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三田のいのしし 見て歩き日記

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2013年12月20日
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カテゴリ:花と園芸

1. ヤブマメの花(開放花)
   ヤブマメの花0919
   マメ科ヤブマメ属 2013.09.19

 

   ヤブマメの花-20919
   

    その葉
   ヤブマメの葉

2. 閉鎖花
   地上閉鎖花0920
  こうしてご専門の皆さんに教えてもらって初めてわかる、開放花が咲かなくても

  実が出来る閉鎖花が備わっている。

3. 地下閉鎖花または種(食べられる)

  ヤブマメの根っこを掘ると、この地下閉鎖花というか実が見つかるそうだ。

  来年9月中旬から後半、この株に出合ったら掘ってみたい。 

さて、

ここまでして沢山の種をつくり、地下で大きな種をつくり育てているのに今回出合った

場所は三田市内も高知県の四万十町でもそれぞれ1例ずつでした。

??? 大いに疑問在り!

 

多分、その付近にある程度まとまったヤブマメの群生が見られるものと思われますが

今回改めて勉強した内容と列記させてもらいます。

ヤブマメとは:

1. 実が熟れると鞘がクルッとねじれて中に実が数m先まで飛ばされる。

2. 地上開放花、地上閉鎖花、地下閉鎖花(種)により繁殖をはかること。

3. 地下の実は発芽率が良い。食べれれる大きさ。

4. 閉鎖花とは:

    花冠の一部または全部が開かず同一個体で自家受粉する現象。日本では11科 

   14
19種あるらしい。

5.   ヒメハギ、ミゾソバ、タツナミソウ、ホトケノザ、コスミレ(小菫)フタリシズカ なども。

6.   コスミレ(小菫)の場合を例にとると:

     (1)開放花が3月~5月頃咲く

      (2)閉鎖花が夏から秋にかけて次々に出来て、その種を飛ばし続ける。

     (3)アリのたいへん好む物質が種にあって、閉鎖花の種を好んで遠くへ運ぶ。

      このことによってさらに広範囲に広がる。

7.  地上開放花そのものが平素、雄しべ、雌しべを隠していて蜂などが接近した時に

   開いて受粉できる仕組みになるそうだ。

   (1) 雄しべの葯は、なんと1本と9本、2か所に有り、計10本

   (2) その内の9本の葯の中に雌しべの柱頭がある。

    この状況は、ヒメハギの生態とほぼ全く同じだと感じた。ヒメハギにも閉鎖花あり


ここまでしなければ種の保存が難しかったとも言えますね。 

例えばアレチヌスビトハギなどが広範囲に広がっているのに対して、同じマメ科でも

このヤブマメは、何処にでも見られるとはいかないのは、これだけ頑張っても競争力

に限界があるのでしょうか。重ね重ねのの仕組みの多さとそれまでして努力しても

あまり広がっていない所に不思議さが残ります。

 

ヤブマメは綺麗な花ですから、沢山育ち花が多く咲くことを願っております。

これまでにおおいに参考になったネット資料

しろうと自然科学者の自然観察日記
http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/201310080000/

 

ヤブマメ
http://hana-mata-hana.blog.eonet.jp/default/2011/11/403-d8ac.html

 

 

 

 

 

 






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最終更新日  2013年12月21日 07時01分12秒
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