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テーマ:生涯学習(294)
カテゴリ:広く・深く・学ぶ
今日、2月26日(火)お天気がいいので、市内本町界隈で繰り広げられている 「ひなめぐり in 三田」 おひなさまロ-ドを歩こう の展示品を見物に出かけた。 その途中で、三田駅近くにある郵便局に寄るのである神社の前、鳥居をくぐった。 その根元に写真の如くこの鳥居の建立年度と再建せざるを得なかった元の鳥居に 鳥居根元の刻印 この中で十干十二支の刻印に誤りがあると思われました。 元禄十四辛巳(シンシ、かのとみ)年二月建立 (西暦1701年) ヘビの年 元禄十四年は西暦で1701年、赤穂藩浅野長矩が吉良義央に刃傷に及び、改易切 腹を命じられた年でした。 今年はその年から312年経過しており、干支では「みずのとみ」同じ巳の年でヘビ 年です。 元へ戻って、どうしてこの間違いが生じたのだろうか。 実は: 巳(シ、ミ)、己(キ、ミ)、已(イ) 非常によく似た漢字が三つあるそうだ。 私など辞書が無いとこの3字の使い分けは落第だ。 トホホ・・・ この漢字の中で、巳と己が十干十二支で採用されている 甲乙丙丁戊己庚辛壬葵 (十干) ⇒ 1から10までの数に相当する 子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥(十二支) ⇒ 1から12までの数の相当する この組み合わせで最小公倍数が60で、元へ戻る。 掲載した写真の元禄十四辛己(巳(シ、ミの誤刻?)もこの組み合わせに基づいた 年を表わしていて、当時の人々はこの「元禄十四辛巳年」と記録されていたら、それ がある年から何年たっているかと言うことが理解できたことと思われます。 西暦の年代と同じ感覚だったのでしょう。 十干の己(キ、コ)は6番目 全部で10 十二支の巳(シ、ミ)も6番目です 全部で12 現在我々はこの組み合わせによる干支について、深く考えないままうけいれており ますので、己、巳、已という三字の違いについて理解が届かないはずです。 尚、已と言う字は・・・もってとか、・・・すで(に)などの用法があるらしい。 念のため書きますが、この鳥居の誤刻も1995年の地震の年であり、再建を急ぎた い気持ちが強くて、結果として元禄十四辛巳年二月の鳥居の残骸に関して十分の 点検が出来なかったものと思われます。
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最終更新日
2013年02月26日 20時45分21秒
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