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カテゴリ:花と園芸
ホトトギスの花(雄性期) 開花直後の花の状態? このホトトギスの花は、葯なども花弁同様の斑が在り、地肌も含めて同色で見分け難い この写真を見ても分かるように、ホトトギスの花は葯の花糸に支えられて、葯と柱頭が伸びあがり スカイタワ―に似た姿をしている。(私の文学的表現 どうやって交配が出来ているのか。不思議でした。 その手がかり その一 ; ネット検索により手がかりを探す。 蜂が来て吸蜜の写真 蜂が花の基部にある蜜を吸いに来て、その背中がある場所にちょうど雄しべ(葯) の花粉があって必然的にその背中に花粉が付着できる仕組。 雌しべである柱頭はその6本が上空を向いていて別にその辺りに蜜など蜂を引き付ける物が 無い。 仮にあっても中空へ突き出ている柱頭では蜂はその背中の花粉を渡せない。
雌しべ(柱頭)は上方にあってその先端は空を向いている。この状態で蜂の背中の花粉は移行 できそうにもない。 どうしているのか? そこで資料やネット検索などで追いかけて調べてみました。 (1)この花は、雄性期の花が2,3日過ぎると、雌性期に入る。 (2)この場合、柱頭は上空に向いていた6本が次第に下に曲がり、元々葯が有った高さまで ※ この概要は: HP「長野周辺の山歩きと山野草」の記事からその概要を抜粋させて頂きました。 この情報に基づき倉庫(写真)の数年分を捜し歩いた。 雌性期の、柱頭が受粉出来る位置まで下がったモデル的写真 この写真にも花柱から柱頭にかけて腺状突起が見られる。葯が見当たらない、エッ! 接触する受粉の仕方であり、蜜腺は花の基部にあるので、この腺状突起は虫よけ、雨除け ※ この写真では、葯が映っていない。 雄性期の花 目からうろこが落ちる? の例え通りで、2011年以降のホトトギスの写真を順次しれべて行くと、 この通りの姿が数多くみられて、ホトトギスの花が 1. 雄性先熟と言う雄性期があること。 2. 2,3日後の雌性期へ移行すると柱頭が葯に替わり受粉出来る位置まで下がり 受粉する。 機能としてはヤツデの雄性期と雌性期の姿とは若干違う事も分かった。 3. 柱頭が葯の有った位置と同じかそれよりも基部に近い所まで下がれば 蜂に背中の花粉は、いくらか支障があっても受粉はかのうですが、 次に花のように葯が全く見られない例もあった。 このホトトギスも雄性期が終われば全ての葯が落下するのか、その辺は未確認です。 ともかく、ここではホトトギスの花と言う言う雄性先熟の花が、雌性期に入り受粉できる仕組みが ツワブキやヤツデなど同じような活動をする花が秋から冬に向けて見られますが このホトトギスの様に、柱頭がその先端をさがる、⤵と言うはっきりした、観察可能な花を初めて 初めて観察できて喜んでおります(2011.10.22、庭に片隅で咲くホトトギス、栽培品です) ☆ ◆ 〇 参考情報 トケイソウも雄性先熟の花らしいが、その構造がホトトギスの花に似ている。
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最終更新日
2014年11月15日 09時11分14秒
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