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三田のいのしし 見て歩き日記

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2016年08月23日
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カテゴリ:花と園芸

今、市内の水田地帯の川除や大原を通りかかると稲穂の間や岸と稲の株列の間などに白い

花が見える。

所によっては沢山に咲いている。

雄の花一輪

雌雄異花と呼べれるタイプで同じ株の花茎の中で頂きに近い部分にこの白い花が咲き目立つ

花粉供給専門の花だから柱頭や子房と言う部分は無い。

雌雄異花と言う素人には聞きなれないタイプの花で、水田の水に近い部分では同じ時期には

こんな果実が見えております。

この水田はイグサやアメリカコナギ、日本のコナギ、オモダカなどが元気でぐんぐん成長して

いる稲株の間や田んぼの岸よりに目立つ。

写真中央の緑の果実2個がオモダカの果実です。

この花茎にはこんな花が咲いておりましたが、大概稲の株と株の間だから見えにくいです。

清楚な花です


3枚の大きめの花弁に守られた形の花です。

川除の田んぼに見られるオモダカは写真には撮っておりませんが、稲株に負けない背丈と

葉の大きさですが、大原の道路沿いの田んぼに見られるオモダカはやや小ぶりです。

オモダカの茎と葉

中央に写っているのが「オモダカ」の葉ですが、その背景になっている線状のものはたぶん

イグサです。アメリカコナギも写っている。

農薬が発達し,JAがその使用方法の伝授に熱心な今日これらの雑草の駆除は、大部分可能らしい。

しかし、あくまでもその手間をかけるかどうか・・・稲の生育具合を判断して行うらしい。


その葉の部分と横に倒れた花茎の雄の花の部位、これから咲く蕾も見える。

子細に観れば右横には咲き終わった雌の花(果実?)も写っている写真

人の目にはこうして咲き続ける雄の花がいつまでも見えるが、考えてみるとこの花粉をもらう

雌の花がどこかで咲いているから雄の花もさくのだろう。

オモダカに関する2,3の情報

1. オモダカの仲間: アギナシの話

       参考写真はありません。

       A. 雄花の咲く位置がオモダカに比べてかなり高く、抜け出ている。

       B. 特徴的な葉はほぼ同じだが、矢尻型の葉の先端が丸い。

       C. オモダカ比 農薬に弱い

       D. 湿地、耕作放棄の水田

2. オモダカは家紋として古代から生かされている。
       a. 奈良、平安の昔から家紋として活用されたらしい。

       b. 歌舞伎役者市川猿之助さん一家の家紋としても知られている。

             初代の市川猿之助さん 初代の生家が副業で薬草の「澤瀉」オモダカを扱う薬屋を

             商っていたことに由来している。

       C. この家紋のお宅もかなり多数だと思われる。

セリの花 :

オモダカ関連の話題はこんなところですが、この花が咲く田んぼの岸では、セリも映えていて

オモダカの咲く時期にはその清楚な白い花が見られるようです。   
2014.08.11 撮影

Θ ▲ 〇

オモダカとは :

1. 科 名 オモダカ科オモダカ属 多年草   同一株の雌雄異花 (私の注釈)

2. 学 名 Sagittaria torifolia (三つに葉のオモダカ属の意 参照)

3. 別 名 ハナグワイ カチイクサグサ(家紋の関連で・・・)

4. 原産地 日本、東アジア

5. 花 色 白

6. 草 丈 20~100cm(水上部分)

7. 花 径 1.5~2cm

8. 花 期 8~10月

9. 環 境 浅い水中、水田

※ 川除の田んぼに見られる「オモダカ」は、その全体がこの野草としてはかなり雄大で、

      初見の際、(@_@)した記憶がある。

      2016.08.22 直接傍により観察して大原などで見られる普通の大きさのオモダカに
      比べて差異があるかどうか。観てきます。

     

     幅の広い道路(田んぼとの高低差約1m)の右肩から下のオモダカを撮影。

     このオモダカの繁茂ぶりを別の写真で見てみると:

     

     水田で降りられないのでこのオモダカの草丈を図ってはいないが5,60cmもあるだろう。

   

     ここも大原の田んぼと同じ場面が見られる。

     

     この田んぼでも、稲の列の前にオモダカとイグサが写っている。

     これまで農家の方への取材から理解していることですが、

     イボクサ、オモダカ、イグサ、アメリカコナギ、コナギなどの雑草を除去することは

     そんなに難しい事ではないらしい。

     しかし、現代では家業の農業の他、お勤めに行ったり別の事業を運営したりの中で、

     あくまで100%除草するか、ある程度の雑草を黙認するか?

     黙認の方向がおおいらしい。 あくまでも推測ですが、この田んぼもその例だろう。

     尚、オモダカは何処まで草丈が伸びるか?

     「季節の野草・山草図鑑」によると100cmとあった。

     従ってもっと大きなオモダカもあるらしいが、想像しがたい。
     また、

     オモダカの立ち姿として、最高レベルの1m高さの草が育ったらこの茎は斜め上に

     広がるので相当目立つ存在になるであろう。
     少なくともこの川除の田んぼの豊かに育ったオモダカを見ても、その全貌をりかいした

     とは言えそうにもないことが分かりました。

Θ ▲ 〇

     余談ながら

     昔の田んぼに於いて草取りはどのようにして行って来たか?

     1945年(昭和20年)~1951年(昭和26年)頃の私の体験談です。

     A. 最初は草取機をゴロゴロ転がして草を取りながら、中耕も兼ねる。

     B. 7月頃、最後の草取りは手で地面をかき回しながら、手に触れた草を抜きとり、まと

           まると地面に押し込み埋める。

     C. 稲の葉先はとがっており、葉の縁はのこぎり状になっているなかで作業は頭を下げて

           行う。

           そうすると稲の葉先が顔などにチクチク突き刺さる、実にきつい作業でした。

     D. 我が家の場合、両親、兄、姉、私が並ぶと5人が横一列で数株の間の除草となる。

     E. 顔がヒリヒリするし、腰が痛くて我慢ならないので参りました。

     こんな作業風景が昔はごく普通に見られました。

      その背景としては、稲を植える際一定の間隔になるように道具を使って間隔をきちんと

       抑えたからできたことでもありますが

       a. その後、農薬の散布が普及し始めたこと

       b.  田植え機(動力)による田植えになったので、稲株の間隔は様変わりとなった。

       C. その他、
       こんな背景で現在の田園風景に変わったのだろうと理解している。






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最終更新日  2016年08月23日 05時49分17秒
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