三田のいのしし　見て歩き日記

多年草で抽水植物のガマとその仲間のヒメガマやコガマに関して、初めて調べる気に

なった。　抽水（性）植物を言う熟語も初めての出合いです。

1.　ガマについて

ガマの群れ

国道１７６号線沿いの休耕地にて

雌花が見えていて、雄花は見えにくいが雌花の上に連続して咲いている。

◆

ガマの花

抽水植物とは私が初めて出合った言葉で、なんとなしに分かった気になっていたが

手持ちの国語の辞書にもこの熟語が見られなかったので、ネット検索に頼った。

※　ガマについて
　　 「水性植物の内、水底に根を張り、茎の下部は水中にあるが茎や葉の一部が

　　　 水上に突き出ている物をいう。

　　　 ヨシ、ガマ、マコモ、コウホネなど、挺水植物ともいう」

　　　（EICネット｛環境用語集：「抽水植物」｝より

※　ガマとヒメガマとコガマの見分け方　その一　ガマについて

　　 雌花序と雄花序が連続していて、雌花序の長さが10cm～20cmのもの

８月１２日（月）花の散歩をしていて撮影したガマに関して調べてみたら、これらの資料

の内で、ガマであり、ガマの穂であることがつかめた。

ガマ（蒲、香蒲）とは：
1.　科　名　ガマ科ガマ属　多年草
2.　学　名　Typha latifolia　L.
3.　別　名　みすくさ（御簾草）
4.　花　期　６月～８月
5.　草　丈　1m～1.5m
6.　仲　間　 ヒメガマ、コガマ

◆

2.　コガマについて

　　 

    ◆

　　
　　
　
　　

　　二つの写真で花序の長さに差があるものの同一現場の花です。
　
　  2013.07.17　谷川が川除の用水路へ繋がる場所にて撮影

　　 ※　コガマと推定した理由　
　　　　　雌花序と雄花序が連続していて、雌花序の長さが6cm～10cmの物を言う
　　　　　とありますが、この谷川の中に花を観察しるとこの区分に相当しそうだ。

　　 長年このコガマが通常のガマであると思って来たが、どうやらコガマらしい。

　　 明日にでも出かけてこの雌花序（残っていたら）の長さを測ってみよう。

◆

3.　ヒメガマについて

　　 
　　　2011.07.02　国道１７６号線沿いの休耕田で撮影。

　　　◆

　　　花序と花序の間に花茎が見えるものを「ヒメガマ」と言う情報と合致していると

　 　思われます。

　　　※このガマを「ヒメガマ」と思った理由
　　　　 雌花序と雄花序が離れていて花茎の軸が見える物をヒメガマと言う・・・

　　　　 とあるので、この写真のガマがその情報に当てはまるのではないか。

2013-07-17　コガマの撮影をした時、いずれこのガマについて専門的な情報を

蒐集してガマについて知りたい…と思っていたのが、８月１２日の今日、偶然一昨年

７月２日　撮影していた写真のガマが「ヒメガマ」らしいと思えたこと。

そして宿題にしていた谷川のガマがなんと「コガマ」らしく見えたのでどうやらこれで

ガマの仲間の三つが把握できたと思った。

３年がかりとは言え、ガマらしい植物の性質が幾らか分かったのでよかった。