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カテゴリ:花と園芸
まえがき 野草などの図鑑などで、「・・・に逸失した花」などと紹介されている文章に出合う事があり ますが、今回ご紹介できるイソトマ(キキョウ科)、バ-べナ(クマツヅラ科)、オルラヤ (セリ科)も今この地方では逸失しつつある花の例ではないでしょうか。 イソトマは溝のコンクリ-トの1cmほどの目地、バ-べナとオルラヤは歩道沿いの路肩で各種の 野草が密集して育つ中の厳し環境ですから、定着するかどうかはわかりません。 が、たぶん、この3種類の園芸品は定着しきるのではないか、そんな推測をしております。
イソトマ : キキョウ科イソトマ属 溝の上、コンクリ-トの隙間
5弁の花に見えますが、筒状の花の先端が5つに裂けて星形に広がって咲く(やっしいエン ゲイ記事から引用) その花-3
ギザギザの葉が元気でした。
この花が咲いている所は三叉路ですが、登り地形の左角でおおよそ植物が育ちそうにない 地形ですが このイソトマの一株がよく目立つ存在です。 1. 科 名 キキョウ科イソトマ(旧ロ-レンティア)属 2. 学 名 Isotoma axillaris 3. 別 名 ローレンティア 4. 原産地 オ-ストラリア 5. 草 丈 20~50cm 6. 花 期 5~11月 7. 特 徴 主に栽培されるのはアクシラリス種です。暑さに強く、羽状に裂けた細い葉の わきに星形に開く涼しげなブル-の花を次々と咲かせます。 茎を切ると出る白い液は有毒で巣から、取り扱いに注意しましょう。 ※ 以上は主として、「色・季節でひける花の辞典 820種」を参照。
この樋門のある西谷川が武庫川に合流する地域から200mあまり下流の武庫川にもこの樋門と 同じ形の樋門が設置されております。 今回のテーマ;「バ-べナ」その樋門の中岸で見られました。
武庫川の中岸に「バーベナ」の花が咲いているのに出合いまいした。 バ-べナの花の集まり-1
この花の名前を調べるために、葉と茎を分かりやすく。
このバ-べナは種類が多いので、花の姿や葉など参考に出来て、めどがつきました。
バ-べナとは: 1. 科 名 クマツヅラ科 耐寒性多年草、 秋まき1年草 2. 学 名 Verbena 3. 別 名 ビジョザクラ≪1年草) ヒメビジョザクラ(多年草) 4. 原産地 中央、南アメリカ 5. 花 期 5~10月 6. 草 丈 写真の品種は”匍匐性”のある品種で、バ-べナ・リギタ ’ポラリス’と呼ばれる かもしれません。 ※ 以上の情報は主として、「色、季節でひける花の辞典 820種」参照。
この樋門のある武庫川の中岸はそれなりに場所が広くて、様々な花が咲いておりました。 久しぶりに観察の地域を広げてみている「セイヨウヒキヨモギ」お数株そだっておりま した。この付近には想像以上に多く育っていると思いました。
月見草かその仲間らしい花も一輪見えました。 この地形や環境の元、バ-べナが何故ここにまとまって育ち、その花をさかせているのか? 最初に見た瞬間、何方かが種を蒔いたかもしれない? そう思いました。 他の地区ほど草丈のある野草が生えておらず、また見晴らしの良い場所なので此処で花を 咲かせてみたい・・・そんな夢も悪くありませんね。 ともかく、なぜここにバ-べナが育っているのか、全くわかりません。 三田大橋に近い武庫川の両岸、この付近は草丈の高い野草が茂っております。 そのあたりを草の上から眺めて歩くと、非常に少ないながらも白い花が目立ち、写真を撮る 気ににあります。 セリ科の花: オルラヤ 「」 あまりにも雑草の勢力が強い地域なので、今後定着できるのか、疑問ですが、特に上流に向か って左岸、郷の音ホ-ル付近のオルラヤは、今回撮影した一輪の他にも数輪咲いているように 見えたので、今後も継続して育つ可能性もありそうです。 オルラヤ グランディフロ-ラとは: 1. 科 名 セリ科 2. 学 名 Orlaya grandiflor 3. 別 名 ホワイトレ-スフラワ- 4. 原産地 ヨーロッパ 5. 草 丈 約60cm 7. 特 徴 ロゼット状に広がった人参のような葉の中から茎を伸ばし、純白の花が開きます。 アンミ属のレ-スフラワ-に似ていますが、本種は草丈60cm前後の小型です。 ※ 主として「色・季節でひける花の 辞典 820種」参照。 られます。放置されても育ちやすい性質と見受けました。 その他にも公道の傍の花壇などでも今では自生のオルラヤの花が咲いておりまして、このような 花の種により、武庫川の川べりに育つこの花が生まれたとも言えそうです。 兎も角、今後も歩くたびのこのオルラヤ の花の勢いを観察したい。 ◎ ▲ × 余談ながら: 瀬戸橋の下流、武庫川の左岸で密集して花が咲いている小判草について イネ科 ヨ-ロッパ原産 明治時代に観賞用として導入後逸失(日本帰化植物写真図鑑) 1,2回このブログの中で見て頂きましたが、何らかの形でその種がこの草むらに落ちて、生きのび 狭い空間ながら、その密集ぶりは驚きです。 但し、その草丈が4,50cmで傍に生えている雑草、白詰草などの勢いも負けておりませんから、 今後、その上流や下流の土手で広く拡大できるかどうかは疑問です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年06月08日 09時27分41秒
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