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三田のいのしし 見て歩き日記

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2015年01月04日
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広い意味で神戸・南京町の石を用いた彫り物、石像のお話:

神戸・南京町の干支の彫り物ですが中国の方々が幕末、19世紀の神戸港の開港に

伴いこの地に進出して様々な困難とご苦労の中で
地元神戸の住民と仲良く暮らし

ながら、中国5000年の歴史と伝承を忘れずにいる
或いは守ってきた印として

1. まず石の獅子などを故郷中国からそのまま持ち込む
     玉取り獅子胸には鈴がある決まり
     雄獅子は必ず右足の下に玉(毬)を置く。 あるいはこの決まりに従った石像を

     中国から輸入して置くことから歴史が始まったらしい。

2.  東、南、西の門と北の入り口の石の獅子で南京町の安寧を祈る
     ここでは南楼門のご紹介
     南楼門
     12月15日は、この門のみ撮影
     外側から南京街を海岸側の入り口で、昔坂本竜馬さんや勝海舟さんもこの辺を
     闊歩したであろか。

12月15日にJR元町駅前近くの中華料理店で大学の同期生とミニ同期会を行った

時から3週間、その間の頭の中に占める割合が多かったことの一つは、これまで

単に「狛犬」として眺め、観察し撮影して来たものが実は祖先は同じ物ながら、石の

獅子としてほとんど純粋さを保ったままお国から神戸や横浜、長崎などに持ち込まれ

ていることが分かった。

   横浜の例…多分に店の入り口に置かれていて、店のお守り
      玉取り獅子
      横浜・玉取り獅子
      定法通り右足に玉(珠、毬)を踏まえている、首或いは胸には鈴。

      子取り獅子
      小鳥   
      この一連の獅子は、材料が何であれ、基本的な姿はほぞ同じもの

このことが分かってから、改めて日本の狛犬学の権威者 上杉千郷氏の著書

      「日本全国獅子狛犬ものがたり」

を再読している。(2008年版)

139ペ-ジに「中国・韓国の獅子たち」の項があり、南京町の石の獅子達の祖先が

ある場所や、その歴史・背景などが紹介されていた。

一市民としてその持っている情報が支離滅裂であっても人様に迷惑を掛けないければ

支障はないものの、より楽しく接する意味でことしは獅子・狛犬に関しては祖先達の

ル-ツ・歴史に触れながら出合いを楽しみたい。

さて、南京町・あずまやのある広場に置かれている石の彫り物

今年の干支
未(ヒツジ)
ひつじ
明確な意図があって撮影したもので無いので寒さ除け?で包まれた毛糸の

帽子を脱がせないで撮影して仕舞った、ちょっと残念。(再掲)

十二支の終わり
亥(イ・イノシシ)(再掲)
イノシシ-2

ここまでは、これまで紹介してきたが、12月15日の撮影出来た干支のご紹介

      子(ネ、ネズミ)
      ネ
      子に向かって読書三昧、退いてくださいとお願いするわけにもいかず。

      ◆
  
      丑(ウシ、牛)
      丑


     寅 トラ
     残念ながら写真なし

     卯 ウ、ウサギ
     卯

     ◆

     辰 タツ、龍
     辰
     龍としてはこれは可愛い
      

      巳 ヘビ
 
      ◆

      午

       ◆

      未 ヒツジ
      上掲

     ◆

      申 サル 猿
      申

      酉 トリ 鳥
      写真なし

      何か?
      何か?

      これはちょっと分からない???

      干支に加えて王子動物園にいるパンダを記念して?仕上げたパンダの置物
      パンダ
      多分パンダであろう。
      この一連の石像を鑑賞しておられる方はあまりいないかもしれない。

      が、せっかくですからちょっと目を向けてもらいたい気分です。

余談ながらこの置物

      小財神人形(どう読むのが正しいのか)
      小財神人形 
      あずまやを背景のこの小財神人形の後ろや間に立っての記念撮影スポット

      になっているらしいことが、我が家の孫の姫の写真にもあったので理解できた。

パンダの石像をくわえる柔軟性と北の入り口に置かれていて、この南京町を入り口を護る石像

石の獅子は故郷中国の歴史と伝統をがんこに守る気持ちの強さをさりげなく持ち続ける。

幕末の神戸港開港以来の息遣いがそこにはあって、20世紀の歴史を刻むものとしてパンダも

そこに加わったと思うことにしました。

南京町の住人の皆様、見当違いであれば失礼します、ごめんなさい。







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最終更新日  2015年01月05日 05時28分49秒
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