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三田のいのしし 見て歩き日記

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2016年11月05日
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カテゴリ:花と園芸

ウリクサの花 

三田市貴志にある貴志御霊神社に向かう道沿いの田んぼの岸で見つけました。

田んぼの岸は、時期によっては草が伸び地肌など見えませんが、秋になり稲刈りの時期になると

多くの田は草刈りされます。この田もたぶん1か月ほど前に刈り取られた野草が少し伸びて来た

時期に当たります。従って、再び伸び上がりつつある草むらでの出合です。

その横顔


多分このように横から見た姿で花長が7~8mmとごく小さい

葉っぱの様子

写真の右端にウリクサの花が1個見えていて、私が証明します、ハイ!・・・の様子

葉の中央の葉脈が紅紫色になることもある・・・とされているので、この葉でしょうね。

今回11月1日(火)に何故この田んぼの岸に近付いたか?
それは、「オカタツナミソウ」とセンブリの写真をきちんと撮りたかったからです。

昨年10月 この貴志御霊神社の秋祭りの折、3、4枚のたんぼ沿いに走っている道路を歩いていて

私にとっては貴重な二つの野草に出合った。

センブリの花  こんな花です



オカタツナミソウ

タツナミソウのように1方向に向けて花が咲く姿勢とこんな感じの咲き具合に興味をかんじ
ましたが、写真撮りがうまくいかなかった。


センブリはともかく、このオカタツナミソウの写真は写りが悪くて、是非今年もう一度挑戦をして

きちんとした写真にしたかったからです。

残念ながら「オカタツナミソウ」は今年は見つかりませんでした。

岸の草刈りにより、その株が消えてしまったのかもしれない。

その代わりか、神様が恵んでくれたのか、この小さな「ウリクサ」の花に出合えた。
正面やや上方から写す

唇形の花とされており、下唇の花3つに分かれている。

情報によれば、うっかりすると踏みつぶす小さな花と、その小ささを描いておりますが、同時に

花全体のりんかくもややあいまいで、撮影に苦労している様も見てとれます。

ウリクサ 雄しべ4本の内の2本か?

下唇弁と上唇弁との間で出ている角状の物が雄しべ4本に内の2本かもしれないと思って掲示

 

情報によれば、花径7~8mm(花長) とあって、花の正面から見たら唇形ですが、花柄から

花の横顔を眺めると、やや長い。それでも7~8mmとあって小さな花。

今回は試みとして、「季節の野草・山草図鑑」175ペ-ジの記事を引用して、この小さな花を
ご紹介したい。

1. 識別ポイント 唇形の小さな淡紫の花
      「」

2. 名前の由来  果実がマクワウリに似ていることから。(どの情報も同じ)
  マクワウリとはたぶんこんな実であろう

      
      ウリクサの果実がこの実の形に似ているようです。

3. 特徴 茎上部の葉の腋に淡紫色の花が一輪咲く。花冠は唇形で長さ7~8mm、雄しべ4本が

               ついている。葉はふちに粗いギザギザがある卵形または広卵形で対生し、長さ7~20

         mm、幅6~13mm。果実は楕円形

     

DATA

1. 科 名 ゴマノハグサ科ウリクサ属 (新説として、アゼナ科アゼナ属もある)

2. 原産地 日本。チョウセン、中国、インド、マレ-シア

3. 花 色 ムラサキ  (淡紫)

4. 草 丈 10~15cm

5. 花 径 7~8mm

6. 環 境 道ばた

観察のポイント

日本全土に分布。茎は四角張り、地面を這うようにして広がるほふく形。日当たりが良いと茎や

葉が紫色を帯びてくる。雄しべは開花中は開いているが、昆虫が触れると閉じて花粉をつける。

再掲

初見における私の感想

ムラサキサギゴケ、トキワハゼに大変良く似ている、やはりその仲間であろう。

 1. トキワハゼ

  

   このトキワハゼに似ていると考える情報は多いと思った。    

   2. ムラサキサギゴケ

   

 
三田市貴志の現場について

ここだけではなくてどの田んぼの岸も、秋になり稲の収穫を迎えるとお百姓さんは丹念に草刈り

を行うので、「オカタツナミソウ」や「センブリ」、そしてこの「ウリクサ」も仮とあれれる。

その草刈り後、株が回復しないままで花が咲いた感じの現場でした。

私がたまたま出合ったのが2016.11.01 であり、本来の花期である8月~10月のシ-ズン中に

この現場に出向けば、10~15cmの立派な株についた花が見られたことだろう。

毎年10月第2日曜日がこの神社の秋祭りで、お神輿、子供神輿、布団太鼓の練り歩きが楽しみ

デスガ、その頃が田んぼの岸の草刈り時期でもあるのでこれらの花をまともに撮影さるとした
ら10月初旬までが無難かもしれない。

いずれにしても、センブリもオカタツナミソウもウリクサのその自然の姿に接する機会をこれ

から増やすことが肝要かとも思われた。






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最終更新日  2016年11月05日 06時04分05秒
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