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カテゴリ:花と園芸
ヤツデの蕾の全貌 多分円錐花序と専門用語で呼べれると思うし、私はお神楽などで踊り手の女性が用いる鈴も 我が家の庭の最近の蕾の様子。 上述の株より遅れている。 沢山ある円錐花序で、それぞれ一つか二つの蕾の集まり、散形花序が開花 高い位置にある花に腕を伸ばして撮った写真 ヤツデは雄性先熟と言われ、同じ花の雌しべとは交配しない定め。劣性遺伝を避ける工夫か? そこでこの賑やかな物は全て雄しべの葯、一つの花に5本あります。花びらも5枚 これだけでは、開花状況が正確にはつかめないので、脚立に上がり撮影することにした。 円錐花序の頂の散形花序の花が開いた姿(円錐花序の一部) 以下の写真は、1個の花の真ん中から出かかっているのが雌しべの柱頭と呼ばれる物で、 この花の雄しべが全て落ちてしまって、自分の雄しべと交配の心配が無くなってから出てくる。 しかし、今の段階は雄性先熟の雄の花が写真の主役 (雄性期と呼ばれるらしい) 何枚か花の様子を撮影しました。
全ての雄花が咲き終わる前に、早く咲き終わった蕾から雌しべの機能として柱頭が出来る。 そうすると、最初の真っ白い花びらも無い物の表面に砂糖の40倍と言う甘さの密があふれて ハナアブ・ハチ、ハエなどを誘い、他の花の雄の花粉を受け取る作業が進行するらしい。 これらの事は、この庭で見られるのでこれから順次その様子をご紹介するつもりです。 今日は、約2か月かかるこの花の交配のかかわるドラマの1ペ-ジを捲ったところづす。 これらの作業は総合して: 1. 雄性期 2. 雌性期 と呼ばれる、この花独特の過程をへて無事に実れば、種が沢山出来る ヤツデの実 どの株を見ても雄性期の花は満開ですから、やはりハナアブなど媒介の小虫が少ないのでは? 〇 ☆ この種が出来る過程が今回開花が始まった作業の最終になるわけですが、今春この町内に みられるヤツデも株を観察したところでは、実になる花は驚くほど少なかった。 このヤツデがわざわざ他の花が少ない冬を選び、雌性期の通常の40倍もの甘い蜜を出して ハナアブや蜂、ハエなどを誘ってもこれらの虫が花が目的を達するほどいないのではないか? 我が家のヤツデはかなりの木ですから、驚くほど沢山の円錐花序を着け、其れに見られる 散形花序もすごい数。 しかし、昨年は実が殆ど稔っていなかったようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年11月06日 06時23分21秒
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