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テーマ:暮らしを楽しむ(388262)
カテゴリ:広く・深く・学ぶ
平成25年1月2日(水)曇りのち雨 1年ぶりに篠山の春日神社へ初詣を致しました。 明神鳥居 隋身門(ずいじんもんと読まれます) 隋身さん(ずいじん) 神社にむかって左側 多くの隋神さんが、武人の姿で矢を背負い、弓を持った姿であるのに対して、ここ の隋身さんは、衣冠束帯の姿で矢は背負っていないようにも見えます。 但し、向かった左側に右大臣、向かって右側に左大臣を配していることは、隋身門 の主流の姿だと理解できます。 そもそも隋身さんとは:天皇や貴族が外出する際に警護官であり、今でいうSPです から、役人の中で、2番目、3番目に相当する左大臣、右大臣が隋身門の隋身さん であるのは、理屈に合わないと思います。 こんな風にも理解出来ます。 私なりにこの篠山の春日神社・隋身門の隋身さんは、単に「左大臣」「右大臣」の 掛札の方が好ましいのではないかと思いました。 ある時から菅原道真公は神様になりましたので。 従って、神様が隋身門の門衛である隋身さんである・・・やはり、それは無いでしょ 尚、ある天満神社の神官にその点を訪ねましたら、顔色を変えて憤然として「そ れはありませんと一言で否定されました。」 春日神社の隋身さんは、少し色あせてはおりますが、よく保存されていると思いまし た。 写真は、隋身門の格子の中に鎮座されており、高い腰掛に腰を掛けていらっしゃる ので写真は真正面から写せません。残念でした。 さて、ひな飾りでも右大臣は若い武官、左大臣は中老年の武官で、若い武官が黒い 口髭、中老年の武官が白い口髭で区別されておりますが、この隋身さんもその点は おさえていておりました。 但し、ここの若い武官は口髭なし。 写真を拡大して眺めて見ましたら、左右の隋身さんは弓を手にしおりますので、 この隋身さんが作られたときは、背中に矢を背負って負ったのかもしれません。 背中に矢を背負い、手に弓を持った隋身さんの例 三田天満神社の隋身さん コラ-ジュ さて、このブログをご覧の皆様へ: お近くの神社へ参詣された際、お時間がありましたら隋神門の隋神さんを眺めて ご参考までに: 大阪天満宮の隋身さんの例
尚、大阪天満宮には正門があって、単独の隋身門はありません ご参考になれば幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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