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三田のいのしし 見て歩き日記

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2013年12月12日
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カテゴリ:花と園芸

ヒメハギの花
ヒメハギ20130519
この尖端の部分に触れると閉じていた部分が開きその中へ小動物が入れる機構になっているそうだ。

以下にこの花との出合いとその優れた機能についてのご紹介を試みます。

地面に沿って小さくまとまっているがややテイカカズラに似た葉っぱの野草です。
ヒメハギ・茎と葉
茎には毛が沢山見られます。

ヒメハギ・茎と葉

だいたい坂道で自転車を喘ぎながらこぎあげているとかで目が左右の草むらに行った

緑の草むらに紫紺とか紫紅色などの色が目に入ると2,3m進んだ頃に「何かある」。

たいがいこんなことで初見の花に出合います。

余談ながら「ウツボグサ」(靫草)はあるJRの踏切で自転車を止めて土手の左肩を

見た時、偶然目に入った最初の花で、オヤッ???と思って本格的に自転車を止めて

調べたのがきっかけでした。

元に戻ってヒメハギももちろん最初は名前も何も知らなかった。

今までに2か所しか出合っておりませんが、何故生えているか、何故こんなに例が少な

いか、残念ながら今でもこの疑問にこたえるすべはありませんが不思議です。

尖端の珊瑚風の部分この尖端の
珊瑚に見える部分が閉じられた雄しべ雌しべなどの部屋をあけるキ-となるらしい。

飛び出した雄しべ0527この写真は、私が写真の左に見える珊瑚状の部分に触れた途端に開いて見えた雄しべの部分です。
素人写真はこんな物ですが、ネット情報の通りでした。

疑問だらけですからネット検索をしますし、図書館で資料も繰りました。

その中で、ネット検索でこの花の不思議な花粉も受け渡し方法について写真と文章で

知り、自分でもちょっとその真似もした結果が上の写真でした。

ヒメハギ・真上この花びらに似た物は萼だそうです。如何にも蜂などを誘い込む工夫と思われます。

その花の雄しべの一部の小動物など(ペン先でもなんでもよい)に触れると、それまで

閉鎖されていた雄しべやめしべ・蜜などの収められている部屋?が開口して小動物が

侵入できる機構になっていたことでした。

素晴らしい、情報を纏められた:

 

花*花*flora

http://www.juno.dti.ne.jp/~skknari/himehagi.htm

 

ヒメハギの驚嘆すべき花の構造について、その写真等により教えてくれます。

よろしかったら開いてご覧ください。

この小さな花の中に第一柱頭と第二柱頭があって、自家受粉を出来るだけ避けたい

所からこんな構造になったのではないか…そんな見解であったと思います。

さて:

このような野草の受粉に関する工夫は、サギソウとその距の存在など確実に交配を

成し遂げたい植物の進化の仕方に繋がっている例であろうかと知ることになりました。

最近、スミレや姫金魚草にある距(雄鶏の蹴爪に似ている)などもその蜜の貯め方と

飛んでくる小動物とのやり取りで花粉の移動との関係だろうちともいます。

カメラのマクロ機能が無いと、このようなブログなどでご紹介できない小さな植物の存在

ですが、小動物にとってはその匂い(私にはわかりませんが)とこの花の特異な花の色

なので十分認識可能なのではないでしょうか。

来年はこの野草の生育箇所探しを続けたい。

そして花粉の受け渡しに関して小動物が飛来して蜜を吸っている姿の撮影を通じてしり

たいものです。この点はかなり厳しいチャンスですが、今知っている2か所ともに家庭菜

園への行き返りですから楽しみです。

最初に出合った箇所は道路端でご近所の方が草刈機で刈り取られましたし、2か所目

は知るのが遅れて花の最後の方でしたから観察が足りません。

知る事に何も不満があるわけではありませんが、もっと楽しみたかったのに観る時間

が少なかったということです。






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最終更新日  2013年12月13日 11時37分48秒
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