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三田のいのしし 見て歩き日記

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2016年08月25日
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カテゴリ:花と園芸

改めて今回インタ-ネット情報や資料本でキツネノカミソリについて目を通した。


それは: 
この花は実を結ばない?の通説に対して、花のみで地下の根塊が伸びて広がる場合もあるが
実を結ぶタイプもある。
改めてこの情報について実際の姿を追いかけてみた。

       これがキツネノカミソリの果実

      

       2012.09.05撮影 葉がない。地面から花茎(こんな表現が許されるか?)が出た4本の

       花が終わり、果実が見えている。一つの茎に4,5個の果実がつく。

武庫川のキツネノカミソリに果実が出来る例をこれまで見てきたからです。

改めて、この武庫川のキツネノカミソリ観察回数と期間を広げてこの地のキツネノカミソリが

全て果実(種)が出来るタイプかどうか、確認しよう…これがこの項の本音です。

7月27日(水)2016年度初のキツネノカミソリの花との出合。正直 ”早いなあ”の印象

       

        

        不確か乍ら、この写真からは果実からのはず蛾ではなくて、根茎が伸びてそこから芽が

        出たものであろうと思った。

7月28日(木)続けて2回目の観察 

       花弁の背後から見た花

       

        結果的には何ら理解が進んだ気配もないが、花弁の背後からも観察の例

       1本の花茎からはだいたい5個の花が付く。この株は今3個目が咲いた所

       

8月3日(水)3回目のキツネノカミソリ 観察
       「」
      既報でご覧いただいたので、詳細は省くがこの1週間でほぼ満開状態。

8月16日(火) 4回目の観察 果実がなった株に沢山出合ったので少々驚いた。

     

     これほどたくさんの株が揃って果実をつけていのをみるとこの武庫川のキツネノカミソリは

     全て果実が出来る種類の花だと思った。

     同じ16日、この桜の巨木の下の土手ではまだまだ花も沢山残って咲いていた。

    

   今年のように継続して観察した例が無かったので、このような経過に驚きながら、さらに

     果実の出来た株の成立を見届けようと思った。

8月22日(月)30株あまりの咲き終わった花が果実になっていた。

      上の写真で見えている花が果実になっていた場所

      

      その中の1株の果実の拡大写真

      

       真ん中の果実は3個の種が出来つつあるように見える。 

このキツネノカミソリの自生地に在る株の総数を数えても居ないのに、いいかげんなことは

言えないが、その果実は少なくとも100個とか200個、その中に含まれている種はその2,3倍

がこの土地に落ちる物と思われます。

Θ ▲ 〇    

こんな結果を見ると少なくともこの武庫川の土手に咲くキツネノカミソリはすべて果実が出来る

タイプであるとみてよいと思われる。

青野川土手のキツネノカミソリは?
      現地から2kmほど上流で、武庫川の支流になる青野川の土手で、周辺には樹木は全くない

      場所で多くの雑草の中で懸命に咲くキツネノカミソリの観測がここ数年できていないので、

      この地域のキツネノカミソリが果実の出来るタイプかどうか?

  十分つかめていない。
  果実が付いた株を見た事もあるので、この武庫川の例から考えると青野川のキツネノカミ

      ソリも果実が出来るタイプと見てよいかもしれない。

      尚、こんな変わり花も見られた。

     

      2012.09.09撮影 青野川の土手道 田んぼ側の斜面

      この斜面の雑草の刈り取りの時期如何でこのキツネノカミソリの花もほとんど見えない

      事もありうるように思う。

       2012年は観察の面からは幸いだった。

      このような白い斑入りの花が沢山咲くといっそう人気がでる・・・この写真にであうと

      毎回こんな感想がわく。

  尚、この写真の右端にも果実が数個写っている。

      なおまた、この青野川の土手を上流に向かって歩を進めるとその右岸によく茂った樹木が

      1本見えた。

      なんと”クルミ” だった。

     

      こんな形でクルミと思われる実が沢山生っていた。

      青野川土手上の道から見て左側、川の縁に生えていたので自然に生えた木であろう。

      同じ時(2015.07.24)青野川土手上の道で撮影。

     

      少なくとも数個落ちていた。

      皮が腐り、無くなったクルミの実だと思った。

      
武庫川に合流する青野川はその上流が大きなダムになっていて、満々と水をたたえている。

昔、大正時代か昭和に入ってからか確認はしていないが、神戸市の上水道の水源として、

その辺の豊かな集落や田地田畑をつぶして出来上がったのが青野ダムだと聞いている。

そのダムの真下までは行けないが、できるだけ青野川の土手道を歩きや自転車で通過するのも

或いはキツネノカミソリの自生地に遭遇するかもしれない。

そんな事を考えたからでした。

結局はこれまで新しい自生地は出合っておりませんが、武庫川の例から見ても青野ダムの長大

な土手にも、或いはその付近の山野にも沢山のキツネノカミソリが自生しているはずです。

Θ ▲ 〇


60代、70代、80代と年代の変化と共にウオ-キングや自転車による”散歩”の距離が落ちて来た
が、この武庫川水系の散策で出合う植物や野鳥の豊かさを考えると有難さを痛感します。 

余談ながら:

この22日(月)のウオ-キング11000歩あまりでは、武庫川の河原に「ケリ」と呼ばれる

野鳥が5,6羽居て、望遠で追っかけたことでした(チドリ科)。

次回は土手上からの望遠ではなくて、中岸から可能な限り近づき撮影したいと思っている。






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最終更新日  2016年08月25日 05時48分44秒
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