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三田のいのしし 見て歩き日記

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2017年08月08日
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カテゴリ:花と園芸

7月31日(月)

毎年少なくとも1回はオオマツヨイグサの花に出合いたい、そんな気持ちが続いている。

今年もその時期が来たので出かけました。

その前に、今学習中のトンボ「ウチワヤンマ」(サナエトンボ科)について学んだこと

”逃げられても待てばよい”

トンボと言えば ”飛ぶ” がイメ-ジですが、このトンボはあまり飛ばないらしい。
縄張りを守るのもこんな感じで留まったままが種族の習性らしい。
飛翔力は決して弱くないとか。7月30日も逃げられたと思って撮影を諦めたら戻ってきた。
この時は習性を知らないから思わず”ラッキ-”・・・知ってしまえば、待てばよいのです。


さて:
7月31日(月)武庫川の右岸を広野、青野川の方面へ向かって自転車で出かけました。

最初の出合い
 メマツヨイグサの花

  

   長い、長い武庫川、青野川の土手に設けられている鉄柵の外側と道路側に、ところどころ

   この花の株が勢いよく育ち、花も沢山ついている。

   いわゆる宵待草だろうが、朝の出合いだからさっぱりした感じ。

   同じ仲間のオオマツヨイグサの花が見られるかもしれないと思い、土手道を先に進んだ。

   結局今年も生育地の一つ青野川土手は草刈りにあい無かったので諦めて更に進んで広野

   にある溜池の睡蓮の花を見に行くことにした。


   睡蓮の花の植えられている溜池

  

   

  皆さんご存知ですか、蓮はその葉に切れ込みが無くてまん丸、スイレンは切れ込みが必ず

  あるので見分けは簡単です。

  
  
広野小学校の手前にあるこの溜池から折り返して、青野川土手道を武庫川に向けて戻った

武庫川を戻る途中には、左側に2,3の人家と熊野神社が川そばにある。

そこからさらに戻ると武庫川の土手道右側に排水用の樋門がある。

どれも作りは同じでその頂は監視用のスぺ-スが設けられているが無関係者は立ち入り禁止

その横に階段があり、中岸まで下りる。

中岸の右側の縁を上流に約100mのぼるとオオマツヨイグサが懸命に生きている感じ

 月夜の晩に若い二人がメマツヨイグサやオオマツヨイグサの咲く川岸を歩くと素晴らしい

   ム-ドでしょうが、早朝で猛烈な草むらの中なのが残念だ。

      

    年によって多少の差があるが、猛烈な草の茂み、用心しつつの往復だった。

  幾分本数が減っている感じだったが、私の知る限りオオマツヨイグサは青野川土手の右肩

    とここの2か所だけなので今後も生き残ってくれることを祈りたい。

   
    樋門の下を田んぼの排水が流れる溝が武庫川にたどりつく場所で、下流側の通路から川下

    に約10m巾のオニユリの群落があって今年も健在でほっとした。

   

   

    数年前、大水で中岸も大きくやられオニユリも全滅したこともあった。

    オニユリはムカゴなどから生育して育つとされているので、この下流域にはところどころ

    オニユリの姿が見られるものの、先ほども書きあわわしたようにこの中岸は通常その野草

  が繁茂していて、その中をかき分けたり中岸の縁を伝い歩くのはかなり危険だ。

    ここで厳しい川岸の草むらで生きる花と生き物の話題

    ノハラナデシコ  本当に所々、1株か2株が生き残っている感じです。

    

    中岸(コンクリ-ト製)の隙間から出た株。草むらでもごくわずか生えていた。

     草むらに網を張って生きるクモ

     

      捕まっているのはトンボらしい。

  

武庫川の中岸に咲く花の観察も一先ず終え、大原にある家庭菜園の現況を見ながら家へ帰る事に

した。スイカの実が生き物に食い荒らされるので観察も仕事の一つ

    オクラの花

   

     久留米ケイトウの花

    

畑のある大原を流れる谷川の土手や付近の田んぼの岸などにはこのブログに登場する野草が

数多い。

ウツボグサ、ミゾソバ、ヤマノイモ、オニドコロ、ヤブカンゾウ、アキノタムラソウ、キヅタ

ホタルブクロ、ナンテンハギ、ヘビイチゴ、キツネノマゴ、タツナミソウなど

 

オニドコロの雄株が竹やぶの中から田んぼの縁に見えているので、最後にそこに寄った。

 オニドコロの葉

     

  雌雄異株の鬼野老(オニドコロ) その雄花もこんな感じ。

   

    野老と書いてトコロと読ませる不思議さ!

  私なりに想像しているのですが昔、昔ヤマノイモが食用として非常に大切な時代にあって

    地面から掘りあげる時、このオニドコロの根っこも共に掘りあげる機会が多かった。

    その根っこに沢山のヒゲネがあったらしい(食べられない?)

    そのヒゲネが多くて老人の顔に見られるヒゲに似ている・・・そんなことから野原でみられ

    る老人のヒゲそっくりだ・・・と思った人々から野老の名前が付き、葉っぱなども含めてご

    ついのでオニドコロ(鬼野老)が定着した。

    そんな想像をしておりますがどうでしょうか。

◎ ▲ × 






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最終更新日  2017年08月08日 06時21分50秒
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