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カテゴリ:花と園芸
サギソウの花 花の部分の名称 白い字で少し分かりにくいが粘着体と呼ばれる雄蕊の団子が蛾の目の縁につくことにより 他の花へ蜜を吸いに行ったとき、その粘着体が柱頭にくっつくと言う巧妙な仕組みになって いるそうだ。 2012.08.22 撮影 杉が丘、サギソウご愛好家の熟練になる見事なサギソウの鉢 ちょうどジャガイモの子芋とにた子芋を春先に鉢植えして花を待つことになるが、肥料を がけて保つのが、”育てる” とあって、愛好家の見事な鉢の完成度とは程遠い姿ではある がとうとう10輪まで開花した。 10輪が咲いた。一部重なっているので9厘に見える
8月10日に最初に咲いた1輪は今日17日には枯れてしまった。約7日の花だ。
この3輪は花が少し小さい。春先に仕込んだ球根が幾分小さかったのかもしれない。 年々株数を増やして得られる球根(子芋)の中からこの鉢に見合うだけの数を確保 出来るように心がけるとさらに豊かな繁みとなり、見栄えが良くなるだろう。 ダイサギ、チュウサギ、コサギの内のダイサギかチュウサギ。脚が真っ黒、着地の姿勢。 こんなシラサギの姿勢などもこの花の名前の元になっていることだろう。 8月10日(水) ついに開花
子芋を仕込んでからここまでミズゴケが乾燥しないよう、雑草を抜く事など心がけ乍ら ひたすら成長する事を祈った。 沢山のお蕾を背景にしての一輪の開花で幕を開けた。
花に接近
側花弁の下に雄しべの白いボール状の花粉(粘着体)が見えその下の奥は距でたくられて 蓄えられている蜜を求めて飛んできた蛾が 距にを突っ込んだ際、蛾の目の縁にこの雄しべ の団子がぺたりとくっ付く仕掛けとなっている ⇒ 蛾がもらったその団子は別の花を訪問の際柱頭に届けられる。 限られた蛾(セスジスズメガなど)はかなり遠方からでもやってくる仕組みになっていて サギソウの子孫を残す仕事に寄与しているそうだ。
8月15日(月) 5,6,7輪目も開花した。
7輪開のはずだが六輪開花に見える鉢
経過報告的記載の冒頭にご紹介させてもらった10輪は、この写真で言えば左に分けて 球根を仕込んだグル-プの内、更に2輪が開花して合計3輪の花が16日に開花している。 サギソウの理想的な育て方がいまだ十分理解できていないので、何とも言えないが最初に 載せた写真でもご理解いただけると思うが、 1. より密集した株の配置 2. あるいは半日陰的な育ちを好むのに、私はことさら日当たりのよい場所に鉢を置いた ので、茎が徒長し、その葉の緑が十分でない。 この2点の工夫が来年への課題かもしれない。 (湿地など自生地に在るサギソウは草丈もまばらで見栄えなど関係なさそう) (2) 肥料はすべての花が終わり、地下の球根肥大を期待する日までできれば避けたい この教えには忠実に従っているが、上に掲載した写真でもご理解いただけると 思いますが、丈が不揃いです。 最初に出た葉は長くて大きいが、次の葉から小さくなるらしい。 (3) 若々しい濃い緑の葉はミズゴケのある面からさほど立ち上がっていないので伸び 上がった茎をほとんどカバ-出来ていない。 今年の株にできる球根をできるだけ揃って育つように心がけるとともに、その数増しを 2. 学 名 3. 別 名 サギラン 4. 原産地 日本、台湾、朝鮮半島 5. 草 丈 20~50cm 6. 花 色 白色 花径 約3cm 7. 花 期 7月~8月 8. 環 境 湿地 ※ 「季節の野草・山草図鑑」から引用 ネット検索など参考にさせてもらいましたが、自然の湿地に生えているサギソウの生息地が 減りつつある事と、こうして我々が業者から購入して家庭で栽培している株も病気で維持が 難しい。そんな厳しい環境に在るそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年08月18日 06時55分36秒
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