国宝薬師寺展

2008.06.04

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カテゴリ：心が和んだひととき

「国宝薬師寺展」のお話し

６月３日（火）、ヨリモのプレゼントキャンペーンで当選した「国宝薬師寺展　-夜間鑑賞会-」に長男と行ってきました
妻と長女は、バレエレッスンで行けなくて残念

長男は、造形に興味があり絵画・彫刻・工芸と見るのも、自分で描くのも、作るのも好きで、夢中になるとものすごい集中力を発揮します・・・勉強に発揮すればいいのに。。。

長男を誘ってみる・・・
私　　「国宝薬師寺展というの一緒に見にいく？」
長男「絶対に見てみたい」（←薬師寺展のHPを二人で見ながら）

（ここだけの話。国宝薬師寺展もうれしい、でも長男と行けるのがめちゃくちゃうれしい・・・）

JR上野駅公園口を出て、暗くなった公園内を歩いて、東京国立博物館・平成館に到着。

聞いた話しによると、通常は入場制限され、最少で20分、120分待ちは、ざらだとか・・・

こんなに、ゆったり見られるのは、幸運です。
入場券を見せていよいよ入館

第一章「薬師寺伽藍（がらん）を行く」、第二章「草創期の薬師寺」、第三章「玄奘三蔵と慈音大師」のコーナーに分かれています。

いきなりですが
「父＆長男セレクト『国宝薬師寺展』みどころ」の発表

日光菩薩立像・月光菩薩立像（国宝）
聖観音菩薩立像を拝観し、スロープを登ると、日光菩薩立像、月光菩薩立像の顔が見えてきます。立像のちょうど正面に拝観スペースがあり、ここから立像とだいたい同じ目線で向き合うことができます。そしてここから、今度はスロープを下ると、約３１５cmの立像を見上げることになり、そして光背をはずしてある背中を見ることができます。生きているかのような、今にも動きそうな、そして存在感と迫力、適切ではないかもしれませんが「かっこいい」が長男と共通の感想。そして、すべての展示を見終えてもう一度、日光菩薩立像、月光菩薩像をしばし、ゆっくりとあらゆる角度から拝観しました。（←夜間鑑賞券のおかげです）。光背をはずして日光菩薩立像、月光菩薩立像を並べての公開は初だそうです

　左から日光菩薩・月光菩薩・聖観音菩薩

「日光・月光菩薩」について
薬師如来の脇侍を勤める菩薩であり瑠璃光浄土に於ける代表菩薩で、ほとんどは薬師三尊像で存在するそうです。

聖観音菩薩立像（国宝）
会場に入り、板絵神像、八幡三神坐像、東塔露盤蓋板、仏足など見て、展示室奥に見えてくるのが、聖観音菩薩立像。まず空気が変わります、そして前に立つと全てを見透かされたようで嘘はつけない、思わず心から素直になれ、安心感と安らぎの時を過ごすことができました。「安らか」が父、「きれい」が長男、そして「ありがたい」が共通の感想。

「聖観音菩薩」について
経典では釈迦如来が観音に「善男子（ぜんなんし）」と呼びかけています。観音様は法華経の観音菩薩の三十三変化身に説かれるように女にも男にも変化自在なんです。

塑像人物像頭部（そぞうじんぶつとうぶ）
人の顔の６ｃｍほどの石の彫刻。塑像人物像からとれてしまった頭部だけが展示されているのですが、とてもリアルで、少々怖いのです。塑像残欠には、表情が苦悩に満ちたものもあり、なんとも印象的、父と長男は「怖い」が共通の感想。不真面目、脳年齢の低い父子は、「身体に、これが付いたら怖い、怖い」とくだらないことを言っていた・・・

国宝薬師寺展、すばらしかったです。

ほんと、行って良かった

６月４日～最終日８日までは、夜八時まで開館延長するそうです

そして帰り道、長男と上野公園の噴水やら（一番右側が長男のケイタイで撮影）