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三田のいのしし 見て歩き日記

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2017年07月09日
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カテゴリ:花と園芸

今年も24節気の一つ、半夏生がやってきましたが、梅雨の雨の中で九州方面、なかんずく福岡

大分の災害がひどい。災害に合われた皆様にお見舞い申し上げます。

駐車場に置いたプランタ-の半夏生の花

   

  花に近い葉の一部が白くなるとされているが、ほぼ1枚の全部まで白くなる葉も見られる。

   

    プランタ-だと株と株の間が詰まって、風情も感じられないが、ともかく白い葉が半夏生を

    告げてくれます。

    

   花は穂状と言われるのでしょうか、細長い花の群れが長い花柄の方から順に咲きあがるらしい

   が、この半夏生の葉はご覧の通り、一部緑の葉と全部白い葉が見られる。

 ご承知のことと思いますが、この植物は花の交配を助けるためにその花の近くの葉が一定期間
 白く色を変える努力を行います。

   花の開花期間がすぎると、また元の緑に戻るという不思議な作用を毎年繰り返すというわけで

   す。

 三田市内では、大原の山の根元で元々大きなお屋敷があったと思われる地点に池があり、そこ

   にこの時期には白くなった葉が沢山みられるので、年々出かけておりました。

   2017.07.07 撮影

  

  かつてここに小さな、しかし池畔には庭木が植わった瀟洒な池があったと思われる小池の

  池尻から溝に流れ出る場所があり、その岸にも何株か育つ半夏生

  

   三田地区は、古代から奈良・京都の朝廷や貴族、仏教、神社の領地だった地区なので古くから

   人々が住み(有間郡⇒有馬郡)、また大原はその一族が今もお住まいです。

   そう言うわけで、この古池の場所もかつては大きなお屋敷があった…と推測できる光景。

 ※ 我が家に半夏生の花が咲き、その株がある理由。

         町内のお宅では、半夏生が庭の植木として繁茂?しているお宅が複数あるらしい。

         その内の一軒からご寄贈頂きまして3年目です。

         1つのプランタ-の株は中庭で、カイズカイブキの垣根の根方に移植。

         混年中にこのプランタ-の株も中庭のどこかへ移植の予定です。  

〇 § Δ

半夏生の花の思い出とこの季節にタコを食べる風習の理由調べ

   1. 京都の知人杉本さんがそのホ-ムぺ-ジ「京都の風景」にて、毎年この半夏生について
   京都の古刹などのご紹介を兼ねて半夏生をご披露されていること。

         ※ 今年は「両足院」の池畔に見られる半夏生が紹介されております。

   2. 2012.07.04 京都市内「蛸薬師」門前でプランタ-に咲く「半夏生」に出合ったこと 

        

        お寺さんの蛸薬師の門前ですが、ともかくなんで蛸薬師の異名が有名なのかずっと疑問で

        したが、今回だいぶ勉強になりました。

        

         蛸薬師の門前のお宅の塀外に置かれたプランターにあって、偶然この半夏生を見た時
   京都らしいな!・・・そんな思いでしたが、今回のネット検索で半夏生の節季にタコ

         を食べる風習が関西は強い事、ここのお寺さんが「蛸薬師」と呼ばれることなどから

         このお宅では努めて半夏生をここで育てているのかもしれないと思い出した。 

   ※ 蛸薬師は正式には「浄瑠璃山永福寺と呼べれるらしいが、今では本堂に蛸薬師如来と

         呼ばれる薬師如来が安置されているそうだ。

         かつて、澤(タク)薬師と言われたことから蛸薬師になったらしい。

    3. 半夏生の頃、タコを食べる風習が関西にはあるらしい。

          この季節はちょうど田植えが終わった頃で、植えた苗が無事に育ち豊かな実りがある

        ように田の神様にタコをささげて祀ったことが風習としてのこったらしい。

          私は四国・高知県(土佐)の出身ですが、この時期になると”サルトリイバラ”の葉を

          もぎ取ってくるように母から言いつけられたことでした。

          家で植えたもち米を粉にし、水でこねた中にアンを入れて丸め、その頂点にべにの

          点を打って、蒸籠で蒸して出来上がりですが、サルトリイバラの葉が見られるのが

          6月頃ですから、やはり田の神様へのお供えが前提ながら、われわれ人間様もその

          御蔭をこうむったということではないか。  






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最終更新日  2017年07月09日 06時38分23秒
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