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カテゴリ:花と園芸
ヒヨドリジョウゴ ナス科 多年草 花冠の裂片の基部は緑色になる。 褐色の雄しべ5個が雌しべ1個を取り囲むように並んで露出する。雌しべは長く突き出ている (「里山のつる性植物」引用」 2016.09.16 生まれて(大げさな)初めてこの状態のヒヨドリジョウゴの花に出合って驚いた。 住まいに近い一画にある藪と道路を仕切る金網の塀(約2m高さ)の上からこちらへ。 アオツヅラフジやヘクソカズラ?などいくつかのつる性植物が絡み合うので、その葉の 特定はその日は出来なかったが、数が少ないながら白い花は緑の葉が茂る現場でも割合 見つけやすかった。 ◆ ◎ 1. 出合い以来数回見に行ったが、花の数は少ないまま。 2. そこで、最初に見えなかったヒヨドリジョウゴの特徴のある葉を探すことにした。 ブログのこの項は、一見ごく普通の葉に見える物やおおよそヒヨドリジョウゴの 葉と言えそうな葉などが見つかったので、その辺のご紹介が主体になったこと 3. 著書「柵山のつる性植物」によると、葉は互生で葉形は、葉をつける位置や栄養状態、 春、秋で変化する。
代表的な葉の形に見える。 つると葉 金網フェンスに一気に立ち上がっているその一部の様子です。 9月28日にここがヒヨドリジョウゴの株の出元とわかった。この写真全体で地上1m くらい。 ヒヨドリジョウゴの特異な葉の形が見られる。 つるから出た脇芽の葉はこの段階ではありふれた葉の形を示す。 1枚目の拡大 下端右に見られる1枚目も葉の右側に切れ込みの痕跡が見える。 単純に普通の葉とは言えない感じ。 典型的な葉・拡大 この葉の切れ込みは2段です。 著書「里山のつる性植物」で例示されているのは1段で、深い切れ込み。 同一株の別のつるに見られる葉 この写真の左側下段2枚の葉は切れ込みが1段であり、浅い。 全てにおいて初見の野草であり、1,2回の観察ですべてを語るなんて出来るはずがあり ませんがつる性植物は葉の形については油断ができない。その点がこの写真でも分かる。 花びらと言いたいが、ともかく後方へ反り返るのが特徴らしい。 この花の姿が開き切った花だと思われる。花期は7月~9月となっているが花数が少なすぎて 花の写真が少ないのが残念です。 似ているナス科の花については参考資料としてまとめてみました。
つる性植物としては強盛の印象は少ないが、小さな白い花、真っ赤な実、全草についた ふわふわの毛など、ヒヨドリが好むという名前にふさわしく優しい印象の種類。 とはいえ果実は有毒で鳥たちが食べることはほとんどないという。 一般に言われている情報では、この野草の真っ赤な実を鵯が好んで食べるという。 また、上戸という名前の謂れは、この実が熟れた時赤くなるらしいが、お酒好きも酔っぱ らうと赤くなる キキョウ科の「ツリガネニンジン」と並んで、風変わりな名前の付け方だと思う。 1. 科 名 ナス科 多年草 2. 学 名 Solanum lyratum 3. 別 名 ホロシ 鵯上戸 5. 草 丈 つる性 6. 花 色 白 葯は褐色(里山のつる性植物) 今回出合った花はほとんど黒に近い/私 7. 花 期 7月~9月 8. 環 境 山野、人里近くの明るい林内や林縁 9. 特 徴 葉柄でまきつく 参考資料 : 花冠の反り返りについて 花冠(花びら)が反り返るナス科の仲間はしたにられる写真からは、イヌホウズキだけだと 思われる。
イヌホウズキの花
右上にあって背中を見せている花が咲き始めであり、左の花が開き切った花だろう。
ワルナスビは花冠は此処までであろう。 黄色い葯は5本に見える。 余談ながら柱頭は緑ですが、へそ曲がり?で上を向いているのが可笑しいです。 雌しべが突き出ている。
◆ ◎ ▲
9月30日(金) もう良かろうと思って畑へ行ったまだ早かった。 畑の仲間に聞いてみたら今年の”日照不足”が原因だろうとのことだった。 原因でしょう。 続けば心配です。
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