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三田のいのしし 見て歩き日記

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2014年11月28日
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カテゴリ:花と園芸

11月27日(木)曇りのち晴れ

兵庫中央病院の帰り道、友が丘3丁目へさしかかった際、本当にふと右折して露地を伝いながら

帰ろうと思った。

その路地をものの2.30mも入ったところにあるお宅の低い垣根沿いに紫がかった丸長い実が

目に入った。不思議なことに「これはムベの実であろう」と閃いた。

ムベ
アケビ科ムベ属 初めて見ました。

その実の拡大
ムベの実拡大
紫紅色の皮に白い粉をふいたみたいに見える。 今ごろ熟するのが普通らしい。

後ほど一部の花(雌の花)の写真と関連情報を示しますが、これがムベの実とするとその他の

果物に比べてやや遅く熟するタイプの果樹らしい。

ムベの葉と実 垣根にしっかり繁茂していて、蔓性の様子は明確でないが、そうだろう。
ムベの葉と実
この写真の如く、いまも緑が多くて、実もそこかしこい数多く実っていた。    

ムベとは:
1. 科 名 アケビ科ムベ属 : 常緑つる性木本植物
2. 学 名 Stauntonia hexaphylla
3. 別 名 郁子、野木瓜(やもっか、生薬)、トキワアケビ、常葉通草
4. 方 言 グベ、フユビ、イノチナガ、コッコ
5. 原産地 日本、中国、台湾
6. 花 期 5月
7. 名前の謂れ 昔天智天皇がこの実を食べた時、「むべなるかな(もっともなことだ)」…と言った

     事からそのままこの果実の名前になってしまった…と言い伝えがある。

    隠れている実

    垣根に沿って繁茂したこの植物が蔓性かどうか、その場ではわからなかったが、多分「ムベ」

    であり、その実で間違いないだろう。 

    ◆ 〇

関西では滋賀地方で大昔から生えていて、栽培もされた経緯があるらしい。

七世紀か八世紀の天智天皇に献上されたムベの実もこの地方の産物らしい。

数年前、故郷の四万十町にある実家でこの花に出合い、またこの友が丘2丁目にあるご家庭の

車庫の屋根にもその蔓が見られたし、その花らしい物も瞬間的には見かけたが、撮影出来る

状況では無かった。

ましてやその実が、私の腰の位置で目に触れることが出来た事は望外の喜びであった。

以上に基づき、このムベの花に関して、若干紹介したい:

☆ ◆ 〇

このムベの花は故郷の実家の庭先に大きな株が築山から小屋の屋根に掛けて繁茂していた。

       房状に咲くムベの花、雄の花が多く、雌の花の数が少ないらしい。 
       ムベの花

       この植物は同一株で雌雄の花が別に咲く系統の植物らしい。

        この花は雌花か、雄花か
        雌花柱頭が3個
        どうやらお雌花らしい。

        この花には花びらが無く、6個の萼で出来ている
        萼の様子

        参考情報: 「松江の花図鑑」から拝借致しました。
         雄花の写真
         ムベの雄花
         花の中央に見えるのが雄の合体した雄しべ、ツワブキはこの中から柱頭が出てくるが、この

          植物は雌雄異花で、雄花は雄花だけだ。

         雌花の写真
         雌花
         柱頭が4個あるように見えます。この花の詳細はこれから勉強です。

         ◆ 〇 ☆

         私の実家の庭に在ったムベの株が、かなりな茂り具合で、お花も多かった。

         その上、満開の感じでしたから訳が分からないまま撮影したが雌雄異花とは知らなかった

         ので、この雌花らしい物しか写っていない。

尚、  この 仲間でもっとも有名であり、馴染みの多い「アケビ」の雌雄異花(同じつるで)

         雄花
         雄の花2013.05.05

         雌花
         雌花
        どうやらアケビも花びらが無くて、萼のみらしい。 2013.05.05

アケビはその皮が二つに割れてなかの実が見られますが、ムベは皮が割れないし、その実は

種が多くて食べにくい風情だそうです。

関東以西のわが国の多くの地方に野生で見られ、ひどく繁茂している地域も見られる由。

永年懸案で在ったムベの花からその実まで一気通貫で見られたのも今年の成果の一つだと

喜んでおります。

残された課題は:

雌雄異花のこのムベ、来春5月ごろこの垣根に立ち寄り、両方の花を撮影したい。



 



        






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最終更新日  2014年11月28日 16時03分11秒
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