4008265 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

三田のいのしし 見て歩き日記

三田のいのしし 見て歩き日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

さんだのいのしし

さんだのいのしし

カテゴリ

コメント新着

ななちゃん@ Re:名前の分からない黄色い5弁の花について(05/23) コナスビではないでしょうか
ななちゃん@ Re:名前の分からない黄色い5弁の花について(05/23) コナスビではないでしょうか
青木 考@ Re:睡蓮の花とネナシカズラの話です。(09/14) ブログ主様、 (ニホン)ネナシカズラが生え…
く~ちゃん@ 心配してました 長らく更新されなかったので、心配してま…

フリーページ

お気に入りブログ

種蒔きをしてみた New! グランパ3255さん

「しろうと自然科学… しろうと自然科学者さん

山野草 則利写真館 のりちゃん4752さん
猫のひたい nemuricoさん
路上観察 タマ君1144さん

カレンダー

ニューストピックス

2014年11月14日
XML
カテゴリ:花と園芸

ホトトギスの花(雄性期)  開花直後の花の状態?
ホトトギス・雄性期
柱頭が空を向いて広がっている様が分かりやすい例。

このホトトギスの花は、葯なども花弁同様の斑が在り、地肌も含めて同色で見分け難い

この写真を見ても分かるように、ホトトギスの花は葯の花糸に支えられて、葯と柱頭が伸びあがり

スカイタワ―に似た姿をしている。(私の文学的表現

雄しべ
(葯)は下を向き、雌しべがそのトップにあって両手で万歳したように上方に伸びている

どうやって交配が出来ているのか。不思議でした。

その手がかり その一 ; ネット検索により手がかりを探す。

  蜂が来て吸蜜の写真
   トケイソウと蜂
  お借りした写真。(HP「長野周辺の山歩きと山野草」からお借りしました。

    この写真でも蜂の背中と葯が接触しているかに見えます。

  蜂が花の基部にある蜜を吸いに来て、その背中がある場所にちょうど雄しべ(葯)

  の花粉があって必然的にその背中に花粉が付着できる仕組。

  雌しべである柱頭はその6本が上空を向いていて別にその辺りに蜜など蜂を引き付ける物が

  無い。

    仮にあっても中空へ突き出ている柱頭では蜂はその背中の花粉を渡せない。


では、どうやって受粉できるのかがここでわいた強い疑問 ???

雌しべ(柱頭)は上方にあってその先端は空を向いている。この状態で蜂の背中の花粉は移行

できそうにもない。 どうしているのか?

そこで資料やネット検索などで追いかけて調べてみました。   

    (1)この花は、雄性期の花が2,3日過ぎると、雌性期に入る。

    (2)この場合、柱頭は上空に向いていた6本が次第に下に曲がり、元々葯が有った高さまで

         下がる(受粉可能な位置)。
  
    (3)背中に花粉が付いた蜂が、さらに蜜を求めてこの花の基部へその顔を突っ込むと、

         その背中の花粉が柱頭に付く。目出度く受粉、交配が完了する。

    ※ この概要は:

          HP「長野周辺の山歩きと山野草」の記事からその概要を抜粋させて頂きました。

この情報に基づき倉庫(写真)の数年分を捜し歩いた。

     これから載せる花の全貌
     ホトトギス・全
     左と右上の花は雄性期の花、左下と右下は雌性期の花で柱頭が曲がり下向きになっている。

     雄性期の花が、この雄性先熟の原作から言って開花直後の花となるだろう。

      雌性期の、柱頭が受粉出来る位置まで下がったモデル的写真
      モデル的花

      この写真にも花柱から柱頭にかけて腺状突起が見られる。葯が見当たらない、エッ!

      ある情報ではこれを柱頭に虫を誘う役割か?・・・としていたが、柱頭の先端に蜂の背中が

      接触する受粉の仕方であり、蜜腺は花の基部にあるので、この腺状突起は虫よけ、雨除け

      などの役割ではないか。

       ※ この写真では、葯が映っていない。

       雄性期の花
       雄性期の花
       葯が見える。 

       葯が見やすい玄関先のホトトギスの花
       玄関先のホトトギス
       紫紅色というのでしょうか、葯が分かる例。全般的に言ってこの花は柱頭が見づらい。

       その代り、花糸の合体に包まれて伸び上る葯や柱頭は花冠から離れているので見やすい。

目からうろこが落ちる? の例え通りで、2011年以降のホトトギスの写真を順次しれべて行くと、

この通りの姿が数多くみられて、ホトトギスの花が

1. 雄性先熟と言う雄性期があること。

2. 2,3日後の雌性期へ移行すると柱頭が葯に替わり受粉出来る位置まで下がり

      受粉する。

      機能としてはヤツデの雄性期と雌性期の姿とは若干違う事も分かった。

3. 柱頭が葯の有った位置と同じかそれよりも基部に近い所まで下がれば

     蜂に背中の花粉は、いくらか支障があっても受粉はかのうですが、

     次に花のように葯が全く見られない例もあった。

       モデル的花
       再掲。

      このホトトギスも雄性期が終われば全ての葯が落下するのか、その辺は未確認です。

ともかく、ここではホトトギスの花と言う言う雄性先熟の花が、雌性期に入り受粉できる仕組みが

すっきり分かって、万々歳の心境です。

ツワブキやヤツデなど同じような活動をする花が秋から冬に向けて見られますが

このホトトギスの様に、柱頭がその先端をさがる、⤵と言うはっきりした、観察可能な花を初めて

初めて観察できて喜んでおります(2011.10.22、庭に片隅で咲くホトトギス、栽培品です)

☆ ◆ 〇

参考情報

トケイソウも雄性先熟の花らしいが、その構造がホトトギスの花に似ている。

トケイソウの花 2012.11.06
トケイソウ
花の構造が分かりやすそうなのでこの写真を選んだ。こちらは雄性期の花だろう。

5個の葯と3本の柱頭。

普通、この花の色がイメ-ジに合いそう。
トケイソウの花
柱頭の3本に内、1本が後方に倒れ込んで見えない。

もしかするとこの花は雌性期の花かもしれない。

花冠があり、副花冠があってその上に葯が5つ、さらにその上に3つに分かれた柱頭が

乗っかっている有様はホトトギスに似ている。

(HP「長野周辺の山歩きと山野草」の記事を参照。

なるほどこの写真を見ても構造は良く似ております。

但し、日本ではこの花に花粉を運ぶ適当な虫が見当たらないので、結実は人工授粉に

従うと示唆されている) 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年11月15日 09時11分14秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X