今日、9日(日)ブログにホトトギスの花糸の合体と柱頭に見られる腺毛状突起の事を載せた。
見苦しい写真なので汗をかきかき懸命のアプロ-チですが難しい。
これから以下は、再挑戦であり今朝は雨ながら(9日)撮影の写真です
柱頭に見られる腺毛状突起
柱頭が6つに分岐していることは理解できているが、こんなに腺毛状突起のマッチ棒の
如き姿・型がが多くてはそれも分かりづらい有様。
蜂などの背中などに背負った雄しべの花粉がこのような雌しべにどうして付くのか
不思議ではあります。
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6個の葯(その背中)が見える花
この葯にある花粉はこの下にある蜜を鉢などが求めて来た際うけつるわけですが、
その真上にある雌しべ(柱頭)に背を向けているのは不自然と言えば不自然、。
やはりこのホトトギスも劣性遺伝を避ける為に同じ花へな花粉を渡さないのでしょうか?
自家受粉もあるらしい。
夜。花は閉じるらしいので葯と柱頭が圧縮され、受粉するかもしれません。
ツユクサも自家受粉も行っているらしいが、それは雄しべ雌しべが同時に巻きあがって
押し付けあうからお気得る・・・こんな情報ですが、
ツユクサ
写真下端の3つ中央が雌しべ、左右が雄しべなので、自家受粉も成り立つだろう。
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このホトトギスの場合は、葯は下向きで柱頭は横に広がっているが、下向きでは無い。
距が見える花
花の基部にある丸い突起は距
距(きょ)はもともと雄鶏の足の後ろにある蹴爪(けづめ、けりづめ)
スミレとヒメキンギョソウはその突起が長いので距もイメ-ジも強いが、このホトトギスは
丸い。
ヒメキンギョソウ
雄鶏の蹴爪にかなりよく似ているように思う。
丸くても突起であること、花の根元で後ろにある突起が共通点であろうか。
サギソウなども含めて普通、蜜のたまり場所である、そこに蜂などを誘うことで交配が
成り立つ仕組みであると思いますが、この場合、蜜は花の基部にあって距に至る孔が
在るかどうか不明です。
小難しい理屈はどうでもよいことですが、ホトトギスの花が長い年月掛けて造った
仕組みとして眺めております。
ホトトギスの花・全
この程度の写真でも花糸の合体の様子が分かる。
今でもこんなに沢山花が咲いているホトトギス
蕾には腺毛が沢山付いていて、虫などからツボミを守る為に何か匂いなり、虫が嫌う
液体を出しているかもしれない。
今年は、花糸の合体、距や腺毛状突起など沢山の事を観察できてこれまでよりも一段上の
楽しみを味わったことだろう。
尚、今日は雨の中で暗いので露出を+1補正してみました。