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三田のいのしし 見て歩き日記

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2015年09月09日
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カテゴリ:花と園芸

ノーゼンカズラ 9月05日 国道176号線歩道と田んぼとの境にて
ノ-ゼンカズラの花
この写真では花びらに張り付いているかに見える雄しべ雌しべを意識して撮っている。

〇 ◎

今年、写真の写し方の勉強で  ”風景は絞りを絞る側で撮るのが原則ね”という情報に 

出合った後、その日はふと心が動いた結果が次の2枚です。

ノ-ゼンカズラの花 2015.07.13
ノ-ゼンカズラと遠景
f/16 iso 200 とっさにこんな条件で撮ってみただけ。

ノ-ゼンカズラと遠景-2

確かに市内貴志の豊かな田園風景の一部とフラワ-タウンが写っていて景色を感じた。

マクロレンズによるボケ
ノ-ゼンカズラ一輪・マクロレンズ
手持ちのマクロレンズで撮ってみたらこんな写真になりました。

確かにその条件次第でこの辺りの景色は姿をひそめ花に集中していた。

今年の日々の過ごし方の中で上述のような刺激も受けましたが

このノ-ゼンカズラでは
興味深い雄蕊雌しべの姿に驚きました。

私が撮
影したノ-ゼンカズラの花の内部、雄しべと雌しべ

  (1)雄蕊が合計4本、上下に2本ずつ分かれている。雌しべは上下に開く
              雄蕊雌しべ
              2015.07.21 閉じていた雄しべが開き、雌しべも2枚のへら状が見える。

              何気なく見ているこの花もこんな個性を持っていたらしい。

      (2)雌しべの2枚が閉じている。2015.09.05
              雄蕊雌しべ
              雄しべの花粉が吹きこぼれる感じですが、雌しべは2枚のへら状が閉じている。


              雄しべ未開
              2強雄しべも未開、雌しべも閉じている。


              そんな風に見えます。

              この花も大変蜜の多い花だそうで、蜜がたまる時期と雄しべ雌しべの開閉が

              相互に作用しあっているのかもしれない。

ネット情報;ウイキペディアのノ-ゼンカズラの項

               「枝先に円錐花序を萌出し直径6~7cmの橙黄色の花を対生する。

                  花房は垂下し花冠は広い漏斗型で、先端は5烈し平開する。
    
                  雄しべはは4本の内、2本が長い。

                  このことを学会用語で「2強雄しべ」と呼ぶらしい。

      ・・・・日本では結実しがたい。」

                  ◆ 〇

                  広島工業大学:HP

                  「柱頭はへら形で2片に裂けている。

                     この部分に触ると急に閉じて2片が合体します。・・・・」

日本で見られるノ-ゼンカズラは大別すると

      (1)奈良平安時代に中国から伝来のノ-ゼンカズラ 

              この花のタイプが相当する?
              枝付きノ-ゼンカズラ

       (2)アメリカノ-ゼンカズラ(下の写真と名前が一致するかどうか未確認)
               アメリカノ-ゼンカズラ
               我が家の庭に植えて、軒先の日蔭用としている品種です。
    
               花は対生しないし、垂下することもないので風流さは劣るように感じる。

               秋になるとその実が落ちますが、結実してないようで芽は出ません。


〇 ◎ ◆

上の写真でご覧願った雄蕊と雌しべは、花びらの1枚を壁のようにして張り付き、

お花の真ん中には存在しないのが特徴らしい。

その理由は不明ですが、特色があって面白い存在です。

〇 ◎ ◆

余談ながら:

1. 途方もない生命力

      豊臣秀吉の命で朝鮮に攻め入った時に持ち帰ったノ-ゼンカズラ

      北陸で現在も花を咲かせているらしい。約400年あまり

2. その根や蔓が際限もなく伸びていく協力な生命力の持ち主らしい。 

       冒頭の1枚は国道176号線沿い、大原の歩道沿いの数ですが写真の現場は

       株元から言えば20~30m伸びた先の茂みです。

3. あくまでも個人の経験からの一言ですが:

      植える場合は、根が際限もなく伸びていかないように地面の中に一定の囲いをして

      遮断することがベストだと思います。地上の枝、蔓も伸びますので周辺に何もない

      場所が管理面からは安心です。

〇 ◎ ◆

      

 






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最終更新日  2015年09月12日 05時21分46秒
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