三田のいのしし　見て歩き日記

我が家でも庭のモクレンの下などでエビネを１株ぐらいは生えていて、その花が咲いて

も可笑しくないのがこのエビネ　どういうわけか植えていなかった。

キエビネのツボミと苞片らしい物　　すっかりエビネの1種類だと思い込んだ。

◆

四万十町で久しぶりにエビネの花を見て、この黄色い苞とは違うので、この苞もエビネ

の花の一種類だと思いこんでしまいました。 

　　※　苞とは、植物用語の一つで花や花序の基部にあって、蕾を包んでいた葉をいう。

　　　　 苞葉ともいう。また個々の物を苞片という。（ネット情報）

すっかり黄色いエビネの花だと思っておたら、キエビネの苞とツボミらしい。 

では、ｴﾋﾞﾈの花とは：
この人型の
ような白い物が花でありその外側は苞片らしい。

◆　

花の上方に
苞に包まれた蕾も見られます唇形の花。

無知蒙昧を地で言っている私、エビネの花が２系統あるらしいと思ってそれぞれ撮影

して置きましたが、一見派手にみえるのは「苞」と呼ばれていて、開花するまでその花を

保護していた物らしい。今年初めてであったパキスタキスと言うキツネノマゴ科の花も

黄色い派手な苞が大きく見えていて、その隙間から純白の花が出て咲くのを見たので、

このように苞が結構派手に見えるお花の形態にもいくぶん慣れてきました。

パキスタキス ルテアの苞の例

エビネの花
上から苞が
覆いかぶさる形が多いので、慣れないと苞が邪魔になる。

今回じっくり眺めてみてその点がよく分かった。

別名で「ジエビネ」（地海老根）或いは「ヤブエビネ」と呼ばれるらしい。

エビネの命名の由来は、その根が海老に似ているからだそうだ。

ジャ－マンアイリスなどの株を掘り起こして移植する際、その姿をみると横に伸びている

姿が見られます。

たぶん「エビネ」もそんなに深くない地面で横に発達する姿が海老の形に見えるのでし

ょうね。

この花の形は、一見「キランソウ」の花に似ております。
2013.04.08

エビネとは：

1.　科　名　 ラン科エビネ属
2.　学　名　 Calanthe discolor
3.　別　名　 山宇波良
4.　原　産　 日本、朝鮮半島、中国など
5.　草　丈　　30～40cm
6.　花　期　　4～5月
7.　特　徴　　地上性のラン
8.　環　境　　山地

このｴﾋﾞﾈは病気に弱いらしい。

故郷の自宅の庭にも生えていたのにこの頃帰省した時に見えなかったのも病気でやら

れてしまったのかもしれないと気が付いた。

昔は電気製品でもこんな花、エビネやタイツリソウなど様々な花が築山の陰に植わって

いたらお店の人などが来て両親に御代は秋にでも貰うから…などと言って勝手に置い

て行く習慣があったので、エビネも生えていたのだろうと推測した時もあった。

春4月に帰省した際、妹の家の庭でエビネを見た時、我が家のことをおもいだしました

が、同様な例はご近所の何方の庭でも生えていたことだろう。

病気にかからなければですが・・・