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カテゴリ:旅
旅館で食事を済ませ、いよいよ伊勢神宮へと参る。
今回はスピリチュアル・カウンセラー江原さんの本 江原啓之神紀行(1)を読みつつお参りしてみた。 まず向かったのは猿田彦神社だ。 猿田彦は天孫光臨の際、道案内をした地元の神様だということで、導きや新たな道を切り開くことに霊験があると言われている。 詳しくはこちら 露払い的な存在として、ここからお参りを始めるのがよいのだとか。 いままでのお導きに感謝。 もうひとつ境内にあるのは佐瑠女神社でアメノウズメ命を祭っている。 アメノウズメと言えば、アマテラスがスサノオの狼藉に腹を立てて天の岩戸にこもったときに岩戸の前で踊った女神だ。 それはもう踊りまくりで、乳はおろかアソコまで丸出しにして踊るもんだから、それを見た神々はどっと笑いだした。 その笑い声を聞いたアマテラスは「何がそんなにおかしいんやろか?」と顔を出したところを御用となったのである。 何とも愉快な話しである。 こうした話しからアメノウズメは神楽、技芸、鎮魂の神として尊崇を集めている。 人間的な魅力を祈るにはよいところだという。 一通りお参りを終えたあと本殿裏を覗くとおみた祭なる看板が立っている。 引き寄せられるように歩いていくと、そこには田んぼが… これは神様に供えるお米をつくる田んぼで、数日後に田植えの祭りが行われるというので、地元の人だろうか、苗の準備をしていた。 さらに近づいていくと、田んぼの右手にある土手というか小山には、何とも言えない気持ちのよい静けさがあふれていた。 それは豊かさというか、豊穣というか。 やさしく輝いていた。 やわらかな日差しに若葉が芽吹き、藤の花が咲き誇る。 蜜を求めてクマバチが羽音を唸らせている。 文句のつけようがないほど命にあふれている。 こういうのを陽の気が極まるというのだろうか? しばし、うっとりである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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