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カテゴリ:花と園芸
有馬富士の山中で出合ったツツジの花 その1
普通のツツジの花 : 園芸品の一つ
最初にご紹介した「モチツツジ」の花と随分違いますね。
最初にご紹介した「モチツツジ」の花びらがあまりにも洗練していたので園芸品と思い込んだ のですが、あとで詳しくお知らせするようにこれが山梨県から関西までの地域限定版ながら、 ヤマツツジというか、土着のツツジだとしたらすごい。 それで分かった。今回出合ったツツジの花が珍しいので、てっきりこの県立有馬富士公園の 手植え、移植による「園芸品」の花だろうと一時は決め込んでいた。 びっくりしますね。 モチツツジ その1 花びらの幅が狭い花のタイプ
その2 ごく普通の花びらに見えるモチツツジ :花柄に触れるとくっ付くので分かった。
単にツツジ、またはヤマツツジと紹介したら、何方もごく普通にうなずく事でしょう。 有馬富士公園と福島大池の周辺は自然の色濃いが、公園ですから維持者による手入れも加 わっている草花や植木もあると見るのが普通だろう。 しかし、モチツツジの異名の通り黐(モチ)の粘りが花の根元やつぼみなどに在る場合は モチツツジであることだけはt確かなようです。 附近から福島大池に通じる散策道路の両側に見られるモチツツジの2種類について、観察結果を ご紹介します。 1. 花びらが細長い花と花柄
この花の花柄などの写真 腺毛が沢山ある :手でつかむとくっ付きます。
子細に観ると花の間からも腺毛が見えている。 雄しべは5本。
沢山の腺毛が見えますが、その働きについてはよくわかりません。 ただ、ほとんどすべての植物はなにか虫などを呼び込む匂いなどを発すると思われますので ここで粘着力のある腺毛が付いていれば沢山虫が捕まるだろう…想像です。
福島大池の外周道路へ下り、2km近い外周道路を歩きながら出合ったツツジに触ってみました その結果、ごく普通のヤマツツジと思った(つまり花柄に触れてもくっ付かない)が、やはり モチがありました。 やはりモチツツジだと思われます。 三田市内とは言え、他の地域の野生ツツジの花に触れてみて、山梨県から岡山までに自生していると される「モチツツジ」の自生ぶりについて確かめて見たい。 参考までに : wikipedia情報 モチツツジ 1. 科 名 ツツジ科ツツジ属 落葉低木 2. 学 名 Rhododendron macrosepalum 3. 和 名 モチツツジ(黐躑躅) 餅ツツジ(黐躑躅) 園芸品名: 花車(花ぐるま) 4. 草 丈 1~2m 5. 開 花 5月~6月 6. 花 弁 5枚 7. 特 徴 花柄とその周辺につく粘りが鳥モチなどに似ている (名前の由来) 8. 分 布 山梨県から岡山県まで(四国では高知県には生えていない) ※ ”キシツツジ” 1. 分 布 岡山県~北九州 2. 雄しべ 10本 モチツツジの場合 5本 2017.05.18 ウォ-キングのコ-スを大原経由貴志の田園地帯そして大原荘園町を経て帰宅するコースを 選び、モチツツジの観察を主眼にしてみました。 1. 大原の山、10~20m 上った所 3,4株 「」 その証拠 モチのある腺毛 の花が見え、種が飛来して生えた新しい株の出現が考えられた。 3. 貴志御霊神社参道 右(神社から見て) 自然林 4. 大原荘園町と松が丘の間の森 自然林 ほとんどの場合、花柄に触れてみて、そのモチ(勿論腺毛も見ました)を確かめた。 私がイメ-ジする山のツツジは出合いませんでした。 それだけこの市内の山には”モチツツジ” が多く生えていることだろうと思った。 だからと言って、関西の山はすべてモチツツジがツツジの林だなんて即断できるものでもあり ません。 参考までに: 園芸品花車と思われる「モチツツジ」 園芸品のモチツツジと思われる花 三田市大原荘園のご家庭の道端で出合った。
花の付け根に触れると、腺毛がありニチャニチャくっ付くので”モチツツジ”と分かった。 この株の花の根元(花柄)付近に見られる沢山の腺毛の有様 その1
この写真の右下、萼に虫が写っている。カメムシかどうかは勉強不足ですが。 Wikipedeaによると 「花柄のモチにくっついた虫類を狙って食べる「モチツツジカスミカメムシ」と言う、ここに 専門に居つくカスミカメムシ科のカメムシもいるそうだ。 (花のモチにはくっ付かない体質を獲得している)
その2
花柄と萼に腺毛が見られますね。 モチツツジの園芸品花ぐるま(花車)は江戸時代から有名であったそうだ。 オモト(万年青)やアサガオなど熱心に開発する雰囲気が生まれた江戸時代のこととてこの モチツツジも各地で普及(品評会?)したかもしれませんね。
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最終更新日
2017年05月19日 06時04分34秒
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