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カテゴリ:花と園芸
キツネノカミソリの花 2016.07.27
花茎の先に散形状に3個~5個ユリに似た鮮やかな花が咲く。典型的な姿です。 2016.07-27 最初の観察 茎の列
種が出来ないから鱗茎で増えるとされているが、初回や2回目の観察からこんな姿がみて とれた。やはり種が出来ないから地価の鱗茎からのみ増える? そんな理解を仕掛けた これに対して、ウイキペディアによると: 本種には結実するものとしないものがある(三倍体 2n=32)・・・となれば、この場所 の場合はどうだろうか? 鱗茎、いわば子芋から芽が出て育つタイプと種から育つタイプがあることが分かったので ※1 雌しべを探してみました。2012.09.09撮影 : 6本の雄しべと1本の雌しべ
どうやらこの武庫川右岸のキツネノカミソリは結実し、種が出来るタイプらしい。
2012.09.05撮影 こんな写真も残っておりました。 古い写真とパソコン情報からヒガンバナ科にありながら特異なキツネノカミソリの姿を整理して 改めて、今年の花を眺め、また近くに生えているアメリカネナシカズラやオニドコロなども見て 7月27,28日と8月3日の写真から掲示 この場所で今年は2016.07.27 に開花したらしい。 それから断続的に2回出かけて観察したが、ほぼ満開の状態になった。
ほぼ30株があり、花が咲き揃った。もちろんこれからも芽が出てくることだろうが。 桜の巨木群の中の1本のの元から田んぼ側へ下がる武庫川の土手に生えていて、どう やら漸増の気配です。 その状況
「ハナドキニハミズハドキニハナミズ」の別名の通り、この花の下には一枚の葉もない が、1本の花茎には5個の花が付くので、結構賑やかに見える。 近寄ってみると-1
雌しべらしい物もあるが、わかりづらい。一見雄しべだけと思いたくなる花の姿だ。 その-2
いずれも雄しべが6本見えるが、雌しべの柱頭が見当たらない。 キツネノカミソリを地面から見上げると: 本当に葉が無い。
武庫川の管理事務所もここにキツネノカミソリが生えているのを知っていて、長大な堤の 草刈りでも、この部分はうまく除草出来ていたことが分かる写真だ。
蔓が伸びていた。不気味だ!
体を起こしてその辺を観察すると、このアメリカネナシカズラの一群の蔓が伸びて草を 花の咲き時は少し先だと思うが、年々その拡大の勢いが見られる。 この辺りのちょっとした藪の中ではヤマノイモの仲間と言われているオニドコロ(鬼野老) らしい蔓と花が見られた。 驚くくらい沢山の花が咲いていた。 雌雄異株らしいので、雌株の蔓と花をさがしてみたが、今回は見つからなかった。 1. 科 名 ヒガンバナ科ヒガンバナ属 多年草 2. 学 名 3. 別 名 ハナドキニハハミズハドキニハミズ 4. 原産地 アジア 5. 草 丈 30~50cm 6. 花 期 6月~9月 7. 環 境 山野 8. 特 徴 ヒガンバナ科の花にしては小型で花弁の反り返りも少ない。 有毒植物である。 ※ 「季節の野草・山草図鑑」210ペ-ジ引用 私が出合った三田市内のキツネノカミソリは、武庫川の支流「青野川」の右土手下、草む 今年は未だ訪問出来ておりませんが、ここでも結実した物、花に白い斑入りもありました。 草むらや大木の下などにあるので、一般性はありませんがこの地方は自然がしっかり残って しれません。 Θ ▲ 〇 余談ながら: このキツネノカミソリの花が咲き終わり、品種によっては実をつけた後春先に葉が出るまでの (春先葉が出てせっせと地下の鱗茎へ栄養を溜め込んだら花時には葉はかれるそうだ) 今年はなるべくその辺についての関心も維持したいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年08月07日 15時53分39秒
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