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三田のいのしし 見て歩き日記

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2013年05月15日
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カテゴリ:花と園芸

イヌコモチナデシコとコモチナデシコは共に帰化植物であり、あらゆる資料やブロ

グ,HPを拝見しても見分けが困難だ・・・そんな声ばかりでした。

1. 今年は4月の後半から観察をはじめました。
   伸びだした茎 2013-05-07

       イヌコモチナデシコ 株
      花序からピンクの花が顔を出し始めたところ。 武庫川・お殿橋の側にて。

       イヌコモチナデシコか コモチナデシコか葉の合掌部で探る
   茎 1本
   イヌコモチナデシコらしい鞘の長さがみられるが、これだけではイヌコモチナデ
   シコと決める自信なし。

2  初めての花  2013-05-09
   イヌコモチナデシコの横顔
   この写真が撮影できただけでも良かった!の心境。本当に嬉しい

  真上から見た花 2013-05-09
  イヌコモチナデシコの花
  花の先端が2列しているもののやや丸い感じ

3. これまでの結果からは、この三田市内で2か所の群落は「イヌコモチナデシコ」

   だと思っております。
  

4. その花について:
  花弁の先端は2裂する。(日本帰化植物写真図鑑より抜粋)
   イヌコモチナデシコ・川除
  武庫川に近い川除の配水場施設の傍にて

  城山公園下の歩道にて
   イヌコモチナデシコの花0513    
  
   2か所の花は、共に花弁の先端が2裂しておりますが、城山運動公園下の歩道

      の
花が、やや鋭く切れ込んでいる感じです。


5. イヌコモチナデシコはその茎に腺毛と短毛があるが、コモチナデシコは腺毛が

   無い

   イヌコモチナデシコの腺毛
    腺毛明らかに腺毛がみえる。

   この点は、城山運動公園も川除も同じ腺毛と思います。

6. 葉は対生するが、その元で鞘となる。イヌコモチナデシコは茎の径の2倍ほど

     長い。コモチナデシコは、茎の径と鞘の長さが同じぐらいだそうだ。

  イヌコモチナデシコの茎
   茎・対生する葉の集まり対生している葉の合体した
   鞘の部分 茎の径よりも長い。 

   このように鞘が長いので、この点からもこのナデシコはイヌコモチナデシコだ

   と判断いたしました。

7. 花の蕾の段階から見える包み(花序)にはたくさんの花が入っていて次々に

  その花を咲かせる。
   二つ同時に咲いている花
   沢山の花の中には、すでに1個の花だけでは無くて、2個目以降の花が花序か

   ら出かかっておりました。
 
   昨年7月に武庫川縁で出合った奇妙なバスケット状の物から出ていた可憐な

   花が、この花序が約2か月維持されていて、お仕舞の時点でも咲き続けては

   その種子をポイッ?と地面へ落とし続けたらしいことが今やっと理解できま

   した。
   一つの花序から複数の花が・・・この花が咲き続けていくと
   7月頃には下の写真の状態になるものと思われます。
   

   2012-07-28
   イヌコモチナデシコの花20120728

8. 城山運動公園下の歩道でみたイヌコモチナデシコの群落
   熟れ-1

   群れ-2
   群れ-2
   本数も異常に多いのですが、草丈が手前が低くて前方が高い
   この原因は今の所分かりません。

  すごい数です。

9. イヌコモチナデシコの名前の由来について;
  
  (1)コモチと言うのは、ムカゴなど無性的な繁殖子が出来る物・状態を指して

     いるらしい。コモチナデシコは種子で育つので誤解による命名?か


  (2)このお花に直接関係はありませんが、一般にイヌ・・・の命名は、あまり

      役に立たない物などで命名されて来たらしい。

     いずれにしてもこれまでの情報ではすっきりと理解できるものを見てお

     りません。

打ち明け話:

この花の写真を撮影し、観察してきた期間は、天候も不安であり、何しろ強風が

吹き荒れました。

一方、この花は地面から細い茎を伸ばしてその先端に花序をつけるので、風の影

をもろに受けてなびきます。

そうでなくてもマクロでの撮影が苦手な「三田のいのしし」、特に茎に生えている

であろう腺毛と短毛の見極めには、難解も無念の涙?を流しました。

結局、自然のままの撮影を断念して1本だけ抜き取り、横に置いて撮影してなんと

かこの腺毛を確認できました。

写真は必ずしも鮮明ではないかもしれませんが、カメラとパソコンの画面で見る限

り、腺毛の存在は断言できます。


早朝咲き始めてから日中に完全に開くとその様子はかなり違いますが、この点も

最初も頃は早朝撮影型で、ある情報から時間をずらして開いた花の撮影ができる

ようになって、「花弁がその先端で2裂している」姿も鮮明に捕まえられました。

ともかくこのお花を一度でいいから無風状態で眺めることができ、写真の撮影も

ゆったり出来ることを願っております。

風になびく花

なおまた、コモチナデシコの花は、これまで実物をみておりませんからイヌコモチ

ナデシコと比較もできませんので、これまで書いてきたイヌコモチナデシコについ

ての見方は幾分ト-ンがさがりますね

 






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最終更新日  2013年05月16日 16時00分50秒
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