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カテゴリ:考え事
熟年離婚の原因で最も多い理由が「夫が家事を手伝わない」だそうだ。
一度は愛し合った二人が離婚することになるなんて、よほどの理由がありそうなものだが、実際はそれほどたいした理由ではないらしい。 1位もそうだが、それ以下のほとんどが、夫の性格についてである。 何故一度結婚した者同士で行き違いが発生するのか。 2つの理由が考えられる。 1つは、夫が結婚するまでは自分の不利な性格を隠していること。 男性がどうしても女性と結婚したい場合に、自分のマイナスな性格を隠しておくことがあるかもしれません。 結婚してしまえばこっちのもん、みたいな感じなんですかね。 もう1つが、夫の性格が変わってしまうということ。 これ、無さそうで実はあることなんです。 どうしても欲しいと切望したモノがあるとします。 しかしながら、実際それが手に入り、日常生活の一部に組み込まれたら、途端にそのモノへの情熱が失われてしまうのです。 それがあるのが普通。あって当然。 そのような状態になってしまうと、必要なものの必要性が見えてこなくなってしまいます。 私にはあの女性が必要だ。彼女無しでは生きられない。 そう確信していた人でも、いざ結婚して、何年も一緒に生活していくと、彼女の必要性を見失ってしまうのかもしれません。 隣に居るのが当たり前。彼女が居なくなることなんて、あまり想像できないのかもしれませんね。 このことは物に対しても言うことが出来ます。 私達が物を購入する時の動機の第一位にあるのが、そのものの魅力だと思います。 かわいいとか、面白いとか、便利だとか、何らかの魅力に惹かれてお金を払うにまで至ります。 しかしながら、それが日常になってしまえば、そのかわいいだとか面白いだとかいう感情は、段々薄れていってしまいます。 そして何年か後には別のものを買ってきて、それは捨てられてしまうでしょう。 それは別に、そのもの以上の魅力があるものを発見しただけではなくて、そのものの価値観が低くなってしまっているのも原因だと思います。 人が新しいものを欲する感情も分からないでもないですね。 そう考えると、人の欲望を満たすのは、買った後どうこうすることではなくて、手に入れること自体にあるのかも知れないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月01日 00時45分06秒
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