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カテゴリ:花と園芸
ムベ(郁子)という名前そのものがともすれば忘れがちで、道路沿いでガレ-ジの屋根に 1個ぶら下がっていてまるで提灯のような姿に出合うと思い出すぐらい。 そのおかげでこんなに多くの実が色づいたムベ(郁子)アケビ科の写真が撮れた。 何か見つかるかもしれないと思って1個の実に接近 写り具合だろうが縦線は見えていない ??? 次なる興味関心はこの中身が道路から見えるか? ネット検索で、裂開しないとあった。 正真正銘の『アケビ』の裂開とは違う育ち方で、熟れたかどうかは皮が色づくかどうか。 であるかもしれない。(アケビの裂開した後の中身は子供のおやつでした…昔の物語) ともかく常緑樹のムベ、ややくすんだ寸胴のムベ、たぶんお子様方も興味を示されない 色づいた「ムベの秋」を知ることが出来ました。 11月26日(木)も市内へ出かける時にこのムベの実を観察したら、裂開しないとある この実の外皮に縦い紫色の線がはっきり見えました。 たぶん、この線が入りその色の具合で塾しかどうかわかるのだろう。 振り返ってムベの花について: 1. 2013.郷里四万十町の実家の庭でたっぷり育ち、満開だったムベに出合った写真 2. インタ-ネット検索で「松江の花図鑑」を参照。 その結果は、同一株に雌雄の花が別々に咲く事 雌の花 3個の子房の例 すべて3個の子房が見られました。 ムベの花: 雌雄の例 開花している…そんな推測です。 雄の花はこの写真の中には無かったが、開花時期がずれているかもしれない。 同一花柄の残りの3個、やや小ぶりの花が雄花らしい。 「松江の花図鑑」所載の写真 多くの花は同じ花の中に雄しべ雌しべがあって、その交配が成立しているのに このムベやアケビは同一株のなかにありながら、雌雄が別居ならぬ独立した存在に 発展してきたのか? 来年の事を言うと鬼が笑いますが、町内に2か所ムベの株があるので頑張って雄の花の 写真もゲットする気が盛り上がってきました。 ◎ ◆ 〇 余談ながら: 昨日の朝日新聞の夕刊に三谷幸喜さんの随想が載っておりました。 愛読者も多いことと存じますが、そこには: 歴史は「因果」で動いている・・・表題 来年の大河ドラマに関して、関ケ原の一戦から明治時代までの歴史的大変動は西軍に小早川 秀秋の裏切りが発端で様々な政治的大変動が生じたとの発想で大河ドラマを纏めている様が 随想に見られた。 物事の現在の姿には必ず大小の原因があり、芋づる式にその変動が変動を呼び今日の姿がある ・・・ ・・・ ◎ ◆ 〇 アケビやムベ、オモダカなど同一株でありながら雌雄異花の成り立ちにも何か、いつの時か 動きがあって、その結果がこの姿になっているのでしょうが。 その理由について専門の資料やネット情報に出合えていないので自分でも納得していない。 このムベには花びらが無いらしい。 花びらに見えるのは6個の萼だそうだ.しかもそのうち3個が外側で大きく、内側の3個は 小さい。こんな成り立ちにもこの植物の歴史、その複雑な生き残り、発展の歴史がにおいます 適者しか生存できない現世の真実ですから。 ◎ ◆ 〇
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最終更新日
2015年11月27日 09時08分32秒
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