今年は、ミズナやシュンギクの晩秋から冬の豊作を意気込んで種まきしたのは正解でしたが、
順調すぎてこの時期の豊作となり作り手としては大弱り。調理人も困っている。
さて、畑の花で久しぶりに驚いたハコベの花
この花は、萼片が5個、花びらも5枚だが深く切れ込んでいる為に10枚に見える。
柱頭が3個で葯が5個、但しその内の2つは痕跡のみ。
萼の裏側でしょうか軟毛が写っております。
葯も5個で、柱頭は3個であるとされているが、最初の写真でははっきりしないので、分かる例
を追加して挿入 (2012.11.09写真)、柱頭は花柱から3分岐しているように見える。
畑のハコベの話題に戻って:
私の記憶では、畑でハコベが咲くことはあまりなかったように思います。
黒豆と寒冷紗を掛けた白菜などの畝の間が、無風で保温がハコベに合ったのでしょう。
沢山のハコベの繁茂は道路の花壇などでも見られません。
ハコベの茂み
今ふとネット検索の情報を思い出しました。
この写真ぐらいの育ちの良さと柔らかさだと、食卓の和え物やおひたしにされた時期もあった
らしい。今や鑑賞用か花壇の御邪魔虫。
やはり花は可愛いです。
ナデシコ科ハコベ属
※ 昔々、ある所に・・・云々ではありませんが、私が青年の頃昭和20年代から30年代
前半のある時期、「紅ハコベ」の映画があったと記憶していて、ハコベには紅の花が
咲く品種もあるのか? 長い間の疑問、懸案であった。
これは小説の話、題名であることが分かった。
今回のブログの最後にその情報をコメントする予定です。
白黒映画で「紅ハコベ」とは・・・、・・・昔、昔の話です、でももう一度観たいなあ!
◆ ◎
イヌタデの花: タデ科イヌタデ属
このイヌタデは、早くからその辺に見られるのでついつい後回しにするか、今年はブログへ
の顔見世は無しの例が多いが、今年は今、畑の中を中心に野草を見て廻ったことと
わが畝の一部でまとまった姿にせっしたので頑張ってその花のマクロ系の花も含めて登場
願った。
割合多く畑でも見られますが、普通はここまで置かないで除去されます。
アカマンマと言う別名があるとされていて、子供の「おままごと」のごはんとか。
昔のことだとは思いますが、男の子の遊びにこのレパ-トリ-は無かったので、アカマンマ
の熟語、別名は知らなかった。
米粒には大変よくにておりますので、ままごと遊びのごはんぴったりでしょう。
このタデ科の花、ミゾソバもこのはなの咲いている畑の回りで普通に見れれます。
ミゾソバ
オオジバシリの花
葯の上に柱頭らしい物がヒツジの角のようにカ-ルして映っている。 キク科らしい姿。
普通この野草は例年4,5月頃開花する花とされているはずですが、今もこの畑の回りの
岸で点々と咲いております。
オオジバシリかどうか自信がありません。タンポポかと思いましたが違うと感じた。
赤花夕化粧も春先からの花だと思いますが、これもこの9,10月に元気よく開花した例
を畑へ通う道の側、山の端で見続けているこの頃です
赤花夕化粧
今では朝から咲いているのでこの名前も似合わないですが、一日中みられます。
名前やその科名属名が不明のつる草
電柱の真下に生えていたから、多分カラスがどこかからその種を運んできたのだろう?
【】
先般来、武庫川、青野川の往復でも気がついておりましたが、花の開花時期に出合わない
調べる手段の乏しく、手掛かりが無いまま来たところ、畑の岸と下の田んぼへの用水路の
上の岸にあることが分かった。
密かに調べ通りますがいまのところ?
ガガイモの蔓と葉に似ていますね。でもちょっと違うようにも思います。
ガガイモ科ガガイモ属
その花
田舎で子供の頃出合っていないので、これも帰化植物かもしれませんね。
この他、ママコノシリヌグイやヒメツルソバ、確かソバもタデ科の仲間です。
追 記
小説と映画の「紅ハコベ」について:
1. 原題 The Scarlet Pimpernel
2. 1905年 バロネル オルツィ(イギリス)の小説
3. 映画 快傑紅ハコベ 1950年 白黒
私は多分この映画を1954~1958年頃、2番館か3番館で観たのだろうと思います。
4. その後、カラ-も含めてなんだか映画化されているらしい。
5. 何方か劇画の種本として、或いは宝塚で取り上げられて多くのファンを魅了したとか。
6. 文庫本でも同名で発行されているようですから図書館などあるかも。
頭巾に顔を隠したヒ-ロ-が、フランス革命で窮地に陥った人を助ける大活躍をする話。