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三田のいのしし 見て歩き日記

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2017年10月30日
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カテゴリ:花と園芸

ヌルデハベニサンゴフシとはこんな物

最初の出合い : 9月3日 ヌルデの木とその先端にぶら下がった異物



9月03日 ヌルデの虫こぶとしては変なものだ…程度の認識だった頃。

以上の2枚 2017.09.03 友が丘2丁目の小公園の林縁で出合った。ヌルデ観察の賜物です。

以下はその後の観察結果

2017.09.23  2回目の観察写真 このアブラムシは2次寄生を行うため脱出するらしい

かなり若い最初の写真に比べると表面がだいぶあれている。アブラムシが飛び出し始めている

かもしれないが、表面に色や形状の変化については単なる推測です。

2017.10.11

ヌルデの枝・葉とヌルデハベニサンゴフシの黒く変化した表面



同上10月11日のヌルデハベニサンゴフシ 近影

表面に穴が開いていて「ヤノハナフシアブラムシ」と呼ばれるアブラムシが殻を破り、飛び出

して第二次寄生先へ移るその痕跡らしい穴があいている。

ネット検索情報によると、第2次の寄生により成長し変化する可能性も考えられるが、ネット

情報によるとこの辺までしかわかっていないらしい。

また、「ヌルデの虫こぶ」のようにその中に含まれるタンニンを利用するために回収することも

ないそうだ。

この友が丘や兵庫中央病院の広い構内と近接する森、有馬富士公園、福島大池などのヌルデの林

で、この珍しい「ヌルデハベニサンゴフシ」はこの1個だけだった

かなり珍しい存在らしい。

2017.10.28(土) 雨だった。

図書館の帰り道、このヌルデの株と「ヌルデハベニサンゴフシ」のその後を観察するために

雨中立ち寄った。

残念ながら、ヌルデハベニサンゴフシは無かった。 

今年初めて出合った「ヌルデハベニサンゴフシ」の参考情報

その(1)

ブログ「かわ遊び・やま遊び」などの情報

1. ヌルデハベニサンゴフシ(ヤノハナフシアブラムシ)と似た仲間にヌルデハサンゴフシ

      (ハナフシアブラムシ)の2つがある。

      虫こぶには2種類あって名前も似ているが、今回の物は翼葉に作られているのでヤノハナフシ

      アブラムシによって形成された「ヌルデハベニサンゴフシ」でしょう。
2. もう一つは、葉軸に作られるので「ヌルデハサンゴフシ」と呼ばれ、ハナフシアブラムシによ

      って作られるのだそうです。

      ※ 正確にはアブラムシを見比べないとわからないらしい。

3. 別名 ヌルデハナフシ

4. ヌルデハベニサンゴフシ 日本語表記 「白膠木葉紅珊瑚五倍子」 だろうか?私の見方

この名前の末尾にある「フシ」は漢字で表記すると「五倍子」「附子」と書くらしい。

この五倍子をフシと読むのには慣れない私など大勢戸惑いがある。

そこで

インタ-ネット上に様々な質問と回答がある。その一つ

”ヤフ- 知恵袋”
漢字で五倍子と表記されている由来をお聞きしたい。

回答

   五倍子とはヌルデの若葉に寄生したヌルデシロアブラムシの刺激によって植物体の保護

   成分であるタンニン酸が集中し、その部分が膨らんだもので、いわゆる虫こぶの一種で

 すから実の部分ではありません。

   「虫こぶの部分が五倍の大きさになるところからこの名前があります」

   もともと漢方薬の名前ですから日本で付けた物ではありません。

虫こぶの名前の付け方

   樹種+部位+形状+フシ

   ヌルデ+葉+紅珊瑚+虫こぶ(フシ)


誤解しがちな「ヌルデの虫こぶ」 :経時変化で表面の色も変わるようです。

2017.08.25撮影の若い状態 成長する過程で表面の色・形状の変化もあるだろう。
ヌルデに寄生する虫としてはこちらが圧倒的に多いらしい。お歯黒の原料などになるらしい。

そもそもヌルデハベニサンゴフシが寄生するというウルシ科の樹木とはどんなものか


言わば林縁で、様々な雑木の中に1本で、独立した姿に出合った事が無いが、大原地域、この
友が丘にも沢山あることがわかった。

見分け出来る根拠 葉軸に翼がある。このことは本当に分かりやすい!


葉にある翼

ヌルデハベニサンゴフシというヌルデに寄生している特殊なアブラムシ?の奇妙な珊瑚状の

を発見、出合いが出来たきっかけと経緯とは?

ウルシ科のヌルデの木に出合い観察している内に、「ヌルデの虫こぶ」と呼ばれる物に出合い

日々ウォ-キングの往復の中で、この友が丘2丁目の林縁でヌルデに出合い撮影をつ続けてい

る内に枝先で葉に交じって奇妙な物がぶら下がっていることを発見。


2017.09.03

取敢えず「ヌルデのこぶ」の一つとしてブログに載せて来たのがヌルデハベニサンゴフシ。

 (日本語では白膠木葉紅珊瑚五倍子(又は附子)と書くかもしれない。)

それが冒頭の写真の状態になったことと、ネット検索中に偶然あるブログにその名前の正しい

情報に出合ったことで、

   1. そんなにたくさん存在しない珍しいな物であるらしいこと。

   2. 「ヌルデのこぶ」が「お歯黒」に利用されるのに対して、こちらは利用されないらしい
   事も分かった。

三田市内の森、林縁でこのヌルデハベニサンゴフシがどの程度存在するか全くわかりませんが

「ヌルデのこぶ」同様ヌルデに寄生しながら全く別の物が存在しることに強く興味を感じます。

 






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最終更新日  2017年10月30日 08時15分23秒
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