地 ニホン、アジア
5. 花 期 8月~10月
6. 特 徴 つる状に伸びた茎は、下向きのトゲでほかの茎等によりかかって枝
を分ける。
7. 環 境 湿地、あぜ、田んぼ
No.92 ホテイアオイ
ホテイアオイ-2
かねて傍へ行ってみたかったホテイアオイの花を民家の小鉢にて見せてもらった
名前はよく知られているものの、池など自然で見る例はあまりなかった。
ホテイアオイとは:
1. 科 名 ミズアオイ科ホテイアオイ属 多年草
2. 学 名
3. 別 名 ウオ-タ-ヒヤシンス、布袋葵
4. 原産地 熱帯アメリカ
5. 花 期 8月~10月
6. 特 徴 1日花
7. 環 境 池沼
No.93 キンミズヒキ
この花も市内ではあまり無いと思いましたが、三田市図書館の横歩道に沿った
垣根で出合いました。
ひっつき虫
この花も「ひっつき虫」の機能で、拡大を図る努力をしているらしい。
キンミズヒキとは:
1. 科 名 バラ科キンミズヒキ属 多年草
2. 学 名
3. 別 名 金水引
4. 原産地 東ヨ-ロッパ、アジア
5. 花 期 6月~10月
6. 特 徴 全体に毛が密生する
7. 環 境 山野、園芸品
No.94 ノササゲ
野原で育つササ下、或いは野生のササゲを意味しているはずですが、大原の山際
で、ヤブランの花を撮影の為近寄って出合いました。
ノササゲの葉
2012-09-24撮影
この葉の姿が識別ポイントらしい。
ササゲをご存知ですか。
私も名前はよく知っているし、食べているわけですが、いざ種とか花になると知りません。
ましてやその原種みたいなノササゲ。初めてです。
ここだけの出合で、市内でどのくらい繁殖しているかわかりません。
これから観察を続けてみます。
ノササゲとは:
1. 科 名 マメ科ノササゲ属 多年草
2. 学 名
3. 別 名 キツネササゲ 野豇豆
4. 原産地 日本
5. 花 期 8月~9月
6. 特 徴 自生地は山に多いらしい。つる性の茎を伸ばし、他の物に絡まり
成長する。
7. 環 境 山地、山野
No.95 ミントの花 マルバハッカ
市内福島の道路際の空き地の土手で出合いました。
一度であってみたら市内ではミントの花が、園芸品種としてではなくて野草とし
てあちこちで咲いている例に出合いました。
マルバハッカらしいまるい葉
道の岸に生えている理由の推測
フウロソウの場合にもありましたが、あまりも繁殖力が強いので、手に余って家の外へ移した、それが広がった。
或いは家庭菜園の側へ植えたものが自然に広がったなどがかんがえられます。
ヨウシュハッカ、ナガバハッカ、コショウハッカ、メグサハッカ、オランダハッカ
イヌハッカなどが日本に入り、野生化しているらしいこと。
私自身、ハッカ類の識別がほとんどできておりませんから、一応の判断として、この
花は、マルバハッカであろうと推測しております。
英語名 round-leaved mint
マルバハッカとは:
1. 科 名 シソ科
2. 学 名 Mentha rotundiflolia Huds.
3. 別 名
4. 原産地 ヨ-ロッパ
5. 花 期 夏
6. 特 徴
7. 環 境 ハ-ブとして栽培され、人家の付近で野生化している。
全体に白い毛を布く。
(日本帰化植物写真図鑑272ペ-ジから引用)