10月14日(火)に気が付いたツワブキの花
庭のモチの木の根元 良く見るとこの段階で既に集約雄蕊が舌状花の付け根付近では出ていて
その中から雌しべ出合う柱頭も二つに分かれた姿が見られた。
元々海岸端やその崖などで育った植物、ハマナデシコの葉も艶は似ている海岸育ち。
ツワブキのつややかな葉 花と共に鑑賞されるという。
こうして観ていると、椿の厚い艶のある葉からも元々海岸育ちが伺われますね。
花の群れ。
☆ ◎
この花の成り立ちについて:
このキク科の花は、舌状花と沢山の筒状花から成り立つ(物が多いのだろうか?)。
この状態は本当の開花後の姿で、やがて集約雄蕊という物が育ち、筒状花が賑やかになる
筒状花にやがて、交配の役割を担う柱頭が2つに分岐した姿で沢山見られる時期が来る。
例えると失礼かもしれないが、ヒツジの角の如くカ-ルしている物が、柱頭であらしい。
ツワブキの花もこの時期になるとこんな状態が見られ、賑やかと言うよりも騒がしい・・・・
と人間の目からは見えるが、懸命に種を作っている姿だから素直に眺めたい心境だ。
最後に綿毛が目立つ状態を完成して、一つ一つの種が風に乗って飛び立つ。
一個一個の種にこの綿毛が付いていて、飛び出しの姿勢が出来た姿。
この花も咲き始めですから詳しいことは今後の花の展開と共に今年もご紹介出来る機会が
来るはずですが、精力的に見えるツワブキの葉であってもこんなすざましい成り立ちの上に
このキク科ツワブキ属のキク科の花が成り立っていることに感心させられますね。
☆ ◎ ◆
アキノノゲシ キク科
この花は、キク科です。舌状花のみで成り立ち、筒状花は無いそうだ(ウイキペディア引用)
私が動き回っている地帯では、この花の群落はありませんから、ふと気が付けばポツン、ポツンと
咲いていて、この花が目立つ。
この写真の左側にも切れ込んだ葉がみえる。 普通のアキノノゲシだと思う。
昨年秋、弟の連れ合いが無くなりその葬儀に出かけた郷里で、妹が車で案内してくれた故郷の
道端や野原にこの花が目立ち、妹が何気ない調子で「この花が一番好きだ」と言った。
こんな白っぽい花の色も普通に存在しているそうだ。2013.09.24 松葉川
その割にはその名前は? と問いかけたのに妹は度忘れ。
帰宅後、この街の兵庫中央病院の一画でこの花を見つけて撮影、その名前も調べた。
春に咲くノゲシに対して秋に咲くのでアキノノゲシ
一見筒状花があるように錯覚をおこすが、舌状花のみの花らしい。
一見筒状花に見える花の芯の状態。
季節の移ろいの目印の一つでしょうが、気が付かない方も多いかもしれません。
☆ ◆ ◎
ノコンギク : キク科
この花は、キク科特有の舌状花と筒状花で成り立っているようです。
この程度の集まり、野紺菊
ツワブキで昨年学習?したことが印象深いので、この花もすぐにカメラをマクロにして
この花の様子を撮影。
◆
詳しいところまでは追っかけてはいないが、ツワブキと同じような経過の後、種が完成する
ものと思われます。
ネット検索に折ると、多くの地方でそれなりに群落、或いは群落まで行かないにしてもまとまって
見える場所が見つかるらしい。
それに反して、私の行動範囲ではそれらしい群れは見つかりませんが家庭菜園の側を流れる
谷川の上流側の他の岸でにわかに花の数が増えたのでその様子は撮影。
このノコンギクは残り菊の訛りかと勝手に想像しておりましたが、漢字の表記で「野紺菊」と
分かった。
命名者がこの菊の舌状花の色などが紺色であるのを見て、野原に咲くので野紺菊と
決めたらしい。
この花は、アキノノゲシよりもずっと多く咲いて入るものの、多分多くの方はあまり気にせず
ごく普通の秋の風景として受け入れていると思われます。
筒状花の成長を見る為にやや斜めにして観ている。
分からないことが多いので、様々な写真を撮りますので、その様子もご理解願えれば
と思います。