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三田のいのしし 見て歩き日記

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2017年10月27日
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カテゴリ:花と園芸

庭のホトトギスの花 今年の風景

   咲き始め

   
   ホトトギスの品種の中だろうがこのホトトギスはやや日陰、木の下などを好むと聞いていた

   しかしながら次にご紹介する町内の歩道花壇に植えられているホトトギスは茎の頂上付近

   だけでなく途中の葉腋からも沢山花が咲いていた。 

  
 この花の紋様がホトトギスの胸に似ているところからホトトギスの名前が付いたらしい。
 
   ホトトギスの全体像 
   

   この花は漢字では杜鵑と書き、鳥のホトトギスは不如帰、時鳥など様々な熟語があるらしい 

   がいずれにしても鳥のホトトギスの胸毛に花のホトトギスが似ているところからの命名。
   2017.10.21現在

  こんなにその葉が綺麗にそろった姿を見た記憶がない。

  そのくらいこれまではルリタテハの毛虫に食い荒らされていた。今年食害はは2,3本だけ。

  この花には蝶のルリタテハが卵を産み、その幼虫である毛虫が葉を食いちぎる様が毎年の事

 
   が、今年は何故か毛虫は1匹だけでして数株の葉が丸坊主のなったもののそれだけでした。

 お陰様と言うか、このような庭の風景を撮っても無様な姿を免れました。

この街の中で、我が家から(国立行政法人)兵庫中央病院へ向かう道路の肩、歩道沿いにも

このホトトギスが植わっていることに最近気が付きました。

  2017.10.25 (水)晴れ 撮影
   
    庭のホトトギスと花の姿は似ておりますが花の付き方はこちらが断然多い。品種の違いか

    お歩様の当り具合の逆か?

   こんな花の付き方もあった。花の枝というべきかよく張っていた。感心の1枚です。

   
    庭のホトトギスは主軸の先端に主に花がありますが、こちらは四方に枝が伸びて花が咲いて
    いる。品種の違いか、太陽光線を浴びやすい歩道とい条件の良さがきいているか?

    葉の付き方 : 互生

    
    主軸の葉腋から次々に花が付いている姿も見えます。毛虫はいなかった。

     一輪の花を見ると。

     
     久しぶりの観察で忘れておりましたが、お気づきでしょうか花の根元にある丸い物は距です
     確か5個ぐらいあると思います。ここに蜜が溜まっているはずですが蜜を吸いに来る蝶や蛾

     は長い吸い口を持っていないと届かないでしょうから、種類が限られそうです。

   こんなに沢山の花が付いているのに驚かされました。

何事もそうなんですが、我が家の庭しかホトトギスの株を見たことが無かったので、その花の咲

き方もこんなもんだと思い込んでおりましたが、環境や種類の違いで沢山の花がつくらしい。

今年気が付いた事と言えば、この花の葉に卵を産むルリタテハ蝶の事ですが、この蝶はモンシロ

チョウなどのように花の蜜を吸う行為をあまりしないそうです。産卵の時に限り来るかもしれな

い。食料は主に樹液とか獣糞などに頼っているらしい。

なのになぜルリタテハがホトトギスに近寄って卵を産むか? 幼虫の食草の一つか?そうです。

この幼虫、毛虫が食べる食草の一つがホトトギスと言う事だそうです。そういうわけでめったに

ルリタテハ蝶が庭のホトトギスの株に卵を産みに来ないのでブログを書いているこの10年あまり

でも一度も出合った事がありません。
(この辺の情報は主として「日本のチョウ 成虫・幼虫図鑑」参照 ご理解願います。

次は、ルリタテハに限りませんが、蝶々は翅の表と裏でその模様や色が吃驚するくらい違う事を

今年のウォ-キングと蝶々の観察で知りました。草などに止まっている時が一番無防備になるの

落ち葉などに擬態したり、恐ろしい雰囲気になったりでしょうね。推測ですが。

 翅の表 お借りした写真です。

   

    裏翅 : お借りした写真です。

    
     この裏翅の模様を見ての印象ですが、大木の樹陰やその草むらなどにいる時間が長いかも

     しれない。

     訪花性は弱い。樹液、腐果、熟した柿、獣糞などで吸汁(日本のチョウ  成虫・幼虫図鑑)

我々人間が考えるよりも厳しい生存競争にさらされているから今生き残っている蝶々はどの種類
も生き残れる姿になった物のみ飛んでいるのだと割り切ればそれまでですが、裏表がが違いすぎ

るので、改めて感心しているのです。
元へ戻って花の模様がホトトギスの胸毛の紋に似ているからと言って「ホトトギス」と名付けら

れたこの花だって生き残れた工夫があったことだろう。

ホトトギスについて、手元にある図鑑「季節の野草・山草図鑑」に沿っておさらいをします。

 ホトトギスとは:

   1. 園芸分類  多年草

   2. 科名/属名 ユリ科ホトトギス属

   3. 原産地    日本  

   4. 花 色    白、紫 

   5. 草 丈    0.4~1m 

   6. 花 径    4~7cm  

   7. 花 期    8~9月 (我が家や歩道では10月の今も花盛り) 

   8. 環 境      山地、林内

◎ 〇 ◆

余談ながら :

歩道に咲くホトトギスの花の撮影の為に歩いた歩道に常緑ヤマボウシのみ果実が熟れていた。

先日このブログに登場してもらったのですが、今回ホトトギスの撮影後帰り道にて改めて

眺めてみたら特大の実が残っていた。

   これです。

  
   ヤマボウシの実と比較しませんが大きいです。






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最終更新日  2017年10月29日 09時58分56秒
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