特別編 No.115 トキワハゼ(常盤黄櫨)
No.115 トキワハゼ。 もともとは常盤爆米(はぜ)だそうだ
2012-11-03 庭のプランタ-で咲くトキワハゼ。
2012-11-03 ゴマノハグサ科
早朝はこの上に霜が降りていたはずである。
2012-11-03再掲したもので、夏の花だろうか。
この小さくて可愛い花も「常盤黄櫨」という難解な漢字で表現されている
表面的には、常盤は文字通り、「何時でも何処にでも見られる」草、花・・・
意味であるとされていることには、実態もその通りです。
我が家の庭やプランタ-にも沢山出現するので、100%理解した。
黄櫨(ハゼ)は、ハゼであり、南京黄櫨もこの字が当てられている。
この花にかんしては、意味がさっぱりわからない。
{本当は、コメを籾のまま焙って爆発させた爆米(ハゼ)に由来しているのが最も
納得のできる命名の由来だそうだ}
森 昭彦著「身近な野草のふしぎ」42,43ぺ-ジ
米が焼かれてパチンとはじけた姿が、この「トキワハゼ」の花にそっくりと言う事で、
昔はこの爆米(ハゼ)がこの花の名前にあてられたらしい。
「身近な野草のふしぎ」
少なくとも、ハゼの実を連想させる花ではないから、この本に紹介されている
常盤+爆米がより実際に近い命名でしょうね。
いつも見ることができる爆米(ハゼ)に似た花だ・・・と観察して、古人は命名の可能性あり。
森 昭彦氏の著書にも出てきますが、我が家の庭は愚か、玄関先の鉢やプランタ-でもいつの間にか、みっしりこの野草が住み着き秋遅くまで花が見られます。
2012‐05‐08撮影 ゴマノハグサ科
どうしても必要な鉢やプランタ-からは撤去しましたが、抜き取ってもしばらくすると出てくるので、心配無用でした。
鉢の中で堂々と茂るトキワハゼ
野草が威張って鉢を占拠しても、可愛いので除去なんて全く考えていなかった。
畑では、雑草をを抜いていて、ひょこっとこの花に出合った
2012‐08‐12日 撮影 もちろんこの株以外にも多々見えていた。
余りにも可愛いので、作業をやめて、縦横斜めでこの花の写真を写しましたが。
そうはきれいごとばかりも並べていられない。
他の畝でも出てきて、私の感情をくすぐり、仕事の進行を邪魔してくれる困り者でもあります。
「ムラサキサギゴケ」も岸には密集しているので、畑へ侵入しても不思議はないが
これは岸どまりの可能性がある。
ムラサキサギゴケの花
2012-05-01 ゴマノハグサ科
こんなに密集して咲くんです。撮影の方向を決めるのに難儀しました。
非常によく似てますが、色が違います。(写真は広がりのごく一部)
大きさもこちらが大きいと言われている。
同じように似ている「カキドオシ」は、畑は苦手かもしれない。
2012-05-01の写真です。 シソ科
常盤黄櫨の命名には無理があって、常盤爆米が実態に近い命名と言う事について、素晴らしい情報に接しましたので再掲ではありますが、今回取り上げてみましたご理解いただけたことと思います。
但し、公的には「」常盤黄櫨」はそのままだとおもいます。
トキワハゼとは:
1. 科 名 ゴマノハグサ科
2. 学 名 Mazus pumilus
3. 別 名
4. 原 産
5. 花 期 5月~10月
6. 特 徴 葉は地面にへばりついて茂る。走出枝(ムラサキサギゴケ)を出さない
7. 環 境 草地、畑地、道端、(芝生、プランタ-...私)
余談 爆米(ハゼ)の裏付け資料?
米が十分に熟してくる前の段階で収穫しておいて、モミガラを除き鍋で炒る。
焼き米の類ですが、これが無類の美味しさで子供の頃は、秋のこの時期が待ちかねた記憶があります。
詳細かつ正確な作り方の記憶が無いので、断言はできかねますがお米を焼いて食べる習慣があったことは間違いありません。
この焼き米の名前をどうしても思い出せないのが残念です。