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三田のいのしし 見て歩き日記

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2015年04月07日
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カテゴリ:花と園芸

今年初めて貴志の農道で出合った花:
シロバナタンポポ
シロバナタンポポ
キク科タンポポ属 日本が原産地 ほぼ年中開花の由

シロバナタンポポ-2
白い舌状花に1本の雌しべがあるが、単為生殖の為独特の構造であるかもしれない。

舌状花は普通のタンポポに比べて少なくて、確か100台で雌しべもそれに対応するはずなので

種の数も少ないだろう。

1. 三田市貴志: 農道 数か所咲いているが

   群れの花 向かって左側の路肩
     シロバナtンポポ・左側
     約10mの長さでシロバナタンポポが咲いている。右側の路肩も同様であった。
     シロバナタンポポ・右側
     根出葉の野草であり、群れと言ってもその根出葉の茎の頂に頭花と呼ばれる花が1個付く
     形になるし、ご覧のように単純に密集している感じはありませんでした。
     この傍にはクロ-バ-が同じように低い姿勢で生えているが、何とか頑張っている感じ。

様々な情報によると、少なくとも昔の西日本は「タンポポ」と言えばシロバナタンポポであり

今、ここでご紹介させてもらった群れの風景が、ごく普通のこれまでの西日本ではあったらしい。

今:

この貴志でもここの10m余りの場所を除くと以下の如く数株か1株が野道で見られる有様

すっかりセイヨウタンポポと日本の黄色いタンポポに占領されている。

2. 南ヶ丘: 歩道 今年の花 貴志からは少なくとも数キロメ-タ-離れた場所です。

     シロバナタンポポ-1
     日当たりや気温差によって茎の伸びが大きく異なる例がここでは3か所で観られた。
     
     茎の短い例
     茎の短い花・南ヶ丘
     茎が短いと言っても普通の黄色いタンポポに比べると長い茎の上に頭花が見られる。  

     野草に負けないように茎を伸ばしたシロバナタンポポ
     クキノ長い花

     花壇でツツジの陰で観られた例。 30~40cmも茎が伸びていた
     茎の長いシロバナタンポポ・南ヶ丘
     地面に倒れ込んで立ち上がっている茎は更に長いかもしれない。
     ここが室の様な温室効果がある場所に育ったので、ツツジに負けないでこんなに伸びた
     姿で観られた例だと思われます。

     良く考えてみると元々伸びる能力があり、太陽光線が豊富つまり周囲に背の高い草の無い

     場所では普通の高さ、周りの草などが伸びるところではそれに負けないで伸びる。

     南ヶ丘はその3条件がある環境なのでその違いが見れれたと言えそうだ。

     綿毛が形成される頃は通常さらに茎を伸ばすので、それぞれさらに伸びるだろう。

3. 三田市の広報誌「伸び行く三田」で紹介されていた「タンポポいろいろ」の文中には:

    市内屋敷町にシロバナタンポポが咲いている。

4.  三田市田中:武庫川の土手

     昨年4月12日の朝日新聞三田版でご紹介があったところ。
 

かつて西日本はタンポポと言えばシロバナタンポポだったと伝えられていることが事実であれば

現在その生育場所が減っているとはいえ、この三田の市内でも多くの地域でみられることだろう。 

しいて問題点をして考えられることは、その数がさらに減少に向かっているのか、昔に戻って

増加傾向にあるのか・・・と言うことだろう。

オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウなどの野草が、多くの野草もなんのその沢山見られ

ますので、根生葉と花茎の上に頭花を付けるタイプのこのタンポポにとって花茎がその他の

タンポポに比べて長いといっても他の
野草のように株立ちをして枝を伸ばして勢力を広げるその傍

ではお日様の恩恵が受けられる
機会が少ないので、なかなか生存が厳しいかもしれません。


今年三田市貴志の農道で見つけたシロバナタンポポに付いて一瞬初めての出合いだと思った。

その早とちりはさておき、結果的にこのシロバナタンポポのあれこれを復習する結果となった。

そこで得た成果は、極論したらこのブログの着手以来の驚きであった。

「単為生殖」

あらためてインタ-ネット検索を行い、シロバナタンポポを調べている内、この単為生殖という

聞き慣れない熟語に出合い、頭を抱えてしまった。

雄の花粉を必要としないで種を造り、子孫を残す行為。

ごく普通の花に見えるのに。

花弁などの色が通常のタンポポの黄色に比べて白いという違いはある。 

このタンポポの歴史の中で、どうしてこうなったのか不明ですが、そうならざるを得なかった環境の

問題があったのだろうか。

セイヨウタンポポもこの単為生殖だった。

不思議だった。セイヨウタンポポに関する情報は沢山あるが、セイヨウタンポポは2種類あって

普通の雄しべ雌しべの交配で種を造るタイプとこの単為生殖。

日本に入って来たのがたまたま単為生殖のタイプだったらしい。

あまりにも微細な情報だったから有識者達はこの点には通常触れないでおこうと決めたのかも

しれない。

もう一つ不思議なのは、この単為生殖のセイヨウタンポポと日本のタンポポの雑種がある

と聞いている。 

セイヨウタンポポ
セイヨウタンポポ

その証拠 総苞が反り返っている。
総苞の反り【】

そうであれば、セイヨウタンポポもこの花の中に雄しべが普通の状態で存在するはずだ。

様々な思いにかられながら、日本のシロバナタンポポにからむ話を書いてみた。






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最終更新日  2015年04月11日 06時03分47秒
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