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カテゴリ:花と園芸
アケビ : 別名 木通、通草 と共に普段あまり見慣れない交配の仕組みのようです。 近親交配を避ける、植物の知恵でもあるらしい。家紋にも採用されているオモダカも雌雄異花で 根元側に雌花、先端に雄花ですが同時には咲かないと学んだような気がする。 その花・・・同時に咲いているかに見えるが、時間差があるのでしょうか? 総状花序の基部側にメス花が1~3個付き、先端に雄花が数個付く。 その葉 5枚です 互生で掌状複葉と表現されます。5枚の複葉。確かに手を広げた姿でした。 著書「里山のつる性植物」谷川栄子著17ぺ-ジの写真を見ると、1枚1枚が細長く、その先端 にある凹みの中央には小突起がある…と紹介されている。 この有馬富士公園の山中にある小道を下ると小分かれしている場所にでる。ある日偶然その これまで「シャシャブ」の実が熟れる度合いを観察していたが、「花の講座」となずけられた 台地で見つけた「アケビの花」を含めて何か新しい出合いがあるかもしれないからだ。 軽い気分で歩くコ-スを変えてみただけだったが、分かれ道からそんなに遠くない所にアケビの 花が盛り上がった踊り場があった。 踊り場 5,6m四方で板で出来ている。 真ん中から右に見える緑は、おおよそアケビのつると葉です。 今は、花の終わった姿ですが、数日前までは、花も沢山残っていた。 そこが ”アケビ観察のお手本” の現場になっていた。 今年はその素晴らしい様の一部始終をみるのには遅すぎますが、来年はその終始をすべて 見届けたい。
その2例目 つるが複雑に絡んでいて、この3個の花が同一の花茎についているかどうかは不明。 確実なことでは無いが、この雌しべの先端には液体状の物があるらしい。 同じ株の雄しべの花粉と交配するのを避ける仕組みになっているらしいので、近くに別の株が 無いと交配が成立せず、実が生らない可能性もあるらしい。
雌しべの先端に出ている粘着体に何かが付着した?
偶然、付着しているものが見やすい1例。 上に挙げた雌しべの紫色からこのように変化したものであれば、交配が成立した物だろう。 偶然写っている雌しべが赤い例が何を意味するのか? 実際、この花茎につく果実は2,3個であると思われるので、この後どのような変化が見られる のか? 今後の勉強です。
今年、アケビの株がこの辺の山の複数存在することを今頃になって知ったので、この蔓が よく発達した株でどのように花が咲き、人の目に見えるか。 十分に理解できていないが、雌の花に対して驚嘆と言ってよいほど多い花数が見えた。 その1例です。 雄しべは6個、花は1~2cm。花柄は1.5cm前後。3枚の花に似た萼がある。 の差)とされているのにこんなに多い雄花の存在は私にとって大いなる興味ではありますが 謎でもあります。
上で紹介させてもらった谷川栄子さんの著書により初めてその存在を知ったが、 1. 見られない葉も多かった。 2. その役割が何か、またその存在理由に疑問も感じた。 見つけるのは比較的容易でした。(終わりかけの花を観察して確認) 特に国立行政法人兵庫中央病院の広大な敷地周辺の森は、見通しが良いので見つけやすかった その実が熟れても手が届かないのが残念な気もしますが、来年ま開花状況を観察してみたい。 ウンや松が丘小学校前の森で複数株見て来たし、数多く撮影した写真をこのブログでも載せた ので今回は後回しになりました。 3枚の萼が花びらに様に見えるはなですが、ミツバアケビも花弁は無いらしい。 またこの写真は受精した花らしい、色が変わっている。2016.05.01撮影 葉腋から出た花茎の基部に近い側から雌花が出ており、先端側に雄の花がある姿を示す 雌花の花柄よりも基部に近い部分に雄の花が1個みえる。2017.05.04撮影 昨年ご紹介させてもらったメスの花の姿 2016.05.01撮影。めしべの先端に何か見える。この疑問はまだ解明していない。
アケビの場合、3枚の萼が花びら状に見えますがミツバアケビは萼が反り返って、全体として ぶどうの房状の花の形をしている。 それぞれがこんな形をしている。 アケビの葉はすっきり見えるが、ミツバアケビはふんわりした印象。 熟れた実、但しまだ口を開いていない
昨年松が丘小学校前の株にて初めて撮影の機会に恵まれた。 小学校から中学校の生徒の頃のおやつで、大変貴重な、多からのような存在だったはずなのに 一口、口に含み淡い味にウ~ン! 子供の頃秋になると3kmほど離れた小学校で勉強中から「あの実は今日は口を開けるかなあ」 早く帰らないと誰か先輩に取られるかもしれない・・・こんな想像が頭をよぎったことでした。 2m余りの小さな木につるが絡まっていて森の小路から見えるので、気が気でなかった。 70年ほど前の事でもくっきりと思い出した事でした。 ご存じでしょうが、栗と柿(故郷の土佐では、柿の木山の別名がある土地の事で特に多かった) ブドウは何故か溜池の縁などに在り、これも対象だったが少なかった。 サツマイモ・・・掘りあげて、洗い釜で茹でて食べたが、親たちのおやつにもなった。 餅・・・・・・・年に何回か、沢山作り丸餅や切り餅で保存していた。 など、など 1. 残念ながらこれまで出合っておりませんので写真もなし。 2. 情報では アケビとミツバアケビの子孫らしい。 花は咲くが実はならないとか。 市内の各地や有馬富士公園の山地で気を配っておりますが分かりません。 ※ この有馬富士公園の小道の両サイドにはマムシに対する注意を促す立札がうるさいほど 建てられている。 実際マムシは予想以上に多いはずです。 藪に踏み込むときなど特にご注意、用心願います。
その間に通過する町中のお宅の植木の若葉やや我が家の牡丹やジャ-マンアイリスなどに初夏を 見ました。 半袖で過ごしたり、重ね着をしたり、畑では遅霜を心配したりの季節でもありますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年05月10日 06時34分34秒
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