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カテゴリ:花と園芸
キヅタは「里山のつる性植物」谷川栄子著によると、雄性先塾で開花期が10月~ 12月だとのことでヤツデほどではないが寒くなってから開花するユニ-クな 花らしい。
この著書に掲示のキヅタ、その写真そっくりな場面
通年で色濃い緑のこのキヅタ、名前は知らなかったが元気のいい姿が印象 的でいつとはなしに頭の隅に残っていた。
ご紹介はできません。 つる性植物探しで市内を歩き回っている時に、様々な面白い事を見つけました。
この木の下を小道が走り、年中利用していてこのキヅタには全く気が付か なかった。おそらくどなたもこれがつる性植物だとは思わないであろう。 柿の木など樹木と共生できる理由: 「里山のつる性植物」抜粋 多くのヒゲ状の付着根を出して、岩や樹木の幹に這い上っていく。つるは 太くなるが樹木に巻き付いて締め付けることは無いので樹木を枯らすことは 無い。
東南の方向からこの柿の木とキヅタを見た。
この柿の木にキヅタが張り付いた株の下を年中通過しているが、柿の木 とは全く意識しなかった。 また土手の下から濃い緑がキヅタと呼べれる物だと誰も思わないだろう 西側から見た柿の木とキヅタ
こうしてみると柿の木の繁茂も分かり救われるがキヅタは写真で 見たよりか上に伸びている。 今の時代は柿の実の収穫をしないから木の周りにも目が届かない かもしれない。 ともかく見事に同化している。
木質化した枝については1.で掲示 花のつく葉と花(今は蕾)
浅く3~5裂するものが多いそうだ。松が丘小学校前のキヅタは 蕾(花)が 沢山付いていて花の咲かないつるとそれ固有の葉は 少ないかもしれない。 よると: 1. 雄性先塾であること 2. 散形花序(径3cm前後)枝先から出る球状の花序を1~数個 つける。 3. 果実 ウコギ科に特徴的な黒い果実 球形で始めは赤褐色。冬の間に成熟して、翌年の春以降に黒く 熟していく ※ 上記の著書にこの花の写真も掲載されているが、せっかく市内に 2か所以上のキヅタを見つけた事。 蕾が沢山ついているので、今後外出の際観察を心掛けて写真を 撮りたい。 雄性期 ⇒ 雌性期 ⇒ 果実 大まかに言えばヤツデの花とよく似ている。(三田のいのしし) キヅタとは: 著書「里山のつる性植物」抜粋 冬の原野での観察会。落葉したはずの樹木がまだ葉をつけている ように見えて驚いたことがあった。 冬でも元気な常緑のキヅタがその木を被っていたのだ。最近では 丈夫な園芸品種が壁面緑化に利用されている。 1. 木蔦 2. 別名 フユヅタ 3. 分布 本州~九州 4. 環境 山野の林縁、林内、原野 5. 花期 10月~12月 6. 果期 開花の翌年の初夏
伸び方 1. つる、 2. 付着根 旺盛な伸長力で辺り一面を覆いつくす。 付着根の例-1
この現場では、金網の向こう側に樫木があり、がけ下からこの樫木に 絡んで伸び上がり金網越しに繁茂していると推測しているが樫木へ の付着がどうなっているか、 不明であり、このヒゲネにょり推し 量っている。 これから伸びる蔓に早くもひげ根らしい物が見える。
このキヅタはその点 観察する場所が道路際でありその葉も見やすい ので素人でもここまでは捉まえる事が出来た。
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最終更新日
2016年09月09日 16時18分31秒
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