No.102~106 タデ科
既報のママコノシリヌグイ(トゲソバ)、ミゾソバなどもタデ科の仲間です。
キク科、イネ科なども仲間が多いが、このタデ科も多いと思いました。
No.102 サナエタデ
名前の通り、春の花と思われますが、稲刈り後の田んぼにぽつんと一株立ってい
た花ですから、生きのいい姿観察はは来春のお楽しみです。
春先の感じがするのに何で今頃かというと、稲刈り後の田んぼでみたからで、花が
5月~10月と開花期が長いから。
綺麗な花です
2012-10-30 撮影
2012-10-27撮影
この野草は、花に頂きから咲き始める種類だそうですから、本当に開くのはこれからでしょう。
サナエタデと私なりに見定めた花の葉と茎です。
2012-10-25 撮影
花穂の先端が垂れないので「サナエタデ」と思いましたが、葉に黒班があると指摘されているのに対して、この写真からは見えません。-
仔細に観察すると薄く黒班の形跡が見えました。
サナエタデとは:
1. 科 名 タデ科 イヌタデ属
2. 学 名
3. 別 名
4. 原 産
5. 花 期 5月~10月
6. 特 徴 花穂の先端が垂れない。イヌタデに比べて節が膨らまない。
草丈が30~60cmと低い。
No.103 ミズヒキ
言い訳無用とは承知しておりますが、細い線ですから写真が難しい。
他のタデ科の花を間違って撮影していることもありそうです。
2012-09-29 大原にて撮影
2012-09-27 コムラサキも写っております。
これだけ誰でも名前をご存知の花ですが、素人には撮影が難しい。
上から見ると赤、下から見ると白、それで水引の名前が付いたとされている。
ミズヒキとは:
1. 科 名 タデ科タデ属 多年草
2. 学 名
3. 別 名 水引
4. 原 産 日本、アジア
5. 花 期 8月~10月
6. 特 徴 茎先から長い花穂がでる。
No.104 イヌタデ
もっともポピュラ-で、どこにでもある花ですからここに登場することをご本人"もいいよ、いやだよ"と言ってるかも知れない。
2012-10-25 撮影
イヌタデの部分開花
2012-10-09 撮影
2012-10-29 撮影
イヌタデとは:
1. 科 名 タデ科タデ属 1年草
2. 学 名
3. 別 名 アカマンマ
4. 原 産 日本、中国、マレ-シア
5. 花 期 6月~10月
6. 特 徴 花弁が無く、ガク片5枚からなる紫紅色の小花が密集した花穂をつける
7. 環 境 道端、野原
No.105 ヒメツルソバ
12月20日(木)横切った兵庫中央病院の庭では今でもこの花が咲いていた。
但し、施設の蒸気排出口にある溜池の横なので割り引いて考えるべきか。
グランドカバ-プランツとして、どこにでもあることも分かった。
2012-11-08 撮影
2012-07-02 撮影
ヒメツルソバとは
1. 科 名 タデ科
2. 学 名 Persicania capitata(Polygonum capitatum)
3. 別 名 ポリゴナム、カピタツム
4. 原 産
5. 花 期 7月~11月
6. 特 徴 茎が横に這って伸び、地面に接する節から発根して四方に広がる。
No.106 ソバ (そばと書く食べる蕎麦と区別)
勿論野草ではありませんが、タデ科の仲間であり、マクロ撮影の練習台でした。
ソバは作り方次第で、年に3回生産が出来るらしいが、川除では年に1回、秋取り
の生産をしているようです。
ソバの花
2012-09-25
よく見ると素晴らしい花で、蜂たちにとってこれが魅力で飛んでくるのでしょう。
2012-10-09 撮影
側へ寄ってみるとこんな綺麗な花でした。
ウシの額状の葉と花
ウシの額に似た葉と花
ソバ畑
ともかく背が低い、植えられていると思っているうちに収穫なので一般には印象が
弱いと思いますが、川除の田んぼでは道路際が休耕になっていて、そこにはイヌタデの花がいっぱい咲いておりました。
やはり縄文時代から食べられていて、特に荒地でも良く実るので我々の祖先を救ってくれた作物らしい。
ソバとは:
1. 科 名 タデ科ソバ属 1年草
2. 学 名 Fagopyrum esculentum
3. 別 名 普通ソバ、甘ソバ、和ソバ、古代は、ソバムギ、クロムギ
4. 原 産 中国南部が有力な説だそうだ。
5. 花 期
6. 特 徴
※
ソバは作物で野草ではありませんが、
1. タデ科の仲間であること
2. 日本では生産地と時期が限られていて、あまり接する機会がないのでこの
グル-プで取り上げました。