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カテゴリ:花と園芸
ムラサキケマンの生えている一株の様子 その1例 環境として”山野”(季節の野草・山草図鑑)と紹介されているものの、このような住宅地の 小道にも進出している。2017.04.22撮影 ムラサキケマンの花の拡大図 私は楽器のホルンに似ていると思っておりますが、細長い筒に見える部分が「距」だそうです。
もともと「ケマン」という言葉は、花を糸で連ねて輪に結んだアクセサリ-の事だった。 2. だとすれば、このムラサキかマンは花の色がムラサキで有り、1本の花茎に花が連なって 咲いている様が1.の条件に見える。 ということからの命名らしい。 (三田のいのししの独断と偏見ですが;) 元に戻る 距と呼ばれる部分は甘い蜜を作り、貯めてこの花の先端に蜂などの小虫が懸命に迫ることにより 花粉を小虫に巧みに付着させて、交配の効率アップを図る構造と聞いている。 距の例
では、偶然三田さくらウォ-キング大会で歩いた先の駒宇佐八幡神社の森で出合った。 ムラサキケマン : ケシ科キケマン属 2017.04.15 左下に一見落下しているかに見える花も実は緑色した花柄が出ていて花と距がシーソ-の 状態になっているもの。いかにもムラサキケマンの花らしい成り立ち。 ムラサキ(ヤブ)ケマンの花は:3種類ある ムラサキヤブケマン 上の写真の花 ユキヤブケマン・・・純白の花の場合、シロヤブケマンと名付けられている。 これまでには出合っていない。これからが出合の楽しみです シロヤブケマン・・・少し赤紫色が残るものをこう呼ぶ。
決定的な意見ではありませんが、私見ではたぶんこの花だと思います。 シロヤブケマンの葉
葉先がかなり丸い印象です。 花が咲き終わると種子ができるが、この種子は触ると弾ける。 確かホウセンカやアフリカホウセンカ(インパチエンス)、丹生ギニアインパチエンスなど ムラサキケマンの自生地も花が終わっていても、この種子が見つかればそこがムラサキケマン の自生地だ。 § Δ ヤマエンゴサク 於 福井県、 一乗谷にて 2012.04.13 撮影 朝倉義景公夫人の居館 諏訪館遺跡への登りの道、左側のくぼみで見つけた。 全体として雰囲気が似ている。この1例だけの出合であり、ケシ科キケマン属についての情報 が全くないままの写真。珍しいのでひたすら撮った例。 この例でもそうだが花はホルンのように長いが、花茎は長い花の中間にあり袋状の部分は距で ある。
1. 駒宇佐八幡神社の森 2016.04.10 撮影
森の中でもある程度切り開かれた平地があり、そこの自生している風情だ。 その割には広がっていない。2017年今年は開花が遅れてすべて蕾だったが生えている場所は 広がっているように見えた。 2. 友が丘町3丁目 個人のお宅の庭。(ご家族は移植の記憶なし) 満開かもしれない。 花茎の後部が距であるとわかってもなかなかなじめない。 その葉
その仲間のシロヤブケマンとはその葉に違いが見える…と知って意識して撮ったもの。 だからと言って今は何もわからないが・・・ ケマン、クチベニケマンの数で有れば有数の生殖地ということになるだろう。 ムラサキヤブケマン
※ 花の先端部分だけが紅紫色になるものはクチベニケマン(野草大図鑑より)とされているが シロヤブケマンの名前もネット情報には見えるので、ここではその名前で紹介した。 シロヤブケマン 2017.04.23 撮影
写り方によりこんな感じであり、クチベニケマンの名前が似つかわしいかもしれない。
この自生地は大きな木が茂るものの前方が傾斜地で、公園の企画で前方が開けており シャガの花も数多く咲き、アケビの花も観察できる場所です。 キケマン属の花の実態がどんなことか? まだわかりませんが、逆説的に言えばこれからも探して歩けるので面白い課題だとも言えそうだ § Δ 1. 科 名 ケシ科キケマン属 1-2 園芸分類 2年草 2. 学 名 Corydalis incisa 3. 別 名 ヤブケマン(藪華鬘) 4. 原産地 日本、中国、台湾 5. 花 色 紫、白色 7. 花 径 約5mm 8. 花 期 4~6月 9. 環 境 山野 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年05月06日 05時55分06秒
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